2015年05月17日 [08:31]   浦和レッズ | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第12節 浦和 vs F東京

J1も第12節。
今季、リーグ戦では未だ無敗で、首位に立ち続けている浦和。
それを追う現在2位のF東京は、残念ながら前節敗れたものの勝点差は1。
浦和にとっては再びの首位攻防戦、ここを制するのはどちらか。

Jリーグ2015 Division1 第12節
埼玉スタジアム2002/42,995人
浦和 4-1 F東京
(浦和) 李忠成(5分)、関根貴大(42分)、武藤雄樹(47分)、梅崎司(76分)
(F東京) 前田遼一(74分)
ホーム浦和のスタメンは、1 西川周作、46 森脇良太、4 那須大亮、5 槙野智章、24 関根貴大、8 柏木陽介、22 阿部勇樹、3 宇賀神友弥、20 李忠成、19 武藤雄樹、30 興梠慎三の3-4-2-1。
アウェーF東京のスタメンは、1 権田修一、2 徳永悠平、30 カニーニ、3 森重真人、6 太田宏介、10 梶山陽平、7 米本拓司、8 三田啓貴、38 東慶悟、23 林容平、14 武藤嘉紀の4-1-2-3。

浦和快勝
開始早々、F東京が仕掛けるかと思われたが、5分右サイドから左サイドへと展開して、F東京のギャップを作っておいてから宇賀神友の早いクロスにニアサイドGKの目の前に飛び込んだ李がつま先で触るようなシュートを決めてゴール、浦和が先制する。
1点リードを許したF東京は、攻勢に出るが、惜しい所まで行くもののなかなかシュートまでいけず、逆に、浦和はF東京の守備陣が中盤でのマークがルーズなのを活かして、ボールを動かしチャンスを作る。
チャンスを作り切れないF東京は、フォーメーションの変更、更には早い段階で交代カードを切るなど流れを変えに行くが、試合の流れは完全に浦和で、きっちりと相手を潰して、ボールを奪ったら早い攻めを見せていくと、42分には、再び中盤のスペースを活かして、サイドを展開しておいて、左サイドから宇賀神友がクロス、浦和の前線がニアに走り込む事で、相手DFが全員ニアに寄った所で、逆サイド完全フリーの関根貴、抑えた良いボレーを決めて浦和が追加点を奪う。
更に後半開始早々、今度は右サイドからの攻めで、スルーパスに抜け出した関根貴が中にボールを入れると、ニアサイドで武藤雄が合わせてゴール、浦和が決定的とも言うべき3点目を奪う。
浦和ペースの試合ではあったが、何度かここだけは互角以上にやりやっていた左サイドで、太田宏のアーリークロスに前田遼が頭一つ競り勝ったヘディングシュートを決めてゴール、F東京が74分、1点を返す。
しかし、1点を返してF東京が追い上げたい所だったが、すぐに浦和が高い位置でボールを奪った梅崎司が、そのまま左足一閃、左下隅ギリギリにポストをかすめるように決め、76分、浦和が4点目。
その後、F東京にもチャンスはあるが、浦和ペースという展開は変わらず、試合終了。

内容・結果共に浦和
首位攻防戦と言うべき試合であったが、その内容、そして、結果共に、明確に力の差が出てしまった試合になった。
立ち上がりこそ、F東京が仕掛ける意識を見せたが、前掛かった事が問題とするべきか、システムを変えた事による弊害か、最終ラインと中盤との間にスペースが出来て、そこで浦和は基点を作って、サイドへと展開する事で、F東京の守備陣を翻弄していった。
本来ならF東京はサイドを使っていきたかったのだろうが、しかし、そのサイド攻撃にも、浦和の森脇良と槙野智に武藤嘉も東も抑えられてしまい、林が気を吐くも孤立。前半の早い段階で、システムを変更して、林のフォローを武藤嘉が行って、上手く前線で基点を作りたいというF東京の意図に対しても、浦和の中盤と後ろの連動した守備に可能性はほとんどなく、逆に、前に出たいという気持ちの影響か、折角守備を改善する為に入れた高橋秀にしても、中盤のスペースを埋める事が出来ず、簡単に得点を重ねられた。
何とか1点こそ返したものの、そのすぐ後に、浦和に4点目を許してしまう結果に、結局、浦和の強さが際立った試合になった。
ところで、前田遼の今季初得点は浦和だったが・・・流石に既に呪いは無いよなぁ。

破綻した守備
ここまでの失点数は8。広島の7に通じて、リーグで2番目に失点が少なかった。
浦和は前節の4失点で、失点数が増えたが、両チームとも守備が良く、失点が少ない、堅守のチームであると言えるだろう。
にもかかわらず、この試合は4失点。
しかも、この試合の内容的に言えば、守備の良さなど欠片も感じさせないような、破綻をしていた。
最大の要因は、中盤から前の守備の問題だろう。
最初は3トップにして、前線からプレッシングと裏を取りに行きたかったのだろうが、しかし、攻撃でも封じられただけでなく、守備に転じても、それぞれがバラバラに守備に行った事で、結局、浦和の最終ラインにかわされてパスを繋がれると、前線に引っ張られるように中途半端に前に出てしまった事で、中盤の裏に大きなスペースが出来てしまった。
個々の守備でどうにかなるようなレベルのサッカーは、既に今のJリーグでは成り立たず、確かに局所的には1対1が重要だろうが、しかし、守り方としてはどうやって数的有利を作るのかと言うのもあるだろう。
連動できない守備では、相手の連動した攻撃に対応出来る訳もなく、完敗となるのも仕方が無い内容だったと言えるだろう。

快勝の中の課題
圧倒的に優勢のまま勝ち切ったと言える浦和。
攻撃でも、前線のメンバーがきっちりと結果を出したし、守備陣に関しても、F東京の攻撃を完全に封じた。
但し、その上でも、試合中に修正し続けた事も大きい。
ただ、問題が無かった訳もなく、失点を許してしまったシーンに関しては、完全に隙を作ってしまった。
ほぼ完全な守りを見せていたものの、失点シーンや終了間際のシーンなどは、どちらかと言うとバタバタとしていた。
得点力の高さもあるのが浦和の良さではあるが、それと同時にやはり失点をしないことが、今の浦和の強さだろう。
得点力、特にサイドからの攻めでの攻撃は見事であったが、その上で守備の改善、前節4失点した事を考えても、隙を見せてしまえば、先日のG大阪戦では勝利できたものの、昨季、G大阪に、そして、今季もXSCでG大阪に敗れたように、終盤でのやり合いの中で敗れることになる。
この課題克服をしていけば、浦和が負ける事は無くなるし、今季こそのリーグ戦制覇も可能だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。