2015年10月14日 [08:23]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2015 

国際親善試合 イラン vs 日本

ロシアWCとUAEACを目指す日本代表が、強化の為にアウェーでの親善試合。
相手は、アジアの強豪であり、日本が万全の状態でも相手が万全であれば、必ずしも勝てるとは言い切れないレベルの相手であるイラン。
南米や欧州を除いて、アジアレベルでも、イランクラスとの試合をアウェーで行えるのは重要。

国際親善試合
イラン アザディスタジアム
イラン 1-1 日本
(IRN) DEJAGAH Seyed Ashkan(47+分)
(JPN) 武藤嘉紀(48分)
イランのスタメンは、1 HAGHIGHI Alireza、11 GHAFOURI Vorya、15 MONTAZERI Pejman、4 HOSSEINI Seyed Jalal、3 HAJI SAFI Ehsan、9 EBRAHIMI Omid、18 EZATOLLAHI SAEID、23 REZAEIAN Ramin、10 AMIRI Vahid、21 DEJAGAH Seyed Ashkan、20 AZMOUN Sardarの4-2-2-2。
国際親善試合イランvs日本
日本のスタメンは、12 西川周作、21 酒井高徳、22 吉田麻也、6 森重真人、2 米倉恒貴、17 長谷部誠、7 柴崎岳、4 本田圭佑、10 香川真司、11 宇佐美貴史、14 武藤嘉紀の4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり、どちらも自分たちの狙いを見せてのチャンスを作るものの、ゴールを奪えるという雰囲気はまだまだ出来ず、両チームとも、どこか様子見にような慎重な立ち上がりになっている。
日本が徐々に試合の主導権を握りつつあると、23分、武藤嘉との競り合いで負傷した11番GHAFOURI Voryaに代えて6番TORABI Mehdiを投入する。
日本は優勢ではあるものの、自分たちのミスをつかれて危ないシーンを作られてしまうなど、最終ラインが少し安定しない。
そうなってくると、徐々に日本の流れが悪くなってイランに攻め込まれるようになってきて、日本が耐えるような時間帯に30分前後からなってくる。
前半終了間際、カウンターから6番TORABI Mehdiが仕掛けた所をPA内で吉田麻を倒してPK、これを21番DEJAGAH Seyed AshkanのキックはGK西川周が止めたものの弾いたボールを、もう一度ゴールに蹴り込まれてゴール、イランにアディショナルタイムに先制ゴールを奪われた所で、前半終了。

ミスの多い前半
とにかく下手糞と言いたくなるくらい、日本にミスが多くて、1点で終って良かったとしか言えない。
特に守備陣に関しては、個々の判断力の乏しさ、何故クリアを中に入れて更にピンチを助長するのか、そこまでプレスがかかっていない状況でのバックパスで不規則なバウンドをさせるような浮き球にするのか、フリーの選手が外にいるのに、マークがついている選手に弱いパスを出すのか?
そして、失点シーンに関しても、ゴールに向かわず外に逃げている選手に、しかもPAを出るかというポイントにいた選手に対して、何故、無理に後ろから倒してでもというプレスを掛けたのか?
PKに関しても、西川周が止めた、その跳ね返りが強くて押し込まれる事になったが、VTRを見ていると、ボールと言うかゴール方向への走り込みは日本よりもイランの選手の方が早く多かった。
はっきり言って、頭を使っているのか、そういう基礎的な判断力すら無いまま守備をしているように見えて仕方が無い。イランの方がきっちりと連動して守れていて、日本に対してきっちりと対応できている事を観れば、どちらが強いか、ここまでは一目瞭然だ。
攻撃に関しても、パスが合わないというのもあるが、それと同様に、動きに乏しい。
開くとか裏を狙うとか、誰かが下がれば誰かがそのスペースを使うために走り出すとか、そういう動きが乏しい為に、どうしても中盤から前にボールを繋いでいく事が出来ていない。
後半には、まずは、当たり前の守備の判断が出来るようになる事、そして、攻撃に関しては、もう少し動きを、特に囮となるような動きを使って、ボールを回せる選択肢を増やしていく事が必要だろう。
特に、裏に抜けるスピードに対してはイランの守備はついていけていないので、それを活かしておいてのサイドからの攻撃とを組み合わせていく事が必要だろう。

