2015年06月30日 [08:07]   松本山雅FC | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第17節 松本 vs 湘南

J1の前半戦折り返しとなる第17節。
現在4連敗中で、ここ5試合は1勝4敗となって、順位を9位から一気に15位まで下がった松本。
こちらも2連敗中、ここ5試合を1勝2分2敗として、順位を7位から10位に落とした湘南。
ともに昇格組でここから、正念場の夏場を迎え、良い形で行くためにも、ここはきっちりと内容を出したい。

Jリーグ2015 Division1 第17節
松本平広域公園総合球技場/15,456人
松本 2-3 湘南
(松本) オビナ(53分PK)、阿部吉朗(87分)
(湘南) OG(56分)、古林将太(72分)、藤田祥史(88分)
ホーム松本のスタメンは、1 村山智彦、4 飯田真輝、2 大久保裕樹、30 酒井隆介、3 田中隼磨、5 岩間雄大、11 喜山康平、17 飯尾竜太朗、8 岩上祐三、22 前田直輝、9 オビナの3-4-2-1。
アウェー湘南のスタメンは、1 秋元陽太、3 遠藤航、4 アンドレ・バイア、17 三竿雄斗、5 古林将太、2 菊地俊介、6 永木亮太、10 菊池大介、7 大竹洋平、23 高山薫、19 大槻周平の3-4-2-1。

湘南が競り勝つ
立ち上がりからお互いに攻守の切り替えが早く、きっちりとプレッシングを仕掛けていって良い形で入った。
時間経過とともに、両チームとも相手ゴールへと迫るようになってくると、湘南の方がやや優勢ではあるが、どちらもゴールを決めるにはいたらず。
後半に入ると、松本が決定機を掴んだ中で、52分、左サイドで前田直が個人技を見せて突破、そこから中へと入れたボールに田中隼が飛び込んで行くとそれを体を当てて止めた菊池大のプレーがファールとなりPK、これをオビナがGKと逆の左隅に蹴り込み、松本が先制。
1点リードを許した湘南だったが、55分、FKを得ると、ゴール前にフワッと入れたボールに対して、混戦となった中で岩間雄がヘディングしたボールがゴールに吸い込まれてOGで同点に追いつく。
試合のテンポが早くなり、共に一気に相手ゴールまで攻めるようになってきて、72分、右サイドでボールを受けた古林将が一気に中に切れ込んでいって、最後はコントロールしたミドルシュートで右下隅に決め、湘南が逆転。
湘南がリードしているものの、どちらもこのまま終わりそうにないような展開で試合が進み、87分、湘南のクリアボールを拾って、大久保裕が一気にゴール前に入れるとオビナがヘディングで落とし、そこに足から飛び込んだ阿部吉が押し込み、松本が87分、同点に追いつく。
しかし、その1分後、今度は湘南が左サイドへと展開すると、ゴール前に3人が飛び込んでいくところにクロスを入れ、藤田祥が味方の後ろで合わせたヘディングシュートを決めて、再び湘南が勝ち越す。
アディショナルタイムが6分あり、松本は、とにかく早いテンポで一気に湘南ゴール前にボールを放り込んでいき、最後までどうなるか分からないまま終り、試合終了、湘南が逃げ切った。

面白い試合
昇格した両チームが折り返しのタイミングで対決したわけですが、非常に面白い試合になった。
両チームともサッカー自体は異なり、松本はどちらかと言うと、繋ぐよりも一気に前線までボールを送り、そこで得たセットプレーで得点をあげる形を作るのに対して、湘南はパスを繋いで行って崩していく。
但し、両チームとも誰かという個よりも、チーム全体のサッカーを行っており、全員でボールにプレッシングをかけて、奪ってからは素早い展開を見せる。
それが噛み合ったように、前半はどちらも中盤での攻防となり、湘南はシュートまで行くがパスが繋がらず、なかなか崩していけなければ、松本は奪ってから早い攻めで湘南ゴールに迫るがシュートまではいけないという展開になっていた。
そして、後半に入って、松本がPKで先制すると、そのすぐ後に湘南がFKからOGで同点に追いつくと、試合は更に加速して、お互いに一気に相手ゴールに迫って息をつかせないようなテンポの早い試合になった。
湘南が逆転した後は、松本がスピードアップしていけば、終了間際にはお互いに1点ずつとり、長いアディショナルタイムには松本が押し込んでいく。
最後の最後までどう転ぶか分からない位面白い試合だったが、最終的には湘南が競り勝った試合になった。

オビナの頑張り
松本のサッカーは展開が早いが、その分、後ろからの押し上げも必要になってくる。
その時に必要になってくるのが、前線でタメを作る選手であり、それがオビナになってくる。
この試合は、そのオビナが良く体を張り、その上で、前田直などが追い越すように前に出て行く事で形を作れるようになっていた。
また、後ろから押し上げてきてくれるのに合わせて、オビナ自身の運動量も増えて、サイドに流れてボールを受けた後、一旦落としてから、気が付けばゴール前で競り合っている。
昨今のJリーグに来る外国籍選手は、昔のような点を取れば良いんでしょう的な、一昔前のストライカー気質なFWの外国籍選手が減り、彼のように積極的に前からのプレスに動くだけでなく、自らが潰れる事も厭わないような、献身的なプレーが出来る。
但し、彼がそこまでの動きをするには、何らかの条件があるのか、前半はほとんど消えていた。
これで5連敗と苦しい状況に陥った松本ではあったが、オビナがどこまで頑張れるか、後半のような動きが出来るのかに限っている気がする。

激しい運動量
湘南のサッカーは運動量がメインになる。
ただ、この試合、データ上では松本の方が運動量は上だったようだ。
しかし、よりボールに対してのアプローチに関しては湘南の方が上回っていて、それが勝敗を決したように思える。
ボールを回しておいて、動きも多く、守備に関しても高い位置からプレッシングをかける。
だからこそ、湘南の方が動きが少なくても、キーとなる所で運動量が多い事でより動いているように見え、それによって、試合の主導権は、大きくは湘南の方が支配したかもしれない試合だったかもしれない。
湘南は、この運動量を肝にしており、ここから先の戦いにおいても、この運動量に関しては、湘南の勝利にとって最も重要であるからこそ、ここからの夏場には一方的に走り続けることなど出来ないだけに、どこでどれだけ走るのか、どこで運動量を発揮するのかと言うのが重要になってきそうだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。