2015年08月10日 [08:58]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2015 

東アジアカップ2015 中国 vs 日本

東アジアカップは最後の試合。
正直、やる意味があるのか不明のまま、大会の意義を見出せないままの戦いで、結果として、チームとしての機能性が無く、日本代表の名に泥を塗るだけだった。
新しい選手を探すにしても、もう少し内容を考えたメンバー選考を含めて戦い方が必要だと思いますけど、これで、意図を明確にしない大会参加の弊害を知る事が出来たとしたら、収穫か?

EAFF東アジアカップ2015
[6]第3節 Wuhan Sports Center Stadium
中華人民共和国 1-1 日本
(CHN) 武磊(10分)
(JPN) 武藤雄樹(41分)
中国のスタメンは、23 王大雷、14 吉翔、2 任航、6 馮瀟霆、17 饒偉輝、8 蔡慧康、15 呉曦、13 劉建業、7 武磊、22 于大宝、18 郜林の4-1-2-3。
東アジアカップ2015中国vs日本
日本のスタメンは、1 東口順昭、15 丹羽大輝、6 森重真人、5 槙野智章、22 米倉恒貴、16 山口蛍、21 遠藤航、9 永井謙佑、18 武藤雄樹、11 宇佐美貴史、20 川又堅碁の4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりか日本が仕掛けると、4分には、早くも3本目のCKで、ファーサイドまで流れたボールを受けた宇佐美貴がまいたシュートを狙うも、これは惜しくもバー直撃。
序盤の攻勢が止むと、徐々に中国が押し返しだして、日本はマークが曖昧になってくる中で、10分、右サイドで粘られた後、15番が中に流したボールを走り込んだ7番が抑えたミドルシュートを決めて、中国が先制。
日本がポゼッションするが、しかし、中国が守りからカウンターを狙う戦い方で、なかなか崩せず、27分には、カウンターからGKと1対1を作られてしまうも、ここは何とか止める。
日本も、何とか攻撃の手口を見出そうとするが、なかなか崩しきれないと、一旦、ポゼッションから一気に左サイドの裏に抜け出した米倉恒に対して槙野智から絶妙なスルーパス、これをスピードを緩めず、一気に前線で追いついた米倉恒が低いクロス、ここに滑り込むように突っ込んだ武藤雄が押し込んで、41分、日本が同点に追いつく。
アディショナルタイムには、中国のカウンターを遠藤航が止めて、宇佐美貴が上手く奪ってカウンターを仕掛けるものの、川又堅のクロスを跳ね返されて、それを再度ゴール前に入れようとした川又堅のキックがミスになった所で前半終了、前半は1-1で折り返す。

無駄なリスク
日本は、前線の組み合わせを再び北朝鮮戦と同じに戻した。
この辺の所は、韓国戦では攻撃にスピードが無くて、北朝鮮戦ではコンディションが悪かったからとの判断から、縦に早い攻めをもう一度するために、北朝鮮戦のメンバーに戻した上で、常にイケイケではなく、どこから落ち着くことも期待したのかもしれない。
その意図はある程度は成功しているとも言えて、立ち上がり早々は早い攻めを見せるなど、積極性も見せたし、途中ではボールを回して行く事も出来た、そして、カウンターから同点ゴールを奪う事も出来た。
但し、宇佐美貴と武藤雄のポジションは守りに引き摺られて少し低いために、なかなか前線の人数が揃わず、早い攻めの結果、誰もいなくて崩しきれないというのも多く、やはり川又堅が前線でもう少しタメを作れないとなかなか攻撃が機能しない。また、右サイドの永井謙が、この試合も試合に入れておらず、折角の足も全く機能していない。
そして、攻撃以上に課題なのは守備面。CBの森重真と槙野智は流石にお互いの部分でのフォローが出来ているが、この試合、中国の前線に1対1で負ける部分もある。
そして、両SBが急造で、丹羽大と米倉恒が代表デビュー戦ではあるも、確かに米倉恒は良くやっている、攻撃では同点ゴールをアシストしていたが、肝心の守備がいつもと逆の為に相手との間合いが取れず、簡単に突破を許してしまっている。
丹羽大と米倉恒のポジションを逆にするだけでも、もう少しマシだと思うが、結果として両SBが穴になってしまっている。
また、遠藤航と山口蛍が、その両SBのフォローの為に下がる事になり、結果、中盤でのパス回しが回すだけになり、それに引っ張られて、前述の通り宇佐美貴や武藤雄が下がってくるという事で、悪循環になっている。
米倉恒をシンプルに右SBに戻して、左には太田宏か藤春廣を起用するだけで、安定すると思えるだけに、無駄なリスクを抱えた戦いをしていると感じられて仕方ない。

