2015年10月01日 [12:50]   ACL | スポーツ | ACL/2015 

ACL2015 SF1 広州 vs G大阪

AFCもベスト4。
ここまで、苦戦もしながらも、勝負強さを発揮して勝ち上がってきた、昨年のJリーグ王者G大阪。
東地区での頂点を争うベスト4の相手は、柏に完勝してきた広州。
優勝に向けて、このアウェー戦は結果が必要な一戦。

AFCチャンピオンズリーグ2015
[10]準決勝 中国 天河体育中心体育場/48,946人
広州恒大(CHN) 2-1 G大阪(JPN)
(広州) フアン・ボーウェン(35分)、ジョン・ジー(57分)
(G大阪) OG(12分)
ホーム広州のスタメンは、19 ゾン・チョン、5 ジャン・リンポン、6 フォン・シャオティン、28 キム・ヨングォン、25 ゾウ・チョン、10 ジョン・ジー、16 フアン・ボーウェン、8 パウリーニョ、11 リカルド・グラル、9 エウケソン、27 ジョン・ロンの4-1-2-3。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、6 金正也、8 岩下敬輔、22 オ・ジェソク、15 今野泰幸、7 遠藤保仁、13 阿部浩之、11 倉田秋、39 宇佐美貴史、29 パトリックの4-2-3-1。

逆転負け
立ち上がりから、広州がボールを繋いで攻めてきて、G大阪に対して早いパス回しで優勢に立とうとするが、ただ、G大阪の守備も厳しく当る事と、ボールを奪うと相手が下がる為に、中盤で遠藤保が楽な形でボールを持つ事も出来る為に、G大阪的にも悪く無い立ち上がり、12分、右サイドで裏に抜け出した阿部浩にボールが入ると、それをダイレクトクロス、そこに飛び込んだパトリックに対してブロックに入った広州のDFに当ってゴール、OGでG大阪が先制。
G大阪が先制した後は、パトリックの惜しいシュートなどチャンスはあったが、広州も再び逆襲に出てくる。
G大阪がチャンスも作るが、30分前後には広州も決定的なシーンを作り出してくると、35分左サイドでのスローインからボールを絶妙なタイミングで縦に入れると、フアン・ボーウェンがオフサイドギリギリで抜け出すとトラップから素早い反転シュートでゴールに叩き込んできて、広州が同点に追いつく。
後半に入っても、広州が優勢に試合を進め続けて、何度となくG大阪ゴールを脅かすが、ここはG大阪もGKの東口順を中心に楊守、しかし、左サイドからエウケソンのクロスに対して、中央で、走り込んでジョン・ジーがG大阪のDFを吹き飛ばすようなヘディングシュートを決めて、広州が57分、逆転。
その後、試合の流れは広州の方が上回り、なかなかG大阪は攻め切れず、逆に前に出ようとするG大阪の裏を突かれる事になり、結局、試合は広州のリードで終る。

負けたものの
負けたものの、OGとはいえ、広州相手にアウェーゴールをあげた事は大きく、次のホームで、相手はシンプルに守ってくる可能性もあるが、そうなった時にボールを持てればG大阪であれば1点を取ることは可能だろう。
1点リードをすれば、アウェーゴールで勝つ事が出来る。
とはいえ、1点取られるとどうなるか分からないので、無理は出来ない部分もあり、広州のカウンターは脅威ではあるが、それでも、この試合でも、G大阪は中盤では相手のプレスが掛からないのでボールを持てる。
であれば、後は、前で、宇佐美貴や倉田秋に良い形でボールを入れたり、パトリックを上手く動かせるのは、この試合でも明確だった。
つまり、1点リードと言う不利な状況ではあっても、状況的にはそこまで悪く無いと言えるだろう。
確かにG大阪と互角以上の相手ではあり、場合によると力関係では広州の方が上回っているかもしれないが、それでも、十二分に勝算はある相手ではあると言えるだろう。

監督不在の影響
力関係はやや広州の方がもしかしたら上かもしれないが、しかし、そこまで大きな差は無いと思っている。
その中で、もしこの試合の差をあげるとしたら監督不在というのも大きかったかもしれない。
決して、G大阪の采配が悪かったとは言えず、宇佐美貴にしても、倉田秋にしても激しいマークの結果か、他の要因か、少々後半に入って動きが悪くなっていた。
また、パトリック自身は動けていたが、他の選手がそれをフォローできていなかったので、リンスを入れたりして改善を図るという策は決して間違っていたとは言えない。
とはいえ、そこで監督がいるかいないかと言うのは、場合によるとその采配に対する信頼と言う点で差が出来るのかもしれない。
実際に、交代で流れを変える事は出来ていなかった。
G大阪には、監督も認める、試合中のピッチ上の監督として遠藤保がおり、試合の状況に応じてチームのコントロールをしてくれる部分はある。但し、試合中、必要に応じて外から手を加えることが監督には必要であり、その際に意図が明確にチームに伝わるかどうかと言うのは、その交代の成否にかかわってくる。
その点で、もしかしたら、長谷川監督の不在が響いたとも言えるかもしれない。

守備陣の奮闘
この試合、残念ながら2失点して逆転負けを喫してしまった。
それ自体は非常に残念ではあるが、しかし、展開的に攻勢を受けていた中で、GKの東口順は良く頑張ったと言えるだろう。
また、守備陣も全体的に前掛かった中で、裏を何度となく取られるシーンがあったが、そこで、ギリギリまで戻って体を張るなど、もしかしたら、後1、2点取られて、ここで試合を決められた可能性があった中で、良く耐え抜いたと言えるだろう。
次のホームでは、とにかく1点を取らないといけない、但し、同時に相手にアウェーゴールを与えることは許されない。
そういった中で、守備陣がどこまで戦えるのかが重要になってくる。
次節のホームでは、点取る為に前掛かっていけば、確実に相手はこの試合の後半のようなカウンターを狙ってくるだろう。その中で、失点をしないように、攻撃的でありながらもガッチリと守る、そういう部分が求められる。
ただ、昨季の3冠を達成したG大阪の、その原動力とも言うべき守備陣の頑張り、前からのプレッシングが出来ていけば、十二分に抑えることは可能であろう。後は、全北にやられたような単純な高さ勝負をどう対処するのか。
そこを踏まえて、次も、守備陣の粘りに期待したいと同時に、この試合での課題となった、中途半端なパスは極力避けるようにすべきであろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。