2015年10月11日 [08:30]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯3回戦 湘南 vs 松本

日本最強チームを決める天皇杯の2回戦。
今季からJ1に昇格、おそらく残留を決めそうな位置にいる湘南と同じくJ1に昇格も、降格圏の16位にいる松本の一戦。
今季のJ1での対決は湘南の1勝1分、NCでも対決し、そこでも湘南が勝利。
松本としては天皇杯ではリベンジをしたい所。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
3回戦 No.61 Shonan BMWスタジアム平塚/3,646人
湘南(J1) 2-3 松本(J1)
(湘南) 菊地俊介(14分)、高山薫(83分)
(松本) 前田直輝(18分)、オビナ(52分)、安藤淳(57分)
湘南のスタメンは、25 イ・ホスン、14 藤田征也、4 アンドレ・バイア、17 三竿雄斗、5 古林将太、6 永木亮太、2 菊地俊介、10 菊池大介、8 山田直輝、19 大槻周平、11 藤田祥史の3-4-2-1。
松本のスタメンは、1 村山智彦、30 酒井隆介、4 飯田真輝、11 喜山康平、5 岩間雄大、3 田中隼磨、23 工藤浩平、6 岩沼俊介、36 安藤淳、9 オビナ、22 前田直輝の3-1-4-2。

松本が逃げ切る
立ち上がりから互角の展開の中で、14分、先制は湘南。左サイドでキープしておいて、そこから繋いで、中に流した所で、菊地俊がアウトにかけたシュートでGKから逃げるようにゴールにミドルシュートが突き刺さる。
しかし、すぐさま松本も18分、ゴール前の良い位置でFKのチャンスを得ると、トリックプレーで湘南のDFのタイミングをかわしておいて、流したボールを前田直がDFの隙間をぬうようにシュートが右下隅、僅かにGKの手が届かない位置に決まり同点に追いつく。
同点にした後、松本の方が動きが良いように見える中で、後半開始の早い段階で、何度も狙っていたオビナへのロングフィード、これをオビナが左肩でトラップするようにして、DFの前へと入り込むようにしてシュート、52分、松本が逆転する。
逆転を許した事で、湘南が攻勢を仕掛けてくるが、松本の最終ラインも体を張って守ると、57分、再び、ゴール前に放り込み、ニアサイドで岩沼俊が競るが触れず流れた所で詰めていた安藤淳がゴールに蹴り込み松本が貴重な追加点を奪う。
2点を追う湘南が何度も松本ゴールを脅かしに行くが、松本守備陣の頑張りと、GK村山智の好セーブもあってゴールを許さず。
しかし、83分、高山薫が思い切ったミドル、これはDFに当るが、こぼれ球を自ら拾って、そこから横にドリブルでDFの隙をついて、再び思い切ったミドルが、今度は決まり、湘南が1点差に詰め寄る。
その後も湘南が仕掛けるが、しかし、松本が逃げ切って、試合終了。

松本が見事な勝利
今季一度も勝てていなかった湘南に対して、松本が見事な勝利をあげた。
内容的には、湘南の方がチャンスも多く、松本はシュート自体は少なく、逆に言えば、凄く効率が良い試合だったとも言えるだろう。
そして、それは、松本にとってみれば、J2の時からのライバルとも言うべき状況であり、完全に研究しきった結果だったのかもしれない。
と同時に、湘南がこの試合に対するモチベーションがあまり高く無かったのか、守備への切り替えの早さだったりは、いつも通りにも見えたが、その割に集中を欠いたような、失点シーンに関しては、それは止められたんじゃないかと言うような失点が多かった。
松本の方は、何が何でもこの試合は勝つんだという部分が、チーム全体として出ていて、それがゴールへの、ある種シンプルなまでのゴールへ向かう姿勢が、3点と言う結果に繋がったようにも思える。
結果として、研究し、この試合に勝つんだという勢いに勝った松本が湘南に勝ったというのは必然だったのかもしれない。

集中を欠いた守備
この試合の松本はいつも以上にシンプルに、ただただ、ボールを奪ったら一気にオビナに入れるというプレーを徹底してきていた。
確かにオビナは脅威ではあるが、しかし、それにしても簡単にやられた部分は大きい。
3失点が3失点とも、湘南の守備が集中を欠いたという所。
同点ゴールは、確かに松本のトリックプレーにはまった部分もあるが、松本はシュートまで時間が掛かっているだけに、詰めていく事は出来たようにも思う。
そして、それ以上に2点目、オビナの動きが良かったとはいえ、ゴール前にきていたのはオビナ一人で、湘南は3バックが全員残っていた訳で、あそこで、アンドレ・バイアがオビナを完全に離してしまっては、得点を決められても仕方が無いだろう。
更に、3点目のシーンもニアサイドで岩沼俊と共に競ったのは良いが、そのこぼれ球に対して、フリーで簡単に安藤淳に前に入られてしまっている。
本来ならあり得ない程の集中を失ったかのような守備は、湘南のようなチームのサッカーにおいては致命的だろう。

オビナ
負傷の状況は悪くはないようですが、実際、彼がもしここでリタイアしてしまうと、天皇杯どころか、Jリーグの残留争いが絶望的になる。
それだけオビナの存在は今の松本にとって大きいと言えるだろう。
それでも、なかなかチームとしてオビナを活かしきれていなかった部分があったが、この試合は、オビナの1トップではなく、近くに前田直を置くことで、お互いにフォローし合う形を作り出した。
上手くいったかどうかと言う点で言えば、正直、まだまだではあるが、それでも、これまでの試合よりかはオビナが動くスペースが増えていたように思える。
ま、それ以上にシンプルすぎる位シンプルにオビナにボールを集めた事も大きかったかもしれない。
この試合の逆転ゴールへのプレー、あれが今の松本にとって、最も有効な攻撃であり、それが出来るようにするために、他のメンバーがどれだけオビナに有効なプレーエリアを与えられるか、それが、松本にとっての最も効果的な戦い方になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。