2015年10月17日 [12:53]   バクマン。 | アニメ・コミック | 実写映画感想 

「バクマン。」を観てきました

先日、劇場版「バクマン。」を観てきました。
いつも通り、ネタバレがありますので、ご注意を。
まずは、感想ですが中途半端だなって所ですね。
内容的には上手く実写化しているのと、ストーリー的には、これは素直に連ドラにした方が良いように思いますね。
それでも、2時間という時間制限の中で、上手く内容を精査して作られていると思える。

実際に連載されたTRAPではなく、その前の金知恵で連載をさせて、CROWと戦わせたのは、ストーリーの都合でしょうけども、漫画的な表現と実写を上手く使っていて、例えば、連載を勝ち取る為に、金知恵を作り上げていくシーン、コマが出来上がったり、絵が出来上がってページが作られていくという表現と同時に、サイコーとシュージンが試行錯誤している映像とがあって、非常に面白い作りだったと思える。
その後のエイジとの対決シーンは、少々、漫画チック表現がすぎる気がしましたが、以前ののだめのような、上手く漫画を実写にするという事で、こういう表現って大切なのかもしれませんね。

但し、先にも書いたように中途半端で、結局、亜豆との間は、病気になりながらも進展していないし、先に1位になって勝ったという表現をしているが打ち切りで終っていますしね。
ストーリーを上手く組み替えて、上手く終らせて2時間におさめた感はあるが、この作品は、最終的に夢を叶えて、亜豆へのサイコーのプロポーズまでいって完成だと思うんですよね。
その意味では、もしかしたら、ここで一旦終えておいて、後編と言う形で、REVERSIとZOMBIE☆GUNで戦わせるというのも良かったと思うんですけどね。
何となく、このままだと、結局、負けて終わってしまって、夢は叶わなかったって雰囲気になってしまいますしね。
ま、その一つは、ペンネームを亜城木夢叶にしていなかった事も大きいのかな?
夢が叶うところまで映画を作れなかったから、そのペンネームを使わなかったとしたら、正直、バクマン。を映画化する意味が無い気もしますけどね。
以前書いたように、表現方法が違うのだから、必ずしも原作と同じである必要は無いが、バクマン。の本質は、それこそ、ジャンプの理想である「努力・友情・勝利」でしょう。連載まで、そして連載した後は、連載を維持し、更にはアニメ化するまでの努力、そして、同じ作家との間のライバルであり仲間としての友情と、そして最後は夢を叶えるという勝利だろう。
それが、努力と友情は表現しながらも、勝利は、結局編集長の意見を変えるという点で終ってしまった。
だからこそ中途半端なんですよね。

更にマイナス点をあげる事になるが、本来、亜城木夢叶を誰よりも理解して、引っ張っていく担当編集の服部さんが少々頼りない、どちらかと言うと、若手編集の雰囲気なんですよね。
それと、これもキャストの影響があるんだろうが、本来はシュージンは天才で、確かにサイコーは芯が強く、夢に向かって一直線の部分や、漫画に関する知識などもあるし、そもそも主役ですから、そちらが中心にはなっているが、話を引っ張るのは、どちらかというと本来はシュージンだった筈なんですよね。
それが、それこそ、金知恵を生み出すシーンを除くと、何となく脇に行ってしまったのは魅力半減かな?
あぁ、キャストで言えば、川口たろうと平丸先生はイメージが合うし、中井さんや佐々木編集長、それからエイジなんかも雰囲気は出ていましたね。
ま、その分、亜豆がちょっとうーんって感じでもありましたが・・・

話的には良かったし、面白い話ではあったが、だからこそ、ここで終らせるのが勿体なくて中途半端に感じてしまった。
先にも書いたように、それこそ連ドラで1クール作品にするとか、もしくは、前後編としたら良かったと思いますが、今からでも、後編として、最後までやってもらえませんかね?
そうなると、この作りなら面白い作品となると思うんですけどね。


最後に、エンディングのキャスト紹介の中で、スタッフの紹介が、過去のジャンプ作品のもじりと言うのは上手いなって思ったね。最初は何のことか分からなくて、パクリ作品のようなモノをコミックとして本棚に並べているのかと思ったら、あれは、それぞれのスタッフの紹介だったんですよね。
こういう遊びと言うか、こういう事が出来るのが、この作品を面白くしてくれたとも言えるでしょうね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。