2015年08月31日 [08:41]   サンフレッチェ広島 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第26節 広島 vs 名古屋

夏休みが終わるJ1第26節。
何とか前節の勝利で2連敗から脱出、ただ、首位からは陥落してしまって、2位となっている広島。
最近は結果を残していて、3勝1分1敗として、現在は9位につける名古屋。
優勝に向けて浦和を追う広島に対して、名古屋としても何としても勝たないといけない試合。

Jリーグ2015 Division1 第26節
エディオンスタジアム広島/13,916人
広島 5-2 名古屋
(広島) ドウグラス(6分、52分、85分)、佐藤寿人(9分)、浅野拓磨(71分PK)
(名古屋) 牟田雄祐(77分)、永井謙佑(79分)

ホーム広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、5 千葉和彦、4 水本裕貴、14 ミキッチ、6 青山敏弘、8 森﨑和幸、18 柏好文、9 ドウグラス、24 野津田岳人、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
アウェー名古屋のスタメンは、1 楢﨑正剛、2 竹内彬、4 田中マルクス闘莉王、6 本多勇喜、19 矢野貴章、13 磯村亮太、20 矢田旭、10 小川佳純、32 川又堅碁、11 永井謙佑、18 ノヴァコヴィッチの3-4-2-1。

広島が快勝
立ち上がり早々、広島は中盤でミキッチがパスカット、一気にドリブルで持ち上がると、右サイドで時間を作っておいてからのクロスにニアサイドでドウグラスが裏にすらすようなヘディングがそのままゴールに吸い込まれて、広島が6分先制。
更に広島は、9分にも、右サイドでミキッチが相手DFを振り切って裏に抜け出すと、中に低いクロスを入れ、それをファーサイドで佐藤寿が押し込んで、広島が追加点を奪う。
早い段階で2点リードした広島だったが、徐々に名古屋も前に出てきて、攻められるシーンも出てくる。
後半立ち上がりから名古屋が攻勢を仕掛けるも、52分、広島が中盤でパスカットから野津田岳が素早く左サイドへと展開すると、それをダイレクトで柏が折り返し、これは中央に遅れて入ってきたドウグラスが合わせてゴール、広島が決定的な3点目を奪う。
更に69分には、右サイドでボールを受けた浅野拓がそこから中へと仕掛けていって、PAに入った所で、本多勇が足を引っ掛けて倒しPK、これを浅野拓自らが、右下隅に決めて、広島が4点目を奪う。
名古屋も74分、右サイドで裏に抜けようとした杉森考が後ろから倒されてPK、これを闘莉王が狙うが、ここはGKの林が完璧に読んで止める、ただ、その後の右CKでゴール前に入れたボールを、矢野貴のヘディングシュートがDFに当ってこぼれた所を牟田雄が蹴り込んで、名古屋が77分、1点を返す。
更に、79分には、パスを繋いで、前線に上がった闘莉王がフワッとしたボールをDFの裏に落とすと、そこに飛び込んだ永井謙が押し込み、2点差に詰め寄る。
しかし、名古屋の逆襲の勢いを断ち切るように、85分、右サイドでボールを受けたミキッチが縦に素早く抜けてからのクロスをニアサイドでドウグラスが合わせてゴール、広島が再び突き放す5点目を奪う。
結局、そのまま広島が5-2で勝利。

右サイドを制した広島
この試合は、完全に右サイドをミキッチが制した事で、勝敗を決めたとも言えるだろう。
立ち上がりに、ミキッチの仕掛けでゴールをアシストすると、すぐ後にも、競り合って勝利し2点目をアシスト、これで、完全に乗っていったミキッチが、完全に右サイドを制して、名古屋は、何とか対応したくても、小川佳も本多勇もミキッチに最後まで対処できなかった。
その結果、悉く右サイドを崩されていって、名古屋のDFは、何度も崩されるから左サイドに偏れば、逆サイドでやられると、どうしようもない展開になった。
西野監督も何とかしようと、左サイドに梃入れをしていくのだが、とにかく乗っているミキッチを止める事は最後まで出来ず、結果として、完敗とも言うべき結果になった。
サイドの攻防をここまで制すれば、試合をそのまま支配できるというのを明確にする試合だった。

守備の問題
ミキッチ一人にやられた感もあるが、それと同様に、名古屋は守備の仕方にも課題を残した。
早々に2失点を喫した事で、前線は攻めに転じたい。だからこそ、前からプレスを仕替えていきたいのだが、後ろのメンバーはまずはガッチリと守りを固めたいと考えているのか、一旦下がってしまった。
その為に、中盤での距離感が遠くなってしまい、それが、パス回しの所で簡単にカットされる要因になった。
結果として、そこでカットされた事で失点をしてしまっているのですから、この辺の距離感の改善、前から行くのであれば、後ろもそれをフォローしていく、後ろでブロックを作るのであれば、前線はその時間を稼ぐと同時に、一旦下がって守りに参加するなどが必要になってくる。
そういう全体を通じた守りの形が出来ていないのが、問題だろう。

ハットトリックのドウグラス
この試合のゴールで佐藤寿のJ1トータルゴールが156ゴールとなり、歴代最多の中山雅に後一つと迫った。
おそらく、今季中に記録を更新する事は間違いないだろう。
偉大な記録を達成する事になるが、この試合の主役は、その佐藤寿ではなく、ミキッチと、そしてドウグラスだろう。
先に書いたように、ミキッチは何度となく右サイドを突破して試合の流れを制した。
そして、ハットトリックを達成したドウグラス。
今季、高萩洋と石原直が移籍して空いたシャドーの位置に広島が誰を持ってくるかという所で、ドウグラスが加入、見事に穴を埋めてきていて、特に外国籍選手らしいというべきか、その積極性が良い。
時に、それが空回りしてしまう所もあるものの、この試合のようにはまると相手にとっては脅威となる。
ハットトリックという結果は、もしかしたら出来過ぎかもしれないが、それでも、シャドーでここまで得点力がある選手がいることで、何よりも佐藤寿が活かされていって、佐藤寿のゴール、Jリーグ記録となるゴールを奪うのに最大の貢献をしているとも言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。