2015年10月25日 [08:42]   FC東京 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第32節 F東京 vs 浦和

残り3試合となるJ1第32節。
現在3位、ここ5試合も3勝2敗として、浦和との勝点差は6としているF東京。
ここ5試合を3勝1分1敗で、広島に勝点で並ばれ、得失点差で2位となっている浦和。
F東京としては、勝って勝点を詰めなければならず、優勝の為にも勝点が絶対に必要な浦和の優勝直接対決。

Jリーグ2015 Division1 第32節
味の素スタジアム/38,952人
F東京 3-4 浦和
(F東京) 東慶悟(16分)、高橋秀人(74分、84分)
(浦和) 柏木陽介(11分)、武藤雄樹(14分)、関根貴大(27分)、槙野智章(62分)
ホームF東京のスタメンは、46 ブラダ・アブラモフ、2 徳永悠平、3 森重真人、5 丸山祐市、6 太田宏介、22 羽生直剛、4 高橋秀人、7 米本拓司、17 河野広貴、20 前田遼一、38 東慶悟の4-3-1-2。
アウェー浦和のスタメンは、1 西川周作、46 森脇良太、4 那須大亮、5 槙野智章、24 関根貴大、8 柏木陽介、22 阿部勇樹、3 宇賀神友弥、30 興梠慎三、19 武藤雄樹、21 ズラタンの3-4-2-1。

浦和勝利
立ち上がりから良い形でボールを繋いでいた浦和だったが、F東京も良い守備からセットプレーのチャンスを作っていくという、立ち上がりから動きのある展開で、11分、槙野智が一気に前線にロングフィードを入れると、タイミング良く裏に抜け出した宇賀神友が、左サイドのエンドラインギリギリまでいってのクロスを、GKブラダが触ったものの大きく跳ねかえせず、こぼれ球を柏木陽がボレーで合わせてゴール、浦和が先制。
更に、勢いが出た浦和が、14分には、PAの前で右から左へと繋いで、武藤雄が巻くようにゴール右上隅に突き刺して、浦和が追加点を奪う。
しかし、F東京も16分、米本拓からのスルーパスを受けた東が、槙野智のマークを上手く腕でブロックしながら振り切ると、角度の無い所からクロスと見せてのシュートを決め、F東京が1点差に詰め寄る。
今度は、浦和が、左サイドの崩しから、右サイドへと展開すると、関根貴がミドルシュート、これはDFがブロックするが、こぼれ球を再び関根貴がシュート、これが決まり、浦和が再び2点差にする。
後半、お互いにチャンスがある中で、62分、槙野智のオーバーラップから、武藤雄に預け、武藤雄が中に入れたボールをズラタンがDF3枚を引き付けた形でヒールでパスを流し、そこに走り込んだ槙野智が冷静にゴールに流し込むようなシュートを決め、浦和が4点目。
74分、3点を追うF東京に対して、浦和はしっかりとした守りとカウンターで主導権は握ったままだったが、左サイドで基点を作って、最後は太田宏のクロスに高橋秀がDFの間で頭一つ競り勝ったヘディングシュートを決めて、F東京が2点目。
84分、右CKからのボールにニアサイドでGK西川周の前に飛び込んだ高橋秀が阿部勇にユニフォームを掴まれて倒されながらも競り勝って落としたボールを体勢を崩しながら、無人のゴールに蹴り込み、F東京が1点差に詰め寄る。
1点差に詰め寄った事で、更に猛攻を加えだしたF東京、アディショナルタイムも4分とF東京が追いつく可能性は高かったが、しかし、西川周の好セーブもあって、ゴールを許さず試合終了、浦和が2位以内を決める勝利。

サイドの攻防
この試合の戦いは両サイドの攻防が結局のところ勝敗を決めたのかもしれない。
どちらも90分間持ち味を出していたと言える。
浦和はボールを繋ぎながら攻めて、後ろの選手が積極的に前に出て崩す、F東京は前線に当てて、そこから後ろの選手が上がって行く形を作る。
実際に、ポゼッションでは浦和、セットプレーの数ではF東京が多かったのもこの試合の、お互いに持ち味を出していた。
その中で、似たようなシュートシーンがあったが、決めたのが浦和で、F東京は外したのも勝敗を占っていたようにも思えたが、それ以上に、サイドの攻防が大きかったかもしれない。
浦和は、宇賀神友と関根貴が攻守両面で運動量豊富で、裏へと抜け出すなどして、決定機を作り出し、関根貴はゴールも奪った。
それに対して、F東京も両SBが武器になるが、ここでの攻防で浦和に上をいかれてしまい、徳永悠も太田宏もなかなか高い位置でプレーが出来ず、セットプレーでのキッカーとして太田宏は見せたものの、終盤の猛攻で、浦和が守備に回るまでは、決定的な仕事が出来なかった。
この両サイドの攻防が、最終的に勝敗を分けたのだろう。

3位争い
残念ながらこれでF東京の優勝は無くなった。
ただ、G大阪との3位争いはまだ残っている。
そして、その中でF東京には負けたものの、この試合では良い流れを作る事も出来た。
常にリードを許される展開だったが、1点差にまで詰め寄り、終盤の猛攻では、惜しい所まで浦和を追い詰めた。
何よりも、今季、前線の武器になると思われた補強ではあったが、得点力と言う部分では物足りなく、どちらかと言うと守備の良いチームだったF東京ではあったものの、前田遼が前線で基点となる力はやはり素晴らしいものがあり、浦和の守備の間で、体を張ってボールを受けることが出来るため、しかも、そこでファールを受けることが出来る。
セットプレーは太田宏が良いキッカーでチャンスを作れるだけに、前田遼の出来は良い。
とはいえ、それを活かしきれているとも言いきれない。セットプレーから一発でゴールを奪う事が出来るか、そこから合わせることが出来るかどうか、3位争いをする上で、今ある武器を最大限に活かす事が出来るかどうかだろう。

優勝争い
広島との得失点差から勝点で並んでも優勝は出来ない。
今季の前半戦、連勝を続けている時の浦和はバランスが良くて、攻撃と守備できっちりと試合の流れを掴んでいたように思えたが、この試合の浦和は、勝ったものの必ずしも良かった訳ではない。
特に4点を奪って3点差にしたにもかかわらず、そこから2点を奪われて、あわや同点に、もしくは逆転された可能性もある。
サイドからの攻撃で優勢に立って、ゴールを奪っていたものの、守備の方はどうにもバランスを欠いて、F東京の攻撃に翻弄されてしまう部分も多かった。
もし、4-1で終える事が出来れば、多少なりとも得失点差を縮めて可能性をあげる事もできかもしれない。
まずは、勝つ事が重要ではあるが、同時に、今の浦和にとって、ある程度以上の勝ち方を意識する必要はある。
全体的に良い選手は多いのだが、どうしても意識が前に出る、それは、最終ラインやGKも含めてそうであり、それがはまれば強いのだが、しかし、現状ではバランス感覚を崩しているとも言える。
行く時と行かない時、その整理が、今の浦和に重要で、それが出来ないと、ここ数年の終盤の結果が出せない事を繰り返してしまう事になる。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。