2015年10月09日 [08:38]   アジアカップ予選 | スポーツ | AC/UAE2019 

WC2018兼AC2019予選 シリア vs 日本

ロシアWCのアジア予選を兼ねたUAEAC予選のグループE第5節。
日本はここまで2勝1分で2位、ここで折り返しとして、グループ最後の対戦相手は現在3連勝中で首位に立つシリア。
シリアホームの試合であり、日本としてはこれまでよりも失点の可能性はあるが、普通に点も取れる相手。
きっちり勝って首位奪取といきたい所。

2018 FIFA World Cup 兼 2019 AFC Asian Cup Round 2
[9]グループE オマーン・Seeb Stadium/680人
シリア 0-3 日本
(JPN) 本田圭佑(55分PK)、岡崎慎司(70分)、宇佐美貴史(88分)
ホームとなるシリアのスタメンは、22 Ibrahim ALMEH、2 Alsalih、15 Alaa ALSHBLI、4 Al Masri、13 Sabagh、6 Medane、10 Abdul RAZAK AL HUSSEIN、7 Al Jafal、9 Mahmoud AL MAWAS、16 Malki、8 Khrbinの4-2-2-2。
WC2018兼AC2019予選 シリア vs 日本
アウェーとなる日本のスタメンは、12 西川周作、21 酒井高徳、22 吉田麻也、20 槙野智章、5 長友佑都、17 長谷部誠、16 山口蛍、4 本田圭佑、10 香川真司、8 原口元気、9 岡崎慎司の4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりからシリアもロングボールを主体に攻めてくるので、これまでの試合と異なり日本も守備に回る時間帯が長くなって、攻撃に転じ切れない。
序盤のシリアの攻勢を凌いだ後は、徐々に日本ペースになり、日本がシリアゴールを狙うようになると、20分を過ぎたあたりから日本が決定機を作り出し、25分には、岡崎慎が粘って、粘り強く繋ぎ、本田圭が浮かして裏に入れたボールを岡崎慎が上手く反転してシュートまで行くが、これはミートせず枠を外す。
更に27分には、左サイドで長谷部誠がファールを受けてFKを得ると、相手の守備が完全に整う前にゴール前に放り込み、ファーサイドからヘディングで折り返したボールを原口元がボレー、これがDFに当りこぼれた所を本田圭がボレーで狙うが、これも枠を外す。
日本が優勢に立つと、徐々にシリアは時間を早くもかけるようにするのか、GKが倒れるなど、中東らしい時間稼ぎを早くもしてくる。
ただ、シリアもカウンターから決定機を作ってきていて、終盤は再びシリアが優勢な時間帯となるが、ここは日本の守備陣も耐えて前半は、お互いにスコアレスで折り返す。

合わない前半
予想通りと言うべきか、シリアは守ってこずに真っ向からの対決となった。
その結果、これまでの試合と異なり日本は守備に回る時間帯も多く、久々にまともに守備をする試合となった。
そうなるとこれまでは出なかった課題が出てくるという所で、最終ラインの連動が悪く、サイドからのボールで後手に回るシーンも多く、また、ビルドアップで、なかなか中盤に上手くボールが入らないという事も多かった。
また、攻撃に関しても、どうにも全体的なアイデアが合わないというべきか、ボール回しの部分で微妙にずれる事で、肝心な所で崩せていないという印象であり、こういう所は、課題として出てきているというべきだろう。
但し、シリアが攻めてくれる為に、これまでと異なり相手陣内でスペースが出来て、裏を狙うシーンやボールを持てるスペースもある。その分、相手もプレスへの出足が早いのでゆっくりできる訳ではないが、こういう守備が相手であれば、日本らしい攻撃も出し易い。失点のリスクがある分だけ得点の可能性も多くなりそうな試合展開ではある。
その上で、ここまで同点できていて、最悪は先制点を許す事ではあるが、もう一つ、このまま引き分けで終る事だろう。
終盤までお互いに得点が生まれないと、シリアは守ってくる可能性はある。そして、問題は、引き分けで終った場合、日本ホームの試合でシリアがガチガチに守ってくる可能性も高く、そうなって引き分けで終った場合は、日本はグループで2位以下になってしまう。
それだけは絶対に避けないといけないだけに、この試合は勝っておくべきである。

