2015年08月02日 [08:10]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

女子東アジアカップ2015 北朝鮮 vs 日本

東アジアの国々で争う東アジアカップ。
先日のWCでは、準優勝ではあったが、アメリカ相手にまさかの惨敗という結果になり、来年のリオ五輪では、五輪初の金メダルを獲得を目指すなでしこジャパンの再出発の試合。
相手は、女子サッカーにおいて、アジアでは最大のライバルとなりえる北朝鮮。

EAFF女子東アジアカップ2015
[1]第1節 Wuhan Sports Center Stadium
朝鮮民主主義人民共和国 4-2 日本
(PRK) RI YE GYONG(36分、60分)、RA UN SIM(79分、81分)
(JPN) 増矢理花(49分)、杉田亜未(70分)
北朝鮮のスタメンは、1 HONG MYONG HUI、6 KIM UN HYANG、15 KIM NAN HUI、16 KIM UN HA、2 YUN SONG MI、8 KIM UN JU、14 RI HYANG SIM、13 RI UN SIM、11 RI YE GYONG、12 KIM YUN MI、10 RA UN SIMの4-2-2-2。
東アジアカップ2015北朝鮮vs日本
なでしこジャパンのスタメンは、1 山根恵里奈、13 京川舞、3 北原佳奈、20 高畑志帆、5 髙良亮子、10 上尾野辺めぐみ、6 川村優理、12 増矢理花、22 杉田亜未、17 有町紗央里、9 菅澤優衣香の4-2-2-2。


前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がり、お互いに仕掛ける意識が強く、どちらも一気に相手陣内に攻め込んでいく為に、両チームともセットプレーのチャンスも作るが、ゴール前で跳ね返していく。
なでしこが試合を支配するかと思われた所で、カウンターを仕掛けてくる北朝鮮が、22分、中盤でボールを奪われてから、一気に前線の10番RA UN SIMに繋がれると、そこに後ろから足を引っ掛けるように止めてしまった京川のプレーがファールでPK、しかし、8番KIM UN JUが狙ったPKは、山根が完璧に読んで体の正面で止める。
PKこそ止めたものの、北朝鮮のカウンターに対してなでしこは対処できず劣勢に立つ。
36分、右サイドで北朝鮮にFKを与えると、2番YUN SONG MIがゴール前に放り込むと11番RI YE GYONGが足を伸ばして当ててゴールに吸い込まれ、北朝鮮が先制。
その後、なでしこにも決定的なシーンがあったが、結局ゴールを奪うことが出来ず、北朝鮮のカウンターを止め切れなかったが、北朝鮮にリードを許して前半終了。

こんなものか?
今回、WCから来年の五輪に向けて、ある意味無理矢理メンバーを入れ替えた。
個人的にこういうやり方には思う所もあるものの、新戦力の発掘と言うのもあるのと、アメリカ相手にやられたというショックを払拭するという意味での思い切った荒療治と考えると、それもありかもしれないとも思える。
ただ、この試合で見せていたなでしこのサッカーは、はっきり言えば代表戦のレベルではない。
今、なでしこジャパンとして試合をするのであれば、最低限のクオリティと言うのもあると思うのだが、それが、こんなもので良いのか?
はっきりと言えば、どうしたいか全く見えてこない。
ボールを持っていても、ただ、持っているだけで、どう攻めていくのか分からない為に、動き出しもバラバラだし、そこにボールが出ないし、パスの意図も合わないから、中途半端なボールを奪われてしまう。
これは、代表戦のレベルとは言えないサッカー。
攻撃だけでなく、守備においても、北朝鮮は正直言えばカウンター一本で、単調なサッカーであり、十分対処が可能だと思える。
確かに、スピードのある選手もいるので、油断出来る訳でもないが、それにしても、簡単に裏を取られ過ぎているし、そもそも、簡単に前線にボールを運ばれ過ぎている。
簡単なミスでボールを奪われてしまっているのも問題ですが、守備への切り替えの部分でも、お互いの決まりごとが無いから、誰かが突っかかってもフォローが無く、かわされたら簡単にボールを運ばれるし、もし止めても、その後に繋がらない。
もう少し、チーム内での決まり事をはっきりとさせるだけで良いが、それ位はして、後半に挑んで欲しい所だ。

