2015年05月04日 [08:19]   鹿島アントラーズ | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第9節 鹿島 vs 甲府

GW後半戦に入り、J1も連戦の第9節。
ここ5試合を3勝1分1敗で、虎視眈々と上位進出を狙う鹿島。
第2節の名古屋戦に勝利して以来の6連敗中で、現在最下位の甲府。
甲府としては、ここで何とか1勝をしたいが、鹿島としてもここできっちりと勝点を稼ぎたい所。

Jリーグ2015 Division1 第9節
県立カシマサッカースタジアム/15,340人
鹿島 0-1 甲府
(甲府) 伊東純也(47分)
ホーム鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、24 伊東幸敏、23 植田直通、5 青木剛、16 山本脩斗、20 柴崎岳、27 梅鉢貴秀、32 杉本太郎、13 中村充孝、7 カイオ、15 高崎寛之の4-2-3-1
アウェー甲府のスタメンは、1 荻晃太、8 新井涼平、17 津田琢磨、13 野田紘史、28 橋爪勇樹、23 稲垣祥、4 山本英臣、27 阿部翔平、14 堀米勇輝、15 伊東純也、9 阿部拓馬の3-4-2-1。

甲府が勝利
立ち上がりから鹿島がボールポゼッションをしての優勢に試合を進める展開で、甲府は自陣に下がって守る形となる。
鹿島が優勢に試合を進めているものの、甲府も徐々にカウンターを仕掛けられるようになって、チャンスを作る。
後半立ち上がり早々、前半は劣勢だった甲府が、中盤で鹿島の中途半端なパスをカットして素早く阿部拓から伊東純へとパスを出すと、これを胸トラップから前に抜け出した伊東純が上手くシュートを決めて甲府が47分先制。
1点を追う鹿島が攻め切れない展開が続く中で、63分、急遽主審が第4審と交代。
72分には良い位置でFKを得た鹿島が同点のチャンスになるが、小笠原満の蹴ったシュートは、GK萩が素晴らしい反応で止めてゴールを許さず、逆に80分には甲府が縦に早く攻めると、左サイドを突破した伊東純からの絶妙なパスをアドリアーノがシュートまで行くが、これは惜しくもバー直撃。
鹿島がとにかく点を取る為に全体が上がって猛攻を仕掛けるが、甲府はがっちりとゴール前を守ると、そこから一気のカウンターを仕掛けて追加点を狙って行く。
アディショナルタイムが、長い6分となると、そこも鹿島が攻めて、甲府がカウンターを狙う展開の中で、稲垣祥が2枚目のYCで退場、しかし、鹿島は得点を最後まで奪えず、甲府が勝利。

甲府連敗脱出
正直、甲府が勝てるとは思っていなかった試合は、予想通りと言うべきか、立ち上がりから鹿島が押し込んで、甲府はとにかく守る展開になった。
ただ、自陣深く5バックとなった守備陣が固く守る事で、鹿島の攻撃を耐え抜いて耐え抜いて、鹿島のミスをついて先制する事で勝利を掴むことが出来た。
先制した後は、ある意味甲府の狙い通りの展開と言うべきで、鹿島が点を奪うために攻めてくる中で、奪ったら一気に前線に送ってカウンターから追加点を奪いに行く、何度となく決定的なシーンを作っていて、追加点こそ奪えなかったものの惜しいシーンは何度もあった。
鹿島にとってみれば、リスクを冒してでも攻めていたので、カウンターはある程度分かっていたとは思うものの、前半圧倒しておきながらも、後半は、完全に甲府の手のひらの上のような展開になってしまって、足下を掬われた感じはある。
とはいえ、甲府はこれで連敗脱出、何とか降格圏脱出の足掛かりにできるかどうか、次節の結果次第で、この試合の価値は変わってくるだろう。

バランス感覚
正直、鹿島は鹿島らしくないサッカーと結果になったように思える。
鹿島の強さは、攻撃の時にも守備を、守備の時にも攻撃をきっちりと意識しているような、そういうバランス感覚の良さが、勝負強さにも繋がっていると言える。
それが、後半、ここから攻撃に行くという意識もあっての小笠原満の投入だったが、そこで逆に失点して敗れることになった。
ただ、その要因がバランス感覚の欠如だったようにも思える。
前半から優勢に試合を進めていた事で、守備の意識が若干希薄になったように思え、それが、失点シーンの要因となった高崎寛の中途半端なバックパスになったように思える。
もし、もう少し攻守のバランスの意識があれば、あそこでは、無理に繋ぐことを考えるよりも、もう少しセーフティーな選択が出来たと思う。
また、1点を取り返すためという事もあってだろうが、猛攻を仕掛けておいて、カウンターから危ないシーンを何度も作られてしまったのも鹿島らしくないだろう。
こういうバランス感覚の欠如が、今季の鹿島の成績が伸び悩んでいる事に繋がっているのではないだろうか。

後半のサッカーの重要性
前半は耐える展開ではあったが、後半早々に先制した事で、狙い通りの展開に持ち込むことが出来たとも言えるだろう。
とはいえ、今の甲府にとってみれば、そう簡単に多くの得点を奪えるとはいけないだろうとすれば、先制を許してからの逆転を出来るだけの力はない。
そうなると、どうやって先制点を取るのかという事になる。
その為に、徹底して耐えた前半の戦い方もそうだが、どれだけ相手の隙を逃さずワンチャンスで決め切れるかどうかになってくるだろう。
正直、甲府の力でこれからも勝っていくのは困難だと思えるが、サッカーの試合において、そう簡単に90分間全く手も足も出なくて敗れるなど、Jリーグではない。
とすれば、どれだけ耐えて、隙を逃さないチャンスに先制する事が出来るかどうか、それと同時に、先制した後、この試合の後半に見せたような、守りながらも、相手が攻めてきた隙を活かしたカウンターを仕掛ける事、この試合では追加点を奪えなかったが、出来れば追加点を奪って確実な展開に持ち込むことが出来るかどうか、その戦い方が今後の甲府が勝つために必要な所になるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。