2015年10月01日 [08:31]   サガン鳥栖 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第29節 鳥栖 vs 甲府

J1も残り6節となる第29節。
2連敗の後、2戦連続ドローとして、ここ5試合勝ち星が無い13位と低迷している鳥栖。
こちらは現在2連敗中、5試合を1勝1分3敗となって、残留ギリギリの15位の甲府。
どちらも、残留をする為にも勝ちが必要な試合。

Jリーグ2015 Division1 第29節
ベストアメニティスタジアム/9,672人
鳥栖 0-1 甲府
(甲府) バレー(66分)
ホーム鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、5 キム・ミンヒョク、36 菊地直哉、29 谷口博之、23 吉田豊、28 高橋義希、14 藤田直之、16 崔誠根、25 早坂良太、10 金民友、22 池田圭の3-4-2-1。
アウェー甲府のスタメンは、21 河田晃兵、41 土屋征夫、4 山本英臣、17 津田琢磨、16 松橋優、6 マルキーニョス・パラナ、8 新井涼平、27 阿部翔平、18 下田北斗、9 阿部拓馬、10 バレーの3-4-2-1。

甲府が逃げ切る
立ち上がりは甲府が優勢に試合を進めるかと思われたが、試合の主導権は鳥栖の方に移り、鳥栖の攻勢に対して甲府が耐える展開となる。
甲府が前半は耐える展開だったが、その中で鳥栖の攻撃も精度を欠き、ゴールを奪えなかった中で、後半に入ると、甲府も攻勢に出て、66分右サイドで裏を狙ったボールを、阿部拓がヘディングで菊地直の裏を取ろうとして、一旦は菊地直がカットしたもののキープする前に阿部拓が体を入れてボールを奪うと、中に素早く入れ、そこに走り込んだバレーが無人のゴールに蹴り込み、甲府が先制。
その後もバレーがゴールを決めたかと思われたが、ここはオフサイド。
ただ、一時的に甲府が攻める時間が過ぎると、再び鳥栖が猛攻、豊田陽を投入して圧力を高めてきたが、しかし、甲府は前半同様、全員が集中して体を張り守り、耐え抜いて試合終了、貴重な勝点3を手にする。

耐え抜いた甲府
下位を争う両チームで、どちらも勝って降格争いから一歩でも離れたいところであり、立ち上がり早々甲府がいきなり仕掛けたのもその表れだったように思える。
但し、その後は鳥栖に押し込まれて、甲府は耐える展開となった。
ただ、鳥栖もリスクを冒してまで攻める事が出来ず、甲府の守備を崩しきれず、そのまま攻め切れない展開でいった。
そもそも、鳥栖は総失点で言えば、清水に続いて多く、甲府は、総得点が山形の次に少ないという、鳥栖は失点が多いが、甲府は得点が奪えないというマイナス方向で噛み合った両チームであるからこそ、どちらも、鳥栖も失点はしたくないし、甲府も点が取れないからこそ失点をしたくないという方向に入って、消極的な試合になった。
後半に入った所で、甲府は攻勢に出ることで、試合の主導権を一気に奪って、そこから先制する事が出来た。
すぐに追加点を取る事が出来たら、もっと良かったのだろうが、そこでゴールを奪えず、再び、鳥栖が攻勢が出てきて、再び耐える展開になるが、とにかく体を張った守りも見せて守り切った。
鳥栖と甲府の内容は力関係で言えば、鳥栖の方が上だったかもしれない、ただ、ここぞという所で甲府が一気に力をかける事ができ、その後も守備で力を発揮した甲府がポイントとしてここぞという所で上回ったという所だろう。

勝てない鳥栖
豊田陽が負傷から戻ってきたとはいえ、まだまだ本調子ではなく、また、水沼宏も同様であり、更にここ最近、才能を発揮するようになってきていた鎌田大も負傷離脱。
負傷者が多いという点で、鳥栖のようなチームにとっては、やはり厳しい戦いが続くことになるだろう。
何よりも、これは残念な所と言うべきか、鳥栖のサッカーはとにかく豊田陽がいて成り立つものであり、この試合も、サイドから攻めていこうという意志はあったが、結局中で合わず、セットプレーでもゴール前で甲府に競り負ける。
豊田陽が不在であるとなると、なかなかその代わりとなる部分が無い。
これは以前からの課題であり、だからこそ、早急な手当てが必要だったが、結局、それが見出せないまま、気が付けば、降格圏が見えてきてしまったと言えるだろう。

全員サッカー
はっきり言えば、この試合の甲府のサッカーは、プロのサッカーと言うよりも学生サッカーの延長戦のような感じだった。
戦術的に守っているのではなく、とにかく目の前のボールをしっかりと抑えて、体を張って守るという感じになった。
その辺、良し悪しで話す事じゃないかもしれないが、サッカーとしての質はあまり良くは無かった。
但し、得点シーンのプレーに限らず、ここぞという所での集中力の高さ、攻撃の時には、全員が攻撃へと意識出来る事、守る時は全員で守る事が出来たのは、ここまで切羽詰ったからというのもあるだろうが、それが一つの甲府のサッカーへと昇華させる事ができるかどうかで、課題とするのかどうかになるだろう。
個々の力、それこそ、バレーなどは、かつてG大阪時代に得点王争いをしたように各選手の力は決して他のチームに劣る訳ではない、だからこそ、その各個人がきっちりと力を発揮する事で、十二分に結果を引き出せることはこの試合で証明した。
後は、個の力をチームとしての力へとしていく事が出来るかどうか、今季の残留だけでなく、ここから先を見据えて重要な部分だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。