2015年08月09日 [08:39]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

女子東アジアカップ2015 中国 vs 日本

東アジアカップの最終戦。
優勝云々以前の出来の悪さだけが目立ち、世代交代など夢のまた夢と感じさせられた今大会。
最後の試合くらいは、少しは期待しても良いと感じさせるものを見せて欲しい。

EAFF女子東アジアカップ2015
[6]第3節 Wuhan Sports Center Stadium
中華人民共和国 0-2 日本
(JPN) 横山久美(88分)、杉田亜未(93+分)
中国のスタメンは、12 王飛、5 呉海燕、14 趙容、6 李冬娜、2 劉杉杉、19 譚茹殷、23 任桂辛、21 王麗思、18 韓鵬、11 王霜、9 王珊珊の4-2-2-2。
女子東アジアカップ2015中国vs日本
なでしこジャパンのスタメンは、21 山下杏也加、13 京川舞、14 田中明日菜、4 村松智子、5 髙良亮子、6 川村優理、22 杉田亜未、2 中島依美、17 有町紗央里、11 髙瀬愛実、15 田中美南の4-2-2-2。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がり、なでしこは良い形で入って、決定機自体は無いものの、良い形で両サイドを使いながら攻めていく、また、守備に関しても、中国にこちらもサイドを使われる部分はあるが、中央はガッチリと固めて跳ね返す事で危なげない展開。
どちらも決定機が作れない中で、26分、日本は良い位置でFKを得ると、杉田が壁の横を抜いて右サイドを狙ったシュートだったが、GKが素晴らしい反応で触り、ポストに当てて跳ね返される。
なでしこに決定機が生まれるもゴールが奪えない中で、38分、日本はバックパスを山下が蹴り損なったボールを奪われてしまって、危ないシーンが生まれたが、何とか体を張って守る。
結局、どちらもゴールを奪えないままスコアレスで前半終了。

アイデアが欲しい
漸くまともな課題なんかを見出す事が出来る。
何と言うか、これまでの2試合の無責任だったり、バタバタしているのから、大分サッカーらしいサッカーとなった。
ミスはこれまでの試合と同様に非常に多く、自分たちのミスで危ないシーンを作ったり、中国の攻撃を許したりしているのだが、それを誰かに任せるのではなく、自分でミスを取り戻そうとするプレーが見られた。
その上で、守備に関しては、もう少しセイフティなプレーが欲しい所なのと、慌てる事はなく、無責任ではなく、任せる所は任せるという事も必要。
38分のシーンを含めて、慌てていった結果、かえって状況の悪化をさせてしまっている部分があった。
どういう時でも、全体を常に見ておく事も必要である。
また、少しサイドからやられている部分もあり、高さとしては中国の方が上回っている為に、そこからのクロスと言うのは常套手段となってくる。だからこそ、もう少しサイドのケアも必要だが、同時に、右サイドの中島は良い出足で良くプレッシャーに行けており、その辺をもう少しチーム全体で共有したい。
攻撃に関しては、川村に入ると上手くサイドに散らすことが出来ているが、シンプルに前線に当てる事が多く、それ自体は悪く無いが、相手のCBがきっちりとこちらの2トップについている為に、なかなかうまくおさまらない。
だからこそ、それだけでなく一旦中盤を経由する、もしくは、一気に相手DFの裏を狙うなどのパターンが欲しい。
特に左サイドで有町は良くボールを粘り強くキープしていましたし、そういう所を利用して、相手の守備の目先を変えるのも大切だろう。
最後にセットプレーで、CKを多く得ていたのだが、そこでのボールが一本調子である。WCの決勝でアメリカは、こちらが高さを警戒しているとみて、意表をついて低いボールを下げた位置に入れたように、逆にニアに飛び込むと見せて、それを囮にファーサイドに入れるとか、その為に一旦ショートコーナーでタイミングを外すなど、そういうアイデアも欲しい所。

後半
中国は交代は無く、なでしこは高瀬に代えて菅澤を投入し、中国のキックオフで後半開始。
後半の立ち上がりは、なでしこも中国も主導権争いをしていく中で、51分、中国は21番王麗思に代えて17番古雅莎を投入する。
中国は足が止まってきた事で、なでしこが主導権を握り、ボールを動かして攻めていくようになると決定機を作り出せるようになってくると、なでしこは、66分、有町に代えて増矢を投入する。
75分前後から中国が仕掛けてきて立て続けにCKのピンチを迎えるものの、なでしこも人数をかけて守り抜く。
なでしこは最後の交代で、83分、田中美に代えて横山を投入する。
交代直後に、京川が個人技で仕掛けていって中に切れ込んでからのスルーパスに横山が上手くDFと入れ替わって前に出るも、GKの好セーブに阻まれてゴールならず。
中島が中盤でボールを受けるとスルーパス、これを横山が上手く裏に抜け出しながらボールを受けて、冷静にゴールを決めて、88分、なでしこが先制。
アディショナルタイムに入った所で、中国は、GKの12番王飛に代えて1番張越を投入する。
更に、カウンターから前線で菅澤がパスを受けて、DFをかわしてシュートにいきたい所だったがバランスを崩したために、一旦戻したボールを杉田が狙いすましたミドルシュートを決めて、アディショナルタイムに試合を決める2点目を奪う。
結局、そのままなでしこが逃げ切って試合終了。

漸くの勝利
途中交代の横山のゴールで漸くの勝利。
何とか最後に勝利をしたことで、面目躍如というところでもあるだろうが、それと同時にと言うか、それ以上に、この試合では、漸くなでしこらしさの片鱗を観る事が出来た。
まだまだ、今までのメンバーと比較して、例えば、連携面での問題は仕方が無いというか、当たり前だが、一緒にやっていたという部分で劣るのは仕方が無い。
それでも、なでしこらしさの片鱗しか見せなかったように、今回のメンバーは正直言えば、じゃあ、これでなでしこを形成できるかと言うと、全く期待できない。
それでも、最後の試合で勝利した事、この試合の中で例えば、中島だったりは、流石のプレーを見せた。
そして、新戦力として、慣れないSBで起用された京川が最終的には非常に良く、クレバーなプレーを見せていて、攻撃参加も含めて良くこなせていた。若干、中に引っ張られてしまってサイドの裏を取られる事もあったが、今後、十分可能性を感じさせてくれた。
また、こちらは新戦力とは言えないが、最後の最後に途中交代で出場してゴールと言う結果を短時間で見せた、横山のスーパーサブとなり得る素養が発揮されたのだとしたら、少しは選手選考にプラスになったかな?
マイナスの方が圧倒的に大きかったようにも思える大会参加だったようにも思えますけどね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。