2015年05月25日 [08:51]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

MS&ADなでしこカップ2015 日本 vs ニュージーランド

6月から開幕される女子WC。
2連覇を狙うなでしこは、ここ最近、どうにもチグハグであり、ついに澤を呼び戻して、WCに挑む。
その壮行試合も兼ねた、なでしこカップの対戦相手は、ニュージーランド。
アルガルベであった、チームとしてのチグハグ感がどこまで改善されているのか?

MS&ADなでしこカップ2015
香川 香川県立丸亀競技場
日本 1-0 ニュージーランド
(JPN) 澤穂希(23分)
なでしこジャパンのスタメンは、こんな感じ。
MS&ADなでしこカップ2015なでしこジャパンvsニュージーランド
澤が戻って、CHで川村とコンビを組む。ほぼ、今のなでしこの最高のメンバーで挑む。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
序盤からなでしこの方が優勢に試合を進めて、安藤梢が少し下がりながらパス回しに参加する事で、ボールが回って、ニュージーランド陣内に攻め込んで行くが、ニュージーランドもゴール前をしっかりと固めて跳ね返す。
ニュージーランドが少しずつ前に仕掛けてくるようになったが、なでしこが冷静に対応し続け、23分、左CKで入れたボールに澤が足を伸ばしてDFの前で当ててゴール、なでしこが先制ゴールを奪う。
先制した事で、更になでしこのリズムが出てきて、中と外でボールを展開し、宮間が左サイドでフリーになって、そこから良いボールを供給する。
なでしこペースで、決定的なシーンを作りながらも、後一歩ゴールを奪えない。
アディショナルタイムの1分も経過して、なでしこペースながらも、1点リードで前半を折り返した。

見事な復帰ゴール
立ち上がりから、上手くプレッシングを仕掛けてボールを奪うと、素早い展開など、早い動きでニュージーランドを圧倒、優勢に試合を進めた。
圧倒的と言う訳ではないが、内容的には完全になでしこペースで、先制点を奪った後は、何度となく決定的なシーンを作り出した。
しかし、澤は本当に持っていますねぇ。
久々の復帰となったこの試合で、それもWC決勝を彷彿させるようなピンポイントの場所にDFをかわしながら入っていって、点で合わせるようなシュートを決めるなど見事としか言いようが無い。
また、プレッシングだけでなく、前に押し上げる事もあり、澤の存在がチーム全体の底上げになっている。
その上で、これは、やはり以前から感じた通り、宮間が前目にポジションを取る事が出来るのも大きい。
彼女は、確かにパスセンスはあるが、CHでプレーをするには、プレッシャーに対して弱く、そうなると、苦しい場合になど、下げてボールを預けるには不安がある。
それに対して、前目であれば、ある程度のリスクも冒せる上で、先制後、前半の途中から、中でボールを一旦当てて、サイドに開くことで、完全に宮間がフリーになって機能していた。
澤の存在がある事で、やはりチーム全体の機能性が増すが、それだけに、澤が90分プレーできない場合のリスクは考えないといけない。

後半
なでしこは、川澄に代えて大野を投入、ニュージーランドは前半のままで、そのニュージーランドのキックオフで後半開始。
48分、後半立ち上がりから仕掛けてきていたニュージーランドが17番ハナ・ウィルキンソンが裏に抜け出そうとした所で、熊谷が手を使って倒してしまいPK、これを17番ハナ・ウィルキンソンが自ら狙うが、大きく枠を外す。
後半に入ると、なでしこにもチャンスはあるが、それ以上に早い段階でサイドへと展開してからクロスを入れてくるニュージーランドが優勢になってきて、58分には、FKでゴール前に入れてきたボールに山根が飛び出すも、クリアできずボールがこぼれて、9番アンバー・ハーンが無人のゴールにヘディングシュート、これを、何とか岩清水がクリアする。
60分にニュージーランドは10番サラ・グレゴリアスに代えて8番ジャスミン・ペレイラを投入する。
なでしこも63分、安藤梢に代えて菅澤優衣香を投入する。
更に67分、なでしこは3枚目の交代カードとして川村優理に代えて宇津木瑠美を投入する。
試合の流れはニュージーランドで、なでしこはなかなか足が出て行かなくなって、下がって受ける形になってしまい、試合の主導権を奪われてしまう展開が続く。
なでしこは、宇津木をDFラインの前に置く、4-1-4-1へと変化させて、何とか中央でトライアングルを作って、そこではきっちりと跳ね返す。
80分ニュージーランドが二人目の交代として17番ハナ・ウィルキンソンに代えて13番ロージー・ホワイトを投入する。
アディショナルタイムも含めて、何とか耐え抜いたなでしこが1点差で逃げ切って勝利。

悪い流れを変えられず
アルガルベカップの時に悪い流れになった時になでしこは流れを変える事が出来ないという話を書いた。
その為に、澤のような選手が必要と書いたが、この試合、アルガルベカップの時ほどではないが、悪い流れになった中で、澤が居ながらも流れを変える事は出来なかった。
惜しいシーンも後半にはあったが、それよりも、どちらかと言うと押し込まれるような展開で、PKを相手が外してくれたおかげで勝つ事が出来たが、決まっていたら、大きく結果は変化しただろう。
運良く勝てたというのはある。
ただ、別の見方をしたら、前回の優勝も最後は運であり、その運がある事を示したが、現状では、正直、WCを勝ち抜くには物足りないというか、心許ない。
澤が入った事で、宮間が前に出て、チャンスを作れるようになっていった。
それは収穫でもあるが、チームとしての出来は、前回のWCの時と比較すると少し不安は残る。
最大の理由は、既になでしこのサッカーが研究されている事でもある。
その中で、前回からどれだけ進化できるかどうか、次のステージに立てないと優勝は出来ないと言う感じは残っている。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。