2015年08月05日 [08:26]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

女子東アジアカップ2015 日本 vs 韓国

初戦の北朝鮮戦は完敗と言うよりも、はっきり言って、サッカーが出来ていないと言うか、サッカーをやっていなかったなでしこ。
2戦目は、韓国が相手であるが、少なくとも、今度の試合は、ちゃんとしたサッカーをやって欲しい所だ。
まさか、こんな低レベルな感覚で代表戦を観る事になるとはねぇ。

EAFF女子東アジアカップ2015
[3]第2節 Wuhan Sports Center Stadium
日本 1-2 韓国
(JPN) 中島依美(30分)
(KOR) CHO SO HYUN(54分)、JEON GA EUL(92+分)
なでしこジャパンのスタメンは、21 山下杏也加、13 京川舞、14 田中明日菜、4 村松智子、19 薊理絵、8 猶本光、7 上辻佑実、23 柴田華絵、2 中島依美、15 田中美南、17 有町紗央里の4-2-2-2。
女子東アジアカップ2015日本vs韓国
韓国のスタメンは、18 KIM JUNG MI、20 KIM HYERI、3 LIM SEONJOO、5 KIM DOYEON、7 KIM SOO YUN、8 CHO SO HYUN、13 KWON HAH NUL、9 KANG YUMI、12 LEE MIN A、23 LEE GEUMMIN、11 JUNG SEOLBINの4-2-3-1。

前半
韓国のキックオフで試合開始。
立ち上がり、韓国も前からプレスを仕掛けてきていたが、なでしこの方も仕掛ける事で、なでしこが先に試合の流れを掴む。ただ、ミスから危ないシーンもあるなど、やはり、やや不安定に感じる部分はある。
徐々に韓国が押し返してきて、互角よりもやや韓国の方が当りが強く、持ち味を出してきているように見えてきた中で、30分、CKからの流れでクリアボールを拾った中島が思い切ったミドルシュート、これがゴール前の選手でブラインドになった上に誰かに当って僅かにコースが変わってゴール、なでしこが先制する。
1点リードした後、なでしこが試合を支配したい所だったが、韓国の前に、なかなか思い通りに戦えない中、ただ、そこまで危ないシーンも無く、前半は、なでしこリードで終了。

観るべきものの少ない前半
北朝鮮戦よりかは、まだまともにサッカーは出来ていると思えるので、その意味では、ちゃんとしたサッカーの試合になっている。
韓国の強いあたりを嫌がるようなプレーをしていて、それがなかなかゲームの流れを掴めない部分もあるが、それも良いとして、良いタイミングで先制するなど、悪くはない結果であったと言えるだろう。
但し、不満点もあり、その最大の要因が、WC前にあった、試合をどうしたいのかが見えてこない事、つまりは、コントロールできておらず、場当たり的な流れの中でもがいているだけ、つまりは、何と言うか先制する事が出来たが、それは、偶々状況がそうだったと言うだけで、日本が点を取りに行って取ったという訳ではない。
また、先制した後も、先制を利用して、ボールを回したりして、時間や相手をコントロールしていく事、そういう事が出来ないのか、そこまで考える事すら出来ないのか、結果として、韓国に主導権を握られて、後手後手に回っているように感じさせられる。
例えば、WCのメンバーに澤が選ばれた事、もしくは、男子で遠藤保が常に重宝される事、その最大の要因は、試合全体を考えて、どうすればいいのかという事を考え、それをチームに反映させる事が出来る。
現状のメンバーでは目の前のプレーで一杯一杯で、チーム全体、試合全体が見えていない。
このままでは、結局ベテランの経験に頼るという事になってしまう。少なくとも、なでしこリーグで試合をこなしているのですから、そろそろ、自分のプレーだけでなく、ゲーム全体を観れるようになって欲しいものだ。

後半
韓国は13番KWON HAH NULに代えて19番JANG SELGI投入、なでしこは前半と変わらず、そのなでしこのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりからなでしこが仕掛けてチャンスを作るが、決めることが出来ず、決定機まで行かないと、54分、高い位置でボールを奪われると、そのままボールを奪った8番CHO SO HYUNがドリブルで持ち上がり、なでしこがプレスに行くことが遅れると、そのままシュートを決められて韓国に同点に追いつかれる。
リズムに乗れないなでしこは、63分、上辻に代えて川村を投入する。
なでしこがチャンスを作れるようにもなったが、しかし、ゴールを奪う事が出来ず、72分、薊に代えて菅澤を投入する。
韓国が下がって守り、奪った時のカウンター狙いになった事で、試合はなでしこがペースを握るようにチャンスを作り出すが、なかなかゴールを割る事が出来ない。
攻めるなでしこに対して、韓国は、78分、23番LEE GEUMMINに代えて10番JEON GA EULを投入する。
なでしこも、81分、有町に代えて横山を投入する。
アディショナルタイムに入った所で、韓国が少し距離があるが、やや左の良い位置でFKを得ると、10番JEON GA EULが蹴ったボールが壁の上を越えてニアサイドに突き刺さり、韓国に逆転を許す。
結局、この1点を跳ね返せず、試合終了、なでしこ連敗。

ショック療法
北朝鮮戦よりもマシになったというよりも、ちゃんとサッカーをしていたのは間違いない。
但し、それは低レベルでの話で、本来のなでしこの世界のトップで争うという意味でのなでしこの立場で話すような話ではない。
他の選手を試すのは分からなくもないが、こんなレベルだからこそ、結局のところ、世代交代など出来ようはずもない。
また、なでしこのようなチームにとって、ゲームをコントロールする事が重要であり、自分で一杯一杯の選手などでは、前述の通りダメとなってしまう。
しかし、一つの要因として、どうせなら、このまま惨敗をしてしまって、ショック療法と言うのも良いかもしれない。
協会も、マスコミも、今やただのコンテンツとしてしか代表を扱っていない。
言葉だけでは、アジアの壁とか、最大のライバルとか煽っているが、実際には、なでしこがリオ五輪の出場権を失うことなど無いと思っているようですし、男子のU-22にしても同様、そして、A代表であれば、ロシアWCに当たり前に出場すると思っているんじゃないか?
だからこそ、こんなフワッとした試合だったり、強化の意味があるのか分からない、大会の意味合いだったり、そこへの挑み方が不明な東アジアカップのような大会に参加している。
WCよりも枠数の少ない五輪に出場が、例え世界2位のなでしこだって容易ではないという事実を踏まえて、尻に火がついている事を認識するのにいいのかもしれない。
それは、今回選ばれた選手だけでなく、このレベルの選手にも負けていると思われている選ばれなかった選手、そして、結局いつものメンバーに頼らざる得ないという状況に、選手、監督、そして協会はもう少し危機感を持つ必要があるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。