後半
両チームとも交代選手は無く、北朝鮮のキックオフで後半開始。
後半開始早々s、なでしこは、右サイドでFKのチャンスを得ると、上尾野辺が蹴ったボールをニアサイドで菅澤が飛び込んでDFを引き付けておいてスルー、これをファーサイドで増矢がトラップから素早くゴールに蹴り込み、なでしこが49分同点に追いつく。
前半から攻撃でスピードを見せていた13番RI UN SIMが足を攣ってプレー続行不可能という事で、60分、7番KIM SU GYONGと交代する。
62分、なでしこも京川に代えて横山を投入する。
なでしこが攻めていきたい所だったが、再び65分、右サイドで裏に抜け出した10番RA UN SIMがGKとの1対1で冷静に、中でフリーの11番RI YE GYONGにパスを出し、11番RI YE GYONGが、これを無人のゴールに蹴り込み北朝鮮が勝ち越す。
なでしこも反撃に行くと、左サイドからのクロスを跳ね返されたボールを、杉田が思い切ったミドルシュート、個の強烈なシュートが決まって、70分、なでしこが同点に追いつく。
その後は、北朝鮮が決定機を作り出し、一度はネットを許されるも、これはオフサイド、しかし、北朝鮮ペースの内容は変わらず、右サイドに通された後、シンプルにクロスを入れた後、7番KIM SU GYONGからパスを受けた10番RA UN SIMが、DF4人の間に上手く入ってシュートを決め、北朝鮮が79分、再び勝ち越す。
更に、ゴール前で再び、10番にボールが入ると、DFの間を抜いたシュートを決めて、81分、北朝鮮が試合を決める4点目を奪う。
ここで、なでしこは、高畑に代えて高瀬を投入する。
終了間際、アディショナルタイムには、有町に代えて猶本を投入したなでしこだったが、リスクを冒さなくなった北朝鮮に対して猛攻を仕掛けるもののゴールを奪えず、4-2、なでしこ初戦完敗。

基本に戻るべき
確かに北朝鮮は良いチームであり、強かった。特に10番などは非常に良くて、本来のなでしこであっても簡単に止められたとは思えない位良いチームだった。
このなでしこが本当のなでしこじゃないとしても、この試合を観て、なでしこが北朝鮮のライバルと言えるかと言えば、はっきりと烏滸がましいと言える。
杉田の凄いミドルシュートみたいなものはあったが、しかし、この試合を観て、なでしこのプレーを評価できるものなど欠片も無い。
日の丸を背負う、日本代表という名を冠するに値しないサッカーだった。
失点云々とかではなく、サッカーの基本的な部分が出来ておらず、この試合を観て、世代交代をするとか言う事がどれだけの戯言かという事、何と言うのか、かつてオシム監督がマスコミを黙らせるために、マスコミの言うメンバーで試合を挑んで敗れる事で、1試合を捨てることで采配を良くしたのだが、今大会自体を佐々木監督がそうしたいと考えているのか、そう穿った見方をしてしまいたくなるくらいの出来だった。
最終ラインはバックパスをするのは良いが、中途半端で狙われるし、そもそもGKはトラップが下手過ぎて、バックパスがあわやゴールにいれちゃんじゃないかと冷や冷やするし、そこからのキックの精度が悪過ぎてボールが繋がらず、何のために一旦GKまで戻して組み立てなおすのか意味が無い。
CBの二人は、二人いながらDFにボールを奪いに行かず、ましてやゴール方向を空けてしまったのは基本が出来ていないし、両SBは戻りが遅い。
CHは、簡単にカウンターを仕掛けられて裏を取られた後は、中途半端に最終ラインに吸収されてかえってプレーの邪魔をすると同時に、バイタルを空けてしまう。
攻撃陣に関しては、中途半端なパスで簡単に相手にボールを渡すだけでなく、最悪なのは無責任なプレーが多く、目の前でパスが合わずにボールを奪われると、それに対してプレスを仕掛けに行く事もしない。
先にはチームとして出来ていないとも書いたが、それ以上に、基本的なプレーが出来ていなくて、本当に、このレベルで良いのかと言わざるを得ない。
本当に良い所と言うのは、擁護すべき事も無いほどの最悪の出来で、きっちりと大敗したことじゃないかな?
これで、少しはまともにサッカーをしてくれるようになって欲しい所だ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。