後半
両チームとも交代は無し、中国のキックオフで後半開始。
後半立ち上がりから日本が仕掛けていって、思い切ったミドルシュートを含めて、中国に仕掛けていくが、中国も全体が下がって守っておりなかなか崩しきれず、逆に中国がカウンターで、ラインの高い日本の最終ラインの裏を狙ってきて、日本もピンチになる。
61分、日本は川又堅に代えて興梠慎を投入する。
中国も、63分、22番于大宝に代えて9番楊旭を投入する。
日本がボールを回して、中国陣内で戦い続けるが、しかし、最終ラインががっちりと守っていて、日本はなかなかバイタルエリアに入っていく事が出来ない。
中国は2枚目の交代として、69分、15番呉曦に代えて10番鄭智を投入する。
70分、やや中国の巻き返しを受けていた日本だったが、右サイドで永井謙が粘って、最後は武藤雄が抜け出しGKと1対1になるが、ここはGKの好セーブに阻まれる。
日本は、74分、武藤雄に代えて柴崎岳を投入する。
日本はボールを回しておいて、裏に抜け出そうとすれば、中国は一気に前線に入れて裏を狙うと、お互いに裏の狙い合いとなっていく。
80分、中国は18番郜林に代えて20番張池明を投入する。
日本は、最後の交代として、83分、永井謙に代えて浅野拓を投入する。
中国も猛攻を仕掛け、日本も縦に仕掛けていく事で、お互いに得点の可能性がありながら時間が経過していく、日本がアディショナルタイムには仕掛けていったが、結局ゴールを奪えず試合終了。

結局勝てず
結局、こんな所と言うべきか?
選手の個々のプレーと言うのは、ここまで何度か書いた。
正直、急造メンバーですから、機能するかと言えば、機能しなくても仕方が無い。
その上で、この試合も含めて、3試合に関して言えば、ハリルホジッチ監督の采配で気になってしまう。
結局、この試合の交代の切り方は、北朝鮮戦と同じだった。
確かに、川又堅は機能していなかったから興梠慎へと交代する、足が止まってきていたから武藤雄は代えられる、そして、永井謙を浅野拓と交代する。
引き出しが少ないというのか、もう少しやりようはあったんじゃないか?
川又堅と興梠慎は仕方が無いとしても、武藤雄と柴崎岳の交代や何より効果的に動けるようになっていた永井謙を交代させるか?
柴崎岳が入っているのだから、遠藤航あたりと浅野拓を交代させて、柴崎岳が下がった位置に入り、前線を宇佐美貴と興梠慎の2トップにするとか、それよりも何よりも、韓国戦で良かった倉田秋を投入するなど、もっと手はあった筈だ。
これまでの試合を含めて、ハリルホジッチ監督の采配に関して言えば、どうにも引き出しが少なく感じる。これは、日本の選手を知らないからなのか、それとも、元々、そういう事が出来ないのか?
もしかしたら、新しい選手の発掘以上に、ハリルホジッチ監督には、もっと選手を起用する機会を増やすためにも、親善試合を数多くこなす必要があるんじゃないか?



個人的な個人評
1 東口順昭 4.5 失点となったシュートは難しかったが止められたようにも思える。
15 丹羽大輝 4.5 慣れない右SBで頑張ったが及第点とは言えない。
6 森重真人 5.5 裏を取られたりしたが、それでも体を張って良く守っていた。
5 槙野智章 5.5 危ないシーンもあったが、良く守れていた。
22 米倉恒貴 5.0 慣れない左サイドで良くプレーが出来ていた。
16 山口蛍 5.5 彼のおかげで少なくとも悪く無い流れを作り出すことが出来ていた。
21 遠藤航 5.0 無難な守りが出来ていたが、もう少し攻撃でも機能させられたら良かった。
9 永井謙佑 5.0 前半はブレーキになっていたが、後半途中から積極的な動きで攻撃をリードしていった。
19 浅野拓磨 -- 評価できず。
18 武藤雄樹 5.5 得点は見事だが、しかし、下がらざるを得ず、そうすると持ち味がやはり出し切れない。
7 柴崎岳 5.0 広く動いてボールを引き出し、裏を狙っていて悪くはないが、期待値以上ではなかった。
11 宇佐美貴史 5.0 何度か良さを発揮したが、下がったプレーが多くて持ち味を完全に発揮できなかった。
20 川又堅碁 4.5 交代間際に漸く良いプレーを見せたが、どうにも日本のサッカーに合わず。
10 興梠慎三 5.0 流石と感じさせる部分も多く見せたが、ゴールを奪うに至らず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。