2015年07月17日 [08:50]   報道・マスコミ | 政治・経済 | 時事ニュース 

派遣法改正と報道の自由

さて、1年以上法案成立が伸びた改正派遣法が先日国会を通過しました。
また、自民党の勉強会での報道に関する発言で物議を醸しているが、正直、この件では、思う所を書く。
さて、報道の規制等の発言に関してですが、はっきりと、あれは踏み込み過ぎと言うか、明らかに間違っている。
確かに、自分たちにとって不都合な報道などがあって、自民党にとっては腹に据えかねる事も多いかもしれないが、それでも、報道を規制するような真似はすべきではない。

しかし、気になるのが、民主主義の為には、報道の自由と表現の自由が重要だという報道がありましたが、これは違うと言える。
民主主義の定義は色々とあって、その定義はまちまちではあるが、これを、民が主体となって自分たちの生活をコントロールする、つまりは、政治の主体を国民が握るとした事の根本は、正解が無い事に対して、多様性をもって、物事の必要性を多数決でもって判断するという事でもあるだろう。
その為には、国民が判断できるような情報の開示が必要。
だからこそ、報道の自由や表現の自由となるが、しかし、その結果、マスコミの恣意的な情報操作が行われている現状であれば、それは、政府がマスコミに報道を規制するのと何が違うのかと言う話にならないか?

それを一番感じたのが、先日のTV放送で、派遣法に関しての是非を問う討論をされていた。
そこで、是とする側と非とする側に人を呼んで、議論させていた。それは正しいし、それぞれの意見をお互いに戦わせる事で、それを観た側が、どう判断するかという事になる。
問題となっている報道ニュースなどは、そこに番組としての一方的な意見を垂れ流す事が多い。
先に書いたように、民主主義は国民が判断するからこそ意味があるものであり、判断のための情報が一方的なものでは、多様性は無くなってしまう。
つまり、マスコミは政府から情報規制される事は文句を言うくせに、自分たちで情報規制する事を問題視していない。
先の討論番組でも、派遣法の是非を問うために、派遣社員として働いている、もしくは働いていた女性をスタジオに3名呼んでいた。
また、VTRでは派遣社員の意見を聞いていた。
しかし、それは一方的じゃないかという所で、当たり前だが派遣社員が、ずっと派遣社員のままで良しと思う人は、良しとしない人よりも少数ではないだろうか?
で、そういう派遣社員から、今回の派遣という事に対して、しかも、呼ばれていた人は10年派遣で働いていたり、4年目で正社員になったが、その時に給与が下がった人だったりとマイナス面を強調する人だけを呼んでいる。
正社員としては経験できずに、派遣社員としての経験を活かせた人と言うのも、同僚にいますが、派遣は必ずマイナス面だけではない。
そういうプラス面の経験を積んだ人は少数かもしれないが、一人くらいは入れるべきだろうし、何よりも、派遣社員側だけでなく、派遣社員を受け入れる会社側の人も呼んで討論させるべきではないのか?
当たり前だが、会社側も派遣社員を使うにはその理由があり、ようは正社員を雇えないという状況にあるという面も忘れるべきではない。
もし、現在5人の派遣社員を雇っているが、もし派遣がNGとなった場合、では、その会社は正社員を5人雇うかと言うと、それは無いだろう。人件費を抑える為に、例えば2人だけ雇って、しかもサービス残業などが増えるかもしれない。
となれば、3人の失業者が増える事になる。
それとも、会社は、正社員をとにかく雇って、その上で、経営がどれだけ悪くなっても、会社が倒産することになっても正社員を守らないといけないというのか? 経営をする上では、大を助ける為に小を切り捨てる判断も必要になる。
そういう当たり前の事を忘れて、全ての会社は、全ての従業員を正社員として雇い、しかも、解雇する事は許さないなどと言う、誰の妄想の中にある社会で生きていけとでも言うのだろうか?

改正派遣法自体が是か非か、それは、まだまだ判断できるものではない、と言うよりも、良い面もあるが、悪さをしようと思えば出来る面はある、それは改正前も改正後も同じ。
但し、報道の姿勢として、自分たちの都合の良いように情報操作をするマスコミのやり方だけは、容認できるものではなく、であれば、規制するのではなく、現在の放送法を改正して、誰もがTV放送をもっと安易に出来るようにしていく方がマシかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。