2015年05月24日 [09:36]   湘南ベルマーレ | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第13節 湘南 vs 清水

J1は第13節。
昇格してから悪く無い成績で、ここ5試合も2勝2分1敗で10位の湘南。
なかなか勝てなかったが、何とか負けずに来て、漸くの勝利をしたかと思えば前節は敗れて16位の清水。
結果が出てこない清水が、湘南相手に良い結果を出せるか。

Jリーグ2015 Division1 第13節
Shonan BMWスタジアム平塚/13,248人
湘南 4-0 清水
(湘南) 菊池大介(52分)、永木亮太(65分)、高山薫(78分、85分)
ホーム湘南のスタメンは、1 秋元陽太、3 遠藤航、4 アンドレ・バイア、17 三竿雄斗、14 藤田征也、16 石川俊輝、6 永木亮太、10 菊池大介、7 大竹洋平、23 高山薫、19 大槻周平の3-4-2-1。
アウェー清水のスタメンは、21 杉山力裕、2 三浦弦太、6 杉山浩太、32 松原后、17 河井陽介、16 六平光成、19 ミッチェル・デューク、10 大前元紀、8 石毛秀樹、18 ピーター・ウタカ、9 長沢駿の3-3-2-2。

湘南大勝
立ち上がり先に仕掛けたのは清水で、素早く前線にボールを繋いで攻めるが、湘南の守備陣は落ち着いて対応、持ち味の出足の鋭いプレッシングでボールを奪えるようになり、徐々に試合の主導権は湘南に移る。
どちらもなかなか決め手に欠ける中で、52分、優勢に立っていた湘南が大竹洋が個人技でキープ、そこからのスルーパスに抜け出した菊地大がゴール、湘南が先制する。
先制された事で清水も攻勢に出たい所だったが、65分、少し距離があるがゴール正面でFKのチャンスを湘南は得ると、永木亮が直接狙ったシュートは、壁の上を越えて、見事、左隅に決まるゴールで、湘南が追加点を奪う。
更に78分、清水のクリアミスから裏に抜け出した高山薫にボールを繋げると、GKの動きを見極めてのループシュート、更にDFがクリアしようとするところを体ごと押し込みに行ったことで、そのままゴール、湘南が3点目を奪う。
そして、85分、カウンターで、自陣から一気に前線に蹴ったボールに抜け出した高山薫がDFを振り切ってシュートを決め、湘南が4点目を奪う。
その後も清水は攻め切れないまま、湘南が勝利。

運動量
今季から、Jリーグの公式サイトではトラッキングデータとして、走行距離やスプリント回数などが表記されるようになった。
一部で、こういうデータは意味が無いという声もあったりするが、しかし、この試合の両チームの勝敗を分けたのは、間違いなく、この数字の差だろう。
湘南は、昨季、J2で圧倒的な成績を残した要因が、この運動量をベースにした戦い方で、それは、J1でも同じく、そして、それによって今季はここまで十二分にそれが通用していると言える。
戦力的には、大きく劣る訳ではないだろうが、それでも、やはり上位陣と戦う上での戦力と言う意味では、やはり少し劣る。
その中でも、互角に結果を出しているのは、少々の個人能力の差をチーム全体の運動量で補っているからだ。
そして、それは同時に、清水の結果が出ない部分にも繋がっているのかもしれない。
試合途中で、ボールに対してアプローチする人数が、清水と湘南では圧倒的に湘南が上回っていた、その上で、湘南の高山薫のゴールに関しては、清水の足が止まってきているのに対して、湘南は動きが止まらなかった。
つまりは、この試合、湘南が大勝した要因は、完全に運動量による差だったという事だ。

守備の立て直し
とにかく今の清水の問題で分かり易いのは守備の立て直しだろう。
明らかに成績からも、上位陣と下位陣での失点の差が出ているが、この試合、簡単にというと湘南にも失礼かもしれないが、しかし、後半の守備の破綻は深刻なレベルだろう。
前半はまだ湘南の動きに対応して守れていたが、後半に入ると、ピッチを大きく使う湘南のサッカーについていけず、前線でプレスがかけられないまま、ラインを上げてしまって裏を簡単に取られてしまっていた。
前線の戦力は十二分に揃っていると思うし、守備陣の戦力だって決して悪いわけではない。
となれば、守りに関してはどうやってボールを奪ていくのか、どこでプレスを仕掛けて、どう相手をおいやっていくのかなど、極論と言うか、究極まで突き詰めれた、それは詰将棋みたいなものである部分もある。
だからこそ、チームとして決まり事を作りながら、距離感を保っていく事が必要、現状では、前と後ろで守りの意識に差が生まれていて、それがチーム全体の守備を破綻させている。

正念場の夏場
先に書いたように、運動量が湘南のサッカーのベースにある。
とはいえ、ただただ、走り回っている訳ではないので、その辺は、無謀とは違う部分はあるが、過去にも、戦力の差を運動量で埋めようとして敗れていったクラブも多い。
その最大の要因が、これから本格的に突入する夏場の戦い。
現状では、20度強の気温であるが、本格的に夏場になると、夜でさえも30度に達する事も多くある。そして、ピッチ上はそれ以上の気温となってくる。
その中で、運動量をベースに戦う場合、どうしても、消耗が激しくなり、その結果、J2では、多少の衰えが影響する事が無かったとしても、J1ではその隙をついてくる相手が多くいる、と言うよりも、力的に互角であれば、無理が祟って落ちてきた時にやられる事は多い。
だからこそ、90分をトータルで考えてのペース配分が必要になると共に、34試合での体力配分、試合から試合の間の期間で、どれだけリカバリーをしていけるかが大切になってくる。
ここまで、良い結果を出してきている湘南として、これから先、どうやって戦い抜くのか、そのサッカーの真価が問われる時になりそうだ。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。