2015年07月11日 [21:17]   ガンバ大阪 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第18節 G大阪 vs 甲府

J1も折り返しての第18節。
ここ5試合を2勝2分1敗、なかなか勝ち切れない試合が多く、勝点が伸びなくて4位となっているG大阪。
ここ5試合は3勝2分で、監督交代からNCで1敗したものの、それ以外では負けが無く12位にまで順位を上げてきた甲府。
順位に大きな開きはあるが、勢いは甲府の方が上回っているような試合。

Jリーグ2015 Division1 第18節
万博記念競技場/14,364人
G大阪 2-1 甲府
(G大阪) パトリック(34分)、宇佐美貴史(90分PK)
(甲府) 阿部拓馬(9分)
ホームG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、5 丹羽大輝、8 岩下敬輔、4 藤春廣輝、15 今野泰幸、7 遠藤保仁、13 阿部浩之、11 倉田秋、39 宇佐美貴史、29 パトリックの4-2-2-2。
アウェー甲府のスタメンは、21 河田晃兵、41 土屋征夫、4 山本英臣、8 新井涼平、16 松橋優、6 マルキーニョス・パラナ、18 下田北斗、27 阿部翔平、23 稲垣祥、9 阿部拓馬、15 伊東純也の3-4-2-1。

G大阪が逆転勝利
立ち上がり主導権を握ったのはホームのG大阪で、8分には、ゴール前でパトリックが落としたボールを、倉田秋と宇佐美貴、阿部浩が粘ってから右サイドへとボールを流したが、これは米倉恒と僅かに合わず。
しかし、その後、9分、甲府が阿部翔からフワッとしたボールが縦に入ると、阿部拓が上手いトラップからサイドにそのまま流れると見せて中に切れ込んでいき、DFをかわすと、更に中に入ると見せて縦に突破丹羽大をかわしておいてからのシュートを冷静に決めて、甲府が先制。
G大阪は途中までは良いパス回しが出来る上に、宇佐美貴が前を向いたら甲府の守備も止め切れない為に惜しいシーンはあったが、甲府の守備は完全には崩しきれず、なかなかシュートまでいけない。
34分、何度か攻めていながらもシュートまではいけなかったG大阪ではあったが、藤春廣が高く上げたクロスを入れると、これをファーサイドでパトリックが合わせて、GKの河田晃が触ったものの、そのままゴールに吸い込まれてG大阪が同点に追いつく。
後半の立ち上がりはG大阪のペースではあったが、甲府もバレーを投入してから攻めに入ってきて、お互いに決定機を作り出す。
終了間際には、今野泰が甲府のボールを跳ね返してゴール前に入れたボールに、飛び込んだパトリックに対して、一瞬遅れてつこっ込んだ河田晃のプレーがファールとなりPK、これを宇佐美貴が冷静に決めて、G大阪が90分逆転。
その後もG大阪は攻撃で手を緩めず、対する甲府も同点ゴールを狙って行く中で、アディショナルタイム5分が経過、G大阪が逆転で勝利をおさめる。

見事な試合
どちらも惜しいシーンが多く、非常に良い試合だった。
時間帯の多くはG大阪がペースを握っていて優勢に試合を進めていたが、甲府がワンチャンスでゴールを奪って、先制した事で、試合は非常に面白くなった。
あのゴールは、ほとんど阿部拓の個人技ではあったが、それでも、劣勢の中で先制をした事で、追うG大阪に対して甲府がガッチリと守っての戦いになるが、その中で、G大阪が前半戦では、なかなかチャンスをありながら結果が出せなかったパトリックのゴールで同点に追いついて、その後は、甲府はバレー、G大阪は宇佐美貴の存在が試合を加速させて、どちらがゴールを奪ってもおかしくない展開だった。
その中で、今野泰が跳ね返したボールにいち早く反応したのが、再びパトリックで、それによってPKを獲得。
ただ、甲府側の立場からしたら、あれはどちらのファールか、確かに河田晃は遅れていたが、飛び込んだタイミング的にはほとんど同じで、パトリックが足を高く上げたこと自体がファールとも取れる。
但し、そのファールで得たPKを宇佐美貴が決めた事で、試合の決着となったが、その後のアディショナルタイムも甲府にも決定機があって、最後まで気の抜けない良い試合だった。

良く守り、カウンターを見せる
甲府は、G大阪に対して、ほぼ分業制のような形で挑んでいった。
前半に関しては、どちらかと言うと、全員で守って全員で攻める意図があって、G大阪の攻撃に対して、全体が下がってブロックを作り出して、G大阪にシュートまで行かせなかった。
それはそれで良い守備だったと思うが、守りに人数をかけてしまった分、攻撃に転じても時間が掛かる事になって、攻め切れない事になった。
そこで、後半からバレーを入れると、バレー以外が守って、バレーだけが前線に残る。
それによって、蹴ったボールをバレーが狙うだけでなく、サイドのメンバーが上がってゴール前に上げるだけでG大阪ゴールを脅かす為に、G大阪としても、なかなか両SBが攻撃参加を出来なくなった。
ほぼ分業制の形で、個人的にはこういうサッカーはあんまり好きではないのだが、それでも、明らかにG大阪に自分たちが劣ると考えた時に、そういう割り切った事で、G大阪の守備にもプレッシャーをかける事も出来て、攻撃力を下げさせることも出来た。
結果として、敗れてしまったものの、後半のサッカーはG大阪に対して互角以上に出来ていたと言えるだろう。

パトリックがのっていけるか
前節の山形戦でハットトリックを達成した勢いというか、ノリが残ったままだった宇佐美貴は、この試合も良い動きで、甲府の守備陣も彼を止めるのに一人では止め切れず、何とか前を向かせないようにするだけだった。
そういう個の力に対して、甲府は劣勢になっていたのだが、しかし、いかに宇佐美貴とはいえ、一人で突破してゴールまで行くのはなかなか難しい。
その中で、昨季のG大阪の快進撃を助けた、もう一人のFWであるパトリックが、なかなか前半戦、動きが悪かった訳でもなく、先の山形戦にしても、何度となく決定機がありながらも決め切れなかった。
そういう嫌な流れを持っていたパトリックだったが、この試合は、見事にゴールを奪った。
シュート自体はタイミングが悪くて、少し下がる様な形でミートしきったヘディングではなかったのだが、GKの河田晃の手を弾いて、そのままゴールに吸い込まれた。
悪い流れの所では、ジャストミートしたシュートがGKの正面だったり、ポストやバーに嫌われる事が往々にしてあるが、こういうゴールが決まった事でパトリックの流れが変わったか。
また、決勝点に繋がったPKを獲得したシーンにしても、良い反応を見せていた。
PK自体は宇佐美貴に譲る事になってしまったのだが、本当に流れが変わったとすれば、昨季に引き続き、前線での宇佐美貴とパトリックの2枚看板によるゴールで、G大阪の優勝に繋がっていく力になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。