2015年09月07日 [08:26]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯2回戦 仙台 vs 仙台大

日本最強チームを決める天皇杯の2回戦。
現在J1では14位につける仙台。
Jリーグへの砦となっているソニー仙台をやぶって代表となり、JFL前期優勝チームの八戸をやぶって2回戦にきた仙台大。
提携もしている両チームが対決する。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2回戦 No.55 ユアテックスタジアム/3,351人
仙台(J1) 3-2 仙台大学(宮城県代表)
(仙台) 奥埜博亮(9分)、野沢拓也(40分)、菅井直樹(72分)
(仙台大) 石川隆太(60分)、森村公亮(79分)
仙台のスタメンは、21 関憲太郎、25 菅井直樹、2 鎌田次郎、5 石川直樹、4 蜂須賀孝治、14 金久保順、17 富田晋伍、10 梁勇基、8 野沢拓也、20 ハモン・ロペス、7 奥埜博亮の4-4-2。
仙台大のスタメンは、1 古川裕貴、3 榎本滉大、10 山田満夫、5 石橋理志、2 川上盛司、6 菅原啓祐、8 髙橋晃司、11 石川隆太、7 蓮沼翔太、9 川島章示、18 堺俊暉の3-4-2-1。

仙台逃げ切る
立ち上がり仕掛けたのは、仙台大だったが9分、GKから一気に前線に送ったボールを仙台大が処理を誤った隙を逃さず、裏に抜けた所を拾った奥埜博が左足で豪快に決めて仙台が先制。
仙台大は1点を追う為に攻めに入るものの、仙台は冷静に対応しておいて、サイドからを中心に仙台大の守備を崩していく。
更に40分には、ゴール正面でFKのチャンスを得ると、野沢拓が右隅を狙ったキックに、壁が避ける形になって、そのままゴール、仙台が追加点を奪う。
2点を追う仙台大は、60分、右CKからのボールをニアサイドでピンポイントで合わせた石川隆のヘディングシュートが決まり、1点を返す。
1点返して、逆襲にいきたい仙台大だったが、しかし、仙台は72分、左サイドで基点を作ってから、スルーパス、これを抜け出した金園英がクロス、ニアサイドで狙った奥埜博には合わなかったが、ファーサイドに頭から飛び込んだ菅井直が押し込み、仙台が再び突き放す3点目。
しかし、79分、仙台大もGKのロングフィードから仙台の1点目を彷彿させるようにDFの裏にこぼれたボールを森村公が飛び出すGKよりも一瞬早く触ってシュートを決め、再び1点差に詰め寄る。
これで再び勢いの出てきた仙台大は前線に人数をかけて押し込んでいくが、仙台が耐え抜いて試合終了。

危なかった試合
立ち上がり早々、いきなり仕掛けた仙台大だったが、序盤は足も動いていて、積極的に前から仕掛けていった。
ただ、一発のプレーで仙台が先制すると、仙台が、3バックを採用して、サイドに隙があるのをついて、両サイドを広く使い、サイドで数的優位を作りながら押し込んでいく。
また、前線ではハモン・ロペスが裏を狙って仙台大のDFにプレッシャーを与える事で、仙台大は徐々に間延びし、スペースが生まれていくという事で、思い通りのサッカーが出来なくなった。
それだけ仙台が優勢になってリードを重ねたものの、仙台大がリードを跳ね返す為に、ある意味吹っ切ったかのように、本来の3トップを選択すると、前線での動きが良くなりボールが入るようになって優勢に試合を進める。
正直、若干前に意識が行き過ぎた結果、守備がばらけて、仙台が3点目を奪う事が出来て、仙台は逃げ切る事が出来たものの、仙台にとってみれば難しい試合になったのは間違いない。
勝ち抜き戦である以上、何点差でも負けは負けであり、リスクを冒してでも攻めた仙台大のやり方は間違っていない。結果として3失点目をして逃げられたものの、その猛攻に対して仙台は劣勢で、いつ失点してもおかしくなかった。
そこを何とか耐え抜いて勝利をおさめた仙台だったが、しかし、個人的には仙台大のサッカーの方が勝てるサッカーだったようにも思える。

サイドを攻略
劣勢になる時間も多かったがものの、仙台は、仙台大のサッカーを良く見て、上手くサイドから突破を仕掛けていって優勢に試合を進めることが出来た。
先に書いたように、内容的には仙台大の方が終盤の猛攻もあり勝てた可能性の高い試合に感じたが、しかし、相手を良く見て、自分たちの持ち味を発揮するという意味では、仙台の方が仙台大を上回り、その意味では、プロの意地と言うか、プロらしさを発揮したと言えるだろう。
また、サッカーはミスのスポーツであり、ミスは当たり前とも言えるが、その当たり前の部分で、どれだけミスを減らし、相手のミスに付け込むかという事で言えば、仙台大のミスに上手くつけこんで得点を奪えた仙台の強かさが目立った。
先のサイドの攻略を含めて、仙台と仙台大、個々の能力と言うよりも、選手個人の経験値やチームとしての経験値の差が勝敗を分けた試合になったように思える。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。