2015年06月25日 [08:35]   なでしこジャパン | スポーツ | WC/カナダ2015 

女子WC2015 日本 vs オランダ

女子WCもノックアウトステージに進んだ。
GS、苦戦しながらも3連勝でグループCを1位通過したなでしこジャパン。
対するは、グループA3位、3位の中で勝点4を取って突破を決めてきたオランダ。
男子のサッカーでは日本はオランダに及ばないが、女子ではなでしこの方がオランダを一歩上回っていると言えるだけに、力を出し切って、ここからは負けられないのですから、きっちりと90分で決着をつけて欲しい。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015
[42]Round of 16 バンクーバー BCプレイス・スタジアム/28,717人
日本 2-1 オランダ
(JPN) 有吉佐織(10分)、阪口夢穂(78分)
(NED) VAN DE VEN(92+分)
なでしこジャパンのスタメンは、18 海堀あゆみ、5 鮫島彩、3 岩清水梓、4 熊谷紗希、19 有吉佐織、6 阪口夢穂、13 宇津木瑠美、9 川澄奈穂美、8 宮間あや、11 大野忍、17 大儀見優季の4-2-2-2。
女子WC2015日本vsオランダ
オランダのスタメンは、1 GEURTS、2 VAN LUNTEREN、3 VAN DER GRAGT、4 VAN DEN BERG、15 VAN DONGEN、6 DEKKER、8 SPITSE、10 VAN DE DONK、7 MELIS、9 MIEDEMA、11 MARTENSの4-2-1-3。

前半
なでしこのキックオフで試合開始。
立ち上がりなでしこが優勢に試合を進めるが、オランダもカウンターから決定機を作る、どちらが、先制点を取るかという所で、10分、左サイドへと展開し、宮間がワンツーで抜け出してからのクロスをニアサイドで大儀見がヘディングシュート、これはバー直撃も、こぼれ球をオランダDFがクリアし切れないと、有吉が抑えた素晴らしいミドルシュートを決めてなでしこが先制。
ただ、得点のすぐ後のシーンで、オランダが右サイドからの突破からクロスで決定機を作るが、ここはオランダの中の選手が一歩届かず。
なでしこはボールを持てているが、攻め切れなくなると、オランダはなでしこのDFの裏を狙ってきて、それが後一歩のところまでなでしこゴールに迫ってきていて、なでしこの守備陣が少しバタつくような展開。
それでも攻撃に関しては、両SBの攻撃参加に宮間が上手く絡んだ攻めで、オランダの守備を崩して行く。
少しずつ、なでしこの守備陣も岩清水と熊谷が連携してオランダの攻撃に対処するようになると、オランダがチャンスを作れなくなってきたが、オランダも1点を追う為にリスクを冒すよりも、一旦、そのまま前半を終える事を意図するようになってきて、試合は膠着状態に陥る。
前半終了間際には、右サイドからの突破で大野がヘディングシュートに行くが枠を外し、そこでアディショナルタイムは無く前半は、なでしこ1点リードで折り返す。

リードはしているが
これまでのグループステージに関しては、どちらかと言うとなでしこは守備は良いが、攻めが単調になっていた感じがあったが、この試合は、オランダのプレッシングが甘いというか、無理に取りに来ない部分があるので、自由にパスが回せていて、特にサイドから崩しにかかって、深く入れれば、決定機を作る事が出来ている。
とはいえ、崩せているが、最後の部分で精度を欠いている感があるのは、これまでの試合と大差が無く、まずは枠に飛ばすことが大前提と言う所だろう。
それでも、今までの試合と同様に早い時間で先制していて、ここまでも優勢に試合を進めているのですから、先になでしこがリスクを冒す必要は無く、まずはこのまま安定した戦い方をしていく事だろう。
その上で、途中から大分改善したが、なでしこも両SBが上がった裏を狙われているのと、全体的にラインを上げた時に、裏へのカバーが遅いので、オランダの前線のスピードに後手に回って危ない場面があった。
自分たちで修正できていたが、まだまだスピードに対しては怖いので、チャレンジ&カバーの基本はきっちりとやっていって欲しい所。

後半
両チームとも交代は無く、オランダのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりはオランダが、パスを繋いで攻めてきて、なでしこが少し劣勢ではあったが、しかし、決定機自体はほとんど作らせず、なでしこの守備が効いている。
53分、オランダが10番VAN DE DONKに代えて19番VAN DE VENを投入する。
66分、なでしこは大野に代えて岩渕を投入する。
なでしこはオランダ相手に押し返して、チャンスを作れるようになって行くが、オランダも、ゆっくりとパスを回してポゼッションでなでしこを上回り、なでしこが追加点を奪えないと、再び、オランダがチャンスを作り出す。
オランダに決定機を作られた後、なでしこが78分、岩渕からのパスに大儀見が抜け切れずシュートまでいけなかったが、一旦宮間に預けておいて、中に、宮間は一旦戻したボールを、岩渕がスルーして、その後ろにいた阪口のミドルシュートがゴール隅に決めてなでしこが追加点を奪う。
80分、追加点を奪ったものの劣勢ななでしこは、川澄に代えて澤を投入。
オランダも86分、15番VAN DONGENに代えて、17番MIDDAGを投入する。
終盤にきてオランダの攻撃が良い形を作るようになり、なでしこは劣勢、何とか守るが、アディショナルタイム、右サイドからのクロスに19番VAN DE VENのヘディングシュートは、少し変な回転が掛かっていたのか、バウンドしてGK海堀が止める事が出来ずゴール、オランダが1点を返し、更にかさにかかって攻めてくるも、なでしこはここを跳ね返して勝利。

勝ったものの
何と言うか、WCの舞台であることを考えると、内容云々よりも勝ったという結果をもって良しとする事も出来る。
また、何だかんだと、危ないシーンがあっても、きっちりと勝てるという事で、強かに戦えているとも考える事も言える。
それでも、結局GSからと同じく、後半に入って一気に劣勢になるという状況が同じで、明らかに力が劣ったエクアドルを除くと、なでしこが最後まで自分達がゲームを支配して戦えていない。
WCなのですから、自分たちのペースで戦い続けるのは難しいというのは分かるし、初出場とはいえオランダのプレーは、スピードもあり弱くは無かった。
ただ、これはもうWCでという事だけでなく、これまでの代表戦でずっとであり、リードしている中であったから良いが、相手が攻めてきた所で、自分たちが試合の流れをどう切って、自分たちのペースに持ち込みなおすのか、そういう戦い方が出てこない。
何とか耐えるという事は出来ているが、劣勢である時に、どうそれを改善するのか、悪い流れをどうやって切るのか、一番良いのは、そういう劣勢の時に追加点を奪えたりすると、内容的には変わるが、この試合などは、とにかくシュート精度が悪過ぎた。
2点を取って勝てたし、守備陣も良く耐えた、ただ、どうにも内容的に気に喰わないというか、なでしこの形として、試合をどうコントロールしていくのかと言うのが、劣勢になったとしても、それをどう改善するのか、そういう修正力が求められていると言える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。