2015年06月24日 [08:30]   清水エスパルス | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第16節 清水 vs 甲府

J1第16節。
ここ5試合は2勝3敗、今季の調子の悪さが未だに払拭されず、17位と低迷している清水。
漸く結果が出てきて、3連勝から前節は引き分けたが、5試合を3勝1分1敗で13位の甲府。
ただ、両チームの勝点差は3、この試合の結果次第で、大きく順位が変動しそうだ。

Jリーグ2015 Division1 第16節
IAIスタジアム日本平/13,288人
清水 0-2 甲府
(甲府) OG(11分)、伊東純也(51分)
ホーム清水のスタメンは、1 櫛引政敏、13 犬飼智也、38 福村貴幸、32 松原后、22 枝村匠馬、28 八反田康平、19 ミッチェル・デューク、34 水谷拓磨、8 石毛秀樹、10 大前元紀、18 ピーター・ウタカの3-3-2-2。
アウェー甲府のスタメンは、21 河田晃兵、8 新井涼平、4 山本英臣、41 土屋征夫、16 松橋優、6 マルキーニョス・パラナ、18 下田北斗、27 阿部翔平、23 稲垣祥、9 阿部拓馬、10 バレーの3-4-2-1。

甲府が逃げ切る
主導権争いをする前半11分、下田北のクロスをファーサイドでバレーがヘディングで落としたボールに、中で稲垣祥が狙ったが届かず、ブロックに入っていた八反田康が勢いを止め切れずゴールに蹴り込む形になり、OGで甲府が先制。
先制した後の守備でバレーが足を痛めて急遽交代する事になり、更に、清水が圧倒的な攻勢を仕掛けてきて、甲府は自陣深く下がってブロックを作る事で、攻撃へも転じる事も出来ず、清水が押し込む展開だが、甲府の守備も固くゴールを許さない。
劣勢だった甲府が、51分、カウンターで自陣からのスルーパスに伊東純が飛び出してきたGKをトラップでかわすと、そのままの勢いのまま無人のゴールに流し込み、甲府が追加点を奪う。
清水が優勢ではあるが、得点は甲府が2点リードと言う展開で、81分、アーリークロスを長沢駿が競ってこぼれたボールを、稲垣祥の手に当りハンドでPK、しかし、大前元のシュートはGKの河田晃が止めて、更にこぼれた所を大前元が再度押し込みに行くも、ここも河田晃がブロックしゴールを許さず。
全体に負け掛かっている清水に対して、甲府もカウンターを仕掛けるが、こちらも守備を意識して枚数は少なく3点目は奪えず、結局、そのまま甲府が逃げ切って勝利。

内容では清水
この試合、立ち上がりにOGで甲府が先制するまでは互角だったが、しかし、その後は、完全に清水の試合展開だった。
ただ、押し込みながらも甲府は得意とする守備を思い出したというよりも、全員でゴール前を固めてゴールを許さない展開が、ほぼ80分間続く。
清水は優勢な時間は続くものの、甲府の守備を崩すにはいたらず、それどころか、後半には、前掛かった事で、裏を取られるように失点をしてしまった。
そして、終盤にはPKという決定機を得ることが出来たものの、そこでゴールを奪えず、最後まで甲府の守備を突破する事は出来なかった。
清水にとってみれば勝てた試合にも感じるかもしれないが、しかし、内容的にシュート数は多かったものの、決定機自体はそんな数が無く、ボールを持っているのか、持たされているのか分からない所があった。
その意味では、清水が内容的に上回っていたように感じられるものの、甲府の狙い通りの展開という事で、甲府の方が内容で良かったという事が出来るかもしれない。

攻守の課題
清水の問題が出た試合だったかもしれない。とはいえ、失点は、完全に自分たちのミスであろう。
確かに、OGに関しては、止める為に仕方が無かった部分はあるかもしれない、ただ、2点目は前掛かった裏を取られる事になった上に、GKの櫛引政の飛び出しは少し不用意と言うか、簡単にかわされ過ぎでもあった。
何より、1点目ではっきりしたものの、清水のサッカーは中央に偏重してしまっている感がある。
今のJリーグで3バックを採用しているクラブは多いが、清水は、その前の中盤でCHを3枚置くことで、6人でゴール前のブロックを作る意図があるのかもしれないが、その分、他のクラブは中盤の選手がサイドに下がって守る5バックにする事が出来ないというか、やらない。
結果として、サイドから攻略されて、バレーに簡単にヘディングを許してしまった。
また、攻撃も中央に寄っているため、サイドから展開しようにも、そこからの形があまりなく、あれだけ攻めながら中央を固められた相手には突破も出来なかった。
攻守両面で課題が出たが、それは、今の清水のサッカーのままでは苦しいという所だろう。
サッカーを思い切って変化させるなどの手を取る必要もあるかもしれない。

新監督の下で結果を出す
新監督の下で、甲府が結果を出せるようになった。
この試合も、早い段階で先制した後は耐えて、一瞬の隙をついてカウンターでゴールを奪った。
先に書いたように、内容的には清水の方が良かったように感じるが、狙いと言う意味では完全に甲府の狙い通りだったように思える。
但し、正直言えば、結果は出しているが、このサッカーはどこまでやれるのかの疑問はある。
最大の要因は、守っているが、昨季までやっていたような、こう守ってという守り方を考えてという訳ではなく、とにかく全員でゴール前を固めて跳ね返すだけ、確かに、そこからカウンターを仕掛ける事が出来るし、それ自体はある種の選択肢としてあるが、例えば、アジアレベルで日本を相手に、先日のシンガポールとかクラスが仕掛けてくるようなサッカーは、結果を出すという意味では方法論としてありえるだろう。
しかし、それで先に繋がるのか? これはただただ残留だけを考えるサッカーでしかないように思え、来季以降、いつか降格してしまう危険をはらみ続けるサッカーな気がする。
監督交代が、現状では場当たり的になっている気もするが、結果が出ているものの、サッカーも場当たり的で、その場しのぎを出ない気がしてしまう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。