後半
両チーム応対は無く、シリアのキックオフで後半開始。
後半に入って、日本がより攻めていくと、54分、長谷部誠が縦に入れたボールに対して、岡崎慎が抜け出してPA内に入った所を、後ろからチャージされて倒されPK、これを本田圭が落ち着いて左下隅に決めて、日本が55分先制。
64分、1点を追うシリアは8番Khrbinに代えて18番Raja RAFEを投入する。
日本は、66分、原口元に代えて宇佐美貴を投入する。
宇佐美貴を投入して、前線で動きが出てきた日本は、右サイドからのアーリークロスがファーサイドに抜けて、香川真がスピードで相手DFをかわして中に切れ込んでおいて、DFが詰めた所でアウトサイドで中に入れ、そこに飛び込んだ岡崎慎が押し込み、70分、日本が貴重な追加点をあげる。
シリアは、10番Abdul RAZAK AL HUSSEINに代えて72分、11番Osama Omariを投入する。
シリアも何とか得点を狙って猛攻を仕掛けようとするが、その分前に出てくるので、日本もカウンターを狙える。
日本は、79分、香川真に変わって清武弘を投入する。
ウォーターブレイクのタイミングで、シリアは最後の交代として、7番Oday AL JAFALに代えて80分、21番Yousefを投入する。
日本は、85分、岡崎慎に代えて武藤嘉を投入する。
少しシリアが攻めてくる展開の中で、本田圭が、前線で上手くヒールでボールを流し、そこに走り込んでいた宇佐美貴が冷静に飛び出すGKの動きを見極めてゴール、日本が88分、3点目を奪う。
終盤は再び日本が決定機を作り出していくが、結局、そのまま試合終了、日本が3-0でシリア相手に見事勝利。

1点で流れを変える
先制点を取る事で流れが変わって、日本にとってはやり易くなったという所だろう。
その意味でも、非常に価値ある1点だったとも言える。
その後に、投入された宇佐美貴が前線を活性化させて、非常に良くなった。
ただ、個人的に言えば、リードした後のもう少し戦い方を整理した方が良いように思える。点を取り返す為に、シリアが仕掛けてくるのは当たり前であり、ではその猛攻をどういなすのかと言うのが重要になってくる。
また、リードしている所で、シリアも足が止まってきているので長い時間の猛攻とはいかず、一旦下がってしまう時もあった、であれば、そういう時は、逆に仕掛けず、仕掛けるぞと見せて相手を引き出して、足を止めさせないようにするという、何と言うか状況に応じた戦い方がやはり無いのは厳しいですね。
その上で、守備陣は今大会で漸く攻められて、バタバタしてしまった部分があり、課題を出せた。
この2次予選で、きっちりとその課題を改善して行く機会としていきたい。



個人的な個人評
12 西川周作 5.5 失点はしなかったが、少し安定感を欠いたようにも思える。
21 酒井高徳 6.0 右サイドでの戦いで優位に立てていた。
22 吉田麻也 5.5 失点はしなかったが、ビルドアップなどでミスがあったのは危険。
20 槙野智章 5.0 裏を取られるシーンなどもあって、少し安定感を欠いたように思える。
5 長友佑都 6.5 キレもあり、運動量も豊富で、非常に良かった。
17 長谷部誠 6.0 全体的にバランスを取って、仕掛けるシーンもあった。
16 山口蛍 5.5 どちらかと言うと下がり目で守備に貢献したが、もう少しビルドアップでボールを引き出したかった。
4 本田圭佑 6.5 本日のMOM。最後までクレバーな戦い方が出来ていた。
10 香川真司 6.0 ちょっと他とリズムが合わなかったが、追加点のアシストは見事。
13 清武弘嗣 6.0 途中交代で良いアピールをしたが、結果は出し切れず。
8 原口元気 5.0 あまりボールを持って仕掛けていく事が出来ず、持ち味を発揮できず。
11 宇佐美貴史 6.5 投入で一気に流れを引き寄せる見事な働きをみせた。
9 岡崎慎司 6.5 貴重な追加点をあげ、前線で体を張り、先制点に繋がるPK獲得もあった。
14 武藤嘉紀 5.5 短時間でもチャンスはあったが、少し合わず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。