2015年06月28日 [07:55]   なでしこジャパン | スポーツ | WC/カナダ2015 

女子WC2015 オーストラリア vs 日本

カナダWCもベスト8。
なかなか快勝という事は出来ず、苦戦が続いているが、ここまで唯一の一度のリードも許さなかったなでしこジャパン。
そして、ベスト8で対決するのは、同じアジアのオーストラリア。
ここまで、グループDで2位通過の上、ブラジルを倒してきている相手だけに、ACでは勝ったものの油断が出来ない相手だ。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015
[47]Quarter-finals エドモントン コモンウェルス・スタジアム/19,814人
オーストラリア 0-1 日本
(JPN) 岩渕真奈(87分)
オーストラリアのスタメンは、1 WILLIAMS、9 FOORD、5 ALLEWAY、14 KENNEDY、7 CATLEY、8 KELLOND-KNIGHT、10 VAN EGMOND、19 GORRY、11 DE VANNA、17 SIMON、20 KERRの4-1-2-3。
女子WC2015オーストラリアvs日本
なでしこジャパンのスタメンは、18 海堀あゆみ、19 有吉佐織、3 岩清水梓、4 熊谷紗希、5 鮫島彩、6 阪口夢穂、13 宇津木瑠美、9 川澄奈穂美、8 宮間あや、11 大野忍、17 大儀見優季の4-2-2-2。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
序盤、なでしこのパス回しでサイドを活かして攻めていって、優勢に試合を進め、攻守の切り替えも早く、オーストラリアに形を作らせないが、しかし、オーストラリアの守備陣もゴール前はガッチリと固めた上で、簡単に繋がせないように高い位置からプレッシングを仕掛けてきている。
なかなか優勢に試合を進めるなでしこも決定的なシーンが無かったが、22分には、右サイドの裏に抜け出した川澄に大儀見から絶妙なパスが出ると、そこからダイレクトで中へ、走り込んだ大野にピタリと合ってシュートまで行ったが、これは枠を外す。
27分には、オーストラリアに嫌な位置でFKを与えてしまうが、14番が狙ってきたが枠を外す。
オーストラリアもなでしこに対して、良い形を作りつつあるが、なでしこが優勢な展開は変わらず、結局、前半はお互いにスコアレスで折り返す。

優勢ではあるが
なでしこの方が明らかに優勢だった。
特に攻守の切り替えが早くて、オーストラリアに形を作らせず、何度か攻めてこられたのだが、それでも、最終ラインは冷静に対処できていて、危ないというシーンはほとんどなかった。
しかし、攻撃に関して言えば、ボールを回していて、サイドから攻めていることは出来たものの、ゴール前を固めるオーストラリアの守備には入っていく事が出来ず、セットプレーも何度かあったが、結局、簡単にではないだろうが跳ね返されてしまった。
ここまでの4試合で、なでしこは一度のリードも許さなかったのは、立ち上がりに一気に攻めてゴールを奪う事が出来ていたからこそである。
その意味では、正直、これまでの試合のように後半でリズムを崩してしまったとしたら、不安が大きいが、オーストラリアが、なでしこのサッカーを知っていて対処できたように、なでしこだってオーストラリアのサッカーを理解していて対応できる。
事実、前半はスピードでカウンターを狙ってくる相手に対して、岩清水も熊谷も裏を取らせなかった。
前半同様に、きっちりと切り替えの早さを活かしながら、そして、最後の部分で、これまでの試合と異なり、どうリスクを冒すのか、そこが重要になってくるだろう。
明らかに、この試合先制点がものを言う試合になりそうだ。

後半
両チームとも交代は無く、オーストラリアのキックオフで後半開始。
オーストラリアが3バック気味にして、中盤を厚くしながら前に押し上げてきたような中で、なでしこの中盤を突破されるシーンが増えてくるが、しかし、ミスで危ないシーンもあったものの冷静に対応しており止める事が出来ている、また、攻撃に関しては、前半以上に裏を取れるようになって、決定機を作れるようになってきている。
先に動いたのはオーストラリアで、67分、11番DE VANNAに代えて2番CRUMMERを投入。
なでしこも、72分、何度も前線で裏を狙い続けていた大野に代えて岩渕を投入する。
76分、19番GORRYに代えて23番HEYMANをオーストラリアは投入してくる。
オーストラリアは完全に中盤を飛ばして蹴る形だけになってきて、それに対して、なでしこはサイドを突破していくようになると、85分には、見事に右サイドでの連携から川澄のクロスに大儀見が合わせたが、これも僅かに枠を外す。
なでしこがここぞと猛攻を仕掛けていくと、87分、左CKからゴール前混戦となり、岩清水のシュートがこぼれた所で、岩渕が押し込みなでしこがついに先制。
オーストラリアは、89分、17番SIMONに代えて3番SYKESを投入する。
なでしこは90分、試合を締める為に、阪口に代えて澤を投入する。
オーストラリアがパワープレイを狙って、前線に人数をおいて、一気に放り込んでくるのに対して、なでしこもシンプルにクリアする事と、可能ならば、前線でキープを狙う事で試合を終わらせにかかり、最後は、海堀ががっちりとシュートをキャッチして試合終了。
なでしこがベスト4へと進出を決める。

久々の内容
ここまでのなでしこは、エクアドル戦を除けば、後半は相手ペースに巻き込まれる事になった。
この試合も、オーストラリアは前半と後半で戦い方を変えてきていて、これまでのなでしこであれば、その相手の変化に対応できずに劣勢になってしまった。
それでも耐え抜いて勝つ事が出来たのは、前半の内にリードを奪っていたからであり、だからこそ、なでしこ自身はリスクを冒す必要が無かったから、守り主体でも勝つ事が出来た。
それに対して、この試合は前半得点を奪う事が出来なかった為に、嫌な予感はしており、先の通り、オーストラリアは後半サッカーを変化させ、攻撃に出てきていた。
しかし、この試合のなでしこは、後半になって、その相手の変化に対して慌てる事無く対処できていた。
一つには、これまでアジアで戦った経験がものをいったようにも思える。
オーストラリアの攻めに対して、冷静に最終ラインが対処して、ミスから危ないシーンがあったのだが、海堀を中心に、CBの二人は冷静で、裏を取りに来る、早い攻めだったりに対して、裏を取らせず守り切った。
なかなか得点を奪えなかった事は、まだまだ厳しく見る事になる部分でもあるし、ゴール前を固められた相手をどうやって崩すのかと言うのはあるだろう。
ただ、守備で対処できた事、特に、これまでの課題だった、後半の流れの中で自分たちのペースを維持できた事は、ここから先に関しても自信にも繋がる勝利になったと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。