後半
日本は香川真に代えて清武弘を投入、イランは前半終了から変わらず、そのイランのキックオフで後半開始。
後半開始早々、いきなり6番が左サイドで仕掛けてクロスにゴール前で飛び込まれて、危ないシーンをいきなり作られる。
しかし、48分、右サイドから本田圭がゴール前に入れたボールに武藤嘉がDFの間でヘディングシュートに行くと、GKに当り、更に武藤嘉の肩に当ってゴールに吸い込まれて、日本が同点に追いつく。
58分、漸く日本らしく、CKからの守備でクリアボールを拾った清武弘から、宇佐美貴、ダイレクトで抜け出した武藤嘉がGKと1対1になるもののGKに止められ、そのこぼれ球を本田圭が拾って抜けようとするも、後ろから倒された形だが、ここはファールとならず。
59分、宇佐美貴に代えて原口元を投入する。
65分、イランが18番EZATOLLAHI SAEIDに代えて8番POURALIGANJI Mortezaを投入する。
66分、日本は本田圭に代えて岡崎慎を投入、武藤嘉を右サイドに回して、岡崎慎が1トップに入る。
72分、日本は柴崎岳に代えて柏木陽を投入する。
漸く、日本は縦に動きの早さも見せて良い形を見せるシーンもあったが、イランのスピードや体を使った突破に1対1で負けて危ないシーンも多くある。
75分、酒井高に代えて丹羽大を投入する。
84分、イランは、20番AZMOUN Sardarに代えて17番TAREMI Mehdiを投入する。
88分、日本は最後の交代で、武藤嘉に代えて南野拓を投入する。
結局、その後も日本は危ないシーンは耐え抜いたが、攻撃ではゴールを奪う事が出来ずドローで終る。

自滅したような試合
確かに相手の21番DEJAGAHは良い選手であったが、それにしても、簡単にやられ過ぎですし、他にも6番TORABIなど、1対1で敗れるシーンが多すぎた。
もう少し、何とか対応できたとも思えるし、後半途中からイランの足は止まってきていて、攻撃で人数をあんまりかけてきていないにもかかわらず、危ないシーンを作られているのですから、この試合の守備陣の出来は悪かったとしか言いようが無い。
前半に問題となった、当たり前の事が出来ないようなミスは減ったものの、それでも決して良かったとは言えず、世界レベルであれば、こういうレベルの相手とマッチアップする事も出てくる中で、どうやって守るのか、それを経験できたのは良いが、現状のままでは、失点をし続けることになる。
攻撃に関しては、後半に入って、清武弘が中心となって、追い越す動きなどが生まれた事により、特に武藤嘉の良さが発揮されて、漸く日本らしい攻撃が出るようになった。
但し、攻守通じて総じて言えることは、はっきりと日本らしいプレーはほとんど見れず、それこそミスが多くて、出来が悪過ぎる試合だったと言える。
改善と言うか、今一度、自分たちの出来る事と、そして、自分たちがやるべき事を思い出す必要があるだろう。
守備で相手の方が当りに強い場合、単純に当って勝てる訳がなく、タイミングやカバーする選手が重要ですし、攻撃では、そんな相手に真っ向からぶつかり合いを挑んでも日本らしさなど出る筈もない。だからこそ、もっと考える必要がある。



個人的な個人評
12 西川周作 6.0 PKを止めたのも見事だし、良く守ってくれた。
21 酒井高徳 4.0 右サイドで1対1で敗れて蹂躙され、単純なクリアの判断もままならず。
15 丹羽大輝 5.5 途中交代で、それまでの1対1で負けていたサイドの攻防をひっくり返した。
22 吉田麻也 4.0 PKのシーンは無駄なファール、それ以外でも危なっかしい対応が多すぎる。
6 森重真人 4.5 ビルドアップで中途半端なパスは危険としか言いようが無い。
2 米倉恒貴 4.5 後半に入って漸く形になったが、前半は危ないプレーが多すぎる。
17 長谷部誠 5.0 守備に回らされる形が多くて、なかなか良い形を作れず。
7 柴崎岳 4.0 軽い守備も問題だし、CHとして試合から消えているのも問題。
19 柏木陽介 5.5 悪くは無かったが、もう少し積極的にプレーに関与しても良かったかもしれない。
4 本田圭佑 5.0 ボールがおさまり切らず、ただ、アシストのボールは完璧だった。
9 岡崎慎司 5.0 交代直後には決定機があったが、徐々にボールが出てこなくなってしまった。
10 香川真司 4.5 足下でもらったり、足下に出すのではなく、もっと動きが欲しかった。
13 清武弘嗣 6.0 日本限定でのMOM。彼が入った事で、攻撃に流動性と動きが生まれた。
11 宇佐美貴史 4.5 持ち味をあまり活かせず、交代間際に漸くらしいプレーを見せるも、借りてきた猫状態。
8 原口元気 5.0 もっと積極的に仕掛けても良かったようにも思える。
14 武藤嘉紀 5.0 前半は周りと合わなかったが、後半は裏へと抜けた所でボールが出て、良い形を何度も作り出せた。
18 南野拓実 -- 評価できず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。