2015年08月17日 [08:01]   鹿島アントラーズ | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第24節 鹿島 vs 仙台

夏場の連戦となるJ1第24節。
監督交代後、現在3連勝中で、ここ5試合も3勝1分1敗とし、順位を6位としてきた鹿島。
前節の勝利で連敗を3で止めたが、5試合を1勝1分3敗と好対照であり、11位になっている仙台。
連戦となる中で、どう戦って、その上で勝利を手にするのか。

Jリーグ2015 Division1 第24節
県立カシマサッカースタジアム/16,554人
鹿島 3-2 仙台
(鹿島) 山本脩斗(42分)、土居聖真(82分、87分)
(仙台) 野沢拓也(3分、27分)
ホーム鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、22 西大伍、14 ファン・ソッコ、3 昌子源、16 山本脩斗、20 柴崎岳、40 小笠原満男、25 遠藤康、13 中村充孝、18 赤﨑秀平、11 ダヴィの4-2-2-2。
アウェー仙台のスタメンは、1 六反勇治、25 菅井直樹、2 鎌田次郎、5 石川直樹、23 二見宏志、17 富田晋伍、14 金久保順、7 奥埜博亮、10 梁勇基、8 野沢拓也、11 金園英学の4-1-4-1。

鹿島が逆転勝利
立ち上がり早々、仙台は、昌子源のクリアミスを奪った金園英がフリーの野沢拓に出すと、これを野沢拓が冷静に決めて、3分仙台が先制。
1点を追う鹿島がボールを保持して、仙台陣内で戦っていく中で、ポゼッションは鹿島が優勢ではあるが、仙台は、下がった所からボールを奪うと一気に縦に早くカウンターを仕掛けていく為に、試合のリズムは仙台が支配しているように思える展開が続き、27分、自陣でのFKから六反勇が一気に前線に送ると、前線で金園英がヘディングで裏に流して、それを野沢拓が受けてシュートを決め、仙台が良いタイミングで追加点を奪う。
2点差を追う鹿島は、早い段階ではあるがカイオを投入しておいて、右サイドからの突破からのクロスにファーサイドに入った、カイオと山本脩の二人が飛び込んで、山本脩がヘディングシュートを決め、鹿島が42分、1点を返す。
後半開始から金崎夢を投入した鹿島は、前線での動きが増して、仙台に対して優勢に試合を進め出し、仙台はなかなかカウンターを仕掛ける事も出来なくなって、鹿島が何度となく決定機を作り出していくが、シュートが枠に行かない。
鹿島が押し込み続けるが、仙台が耐え続けて、もしかしたらこのまま逃げ切るかとも思われた、左サイドからクロスを入れると、ファーサイドでヘディングで折り返し、ニアサイドで柴崎岳が潰れてファーサイドでGKの前に飛び込んだ土居聖が頭で押し込み、82分、鹿島が同点に追いつく。
そして、右サイドから中に入れたボールを柴崎岳が少し浮かすボールでDFの裏に流すと、土居聖が走り込んでシュートを決め、鹿島が87分、逆転ゴールを奪う。
結局、そのまま試合を締めて、鹿島が勝利。

持ち味の出た試合
両チームとも持ち味を出した試合だった。
鹿島はボールを持つと、とにかく繋いでいく事で、ポゼッションで圧倒、仙台のバイタルエリアで試合を進めていく事で、押し込んで戦っていけば、仙台は、ボールを奪ってから一気に前線の金園英に当てて、そこに後ろの選手が飛び出していってゴールを狙う。
両チームともにバイタルへの侵入の仕方が違うが、得点を取る為にお互いの持ち味を出し切った試合だった。
ただ、鹿島が押し込んでボールを回すことで、仙台が後手に回った事もあり、その結果、全体が間延びした事で、先に自分たちの持ち味を出せなくなったのが仙台であり、リードを許していたが、自分たちのサッカーが出来ているという事で、鹿島には焦りも無く、何よりも前半で1点を返したことで、鹿島の方が優位に立ったからというのも大きいだろう。
持ち味を出した試合ではあるが、それを最後まで通した鹿島に対して、リードをしながらも追い詰められていった仙台が敗れたという事になるが、非常に良い試合だった。

守りに入った失敗
この試合の仙台は非常に良い形で戦えていて、良いタイミングで得点を奪えていたし、リードをした中で、有利に戦えていた。
鹿島にボールを持たれていたが、しかし、それでもゴール前ではきっちりと跳ね返して、決定機を作らせず、逆に奪ってから一気に攻めてチャンスを作っていた。
ただ、前半終盤に1点を返された事で流れを変えてしまったと言えるだろう。
それでも1点リードしているのですから、前半と同様に、余裕をもって戦えばよかった。体力的な問題もあるだろうから、前に行くのは減らしても良いが、カウンターを仕掛ける気配だけは残しておけば、十分に勝ち切る事が出来たように思える。
それが、相手に点を許した事で、とにかく守り切ろうという意図が入って、そこまで良い形で前線でプレッシャーを与えていた野沢拓を代えるなど采配的にも失敗したように思える。
最近同じことを特に感じるが、リードしているというのは、それだけで優勢に試合を進めていると言えるのだから、そこで無駄に慌てる必要は無い。
守りに入った事で、鹿島の猛攻を途切れさせることが出来ず、結果として逆転を許してしまった。
リードしているというのをもう少し有効に利用する事を、仙台に限らず、普通に出来るようになっていくべきだろう。

見事な逆転劇
この辺、鹿島らしい強さを見せたと言えるだろう。
前半早々に自らのミスで失点してしまって、そこで慌てたのか、ボールを持っているけれども攻める方法を見出せず、逆に仙台が何度も行っていたカウンターを仕掛けてきての失点で、2点リードを許してしまった。
ただ、中央を固めている仙台に対して、前半の内にサイドからのゆさぶりで1点を返すと、後半は、何度もサイドからの仕掛けでチャンスを作り出して、慌てることになく、押し込んでプレッシャーを与え続けていた。
決定機を外してしまっていたが、何度も何度も仕掛けて決定機を作る事で、仙台全体に危ないという意識を植え付ける事に成功したように、仙台が全体的に自陣深くに下がってしまう。
そうやって押し込んでおいて、全体に押し上げていく事で、仙台に精神的にもプレッシャーを与え、ミスらしいミスではなく、それでも相手が微妙に守りの間合いを見失っていく事に繋がった。
こういう少しずつ追い詰めるようなサッカーは、本当に強い鹿島のサッカーが戻った感がある。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。