2015年11月08日 [08:16]   ガンバ大阪 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 第33節 G大阪 vs 広島

残り2節となったJ1第33節。
ここ5試合を3勝1分1敗、前節の勝利で3位につけるG大阪。
ここ5試合は3勝1分1敗、浦和と勝点で並び得失点差で首位に立つ広島。
どちらも絶対に勝たないといけない試合。

Jリーグ2015 Division1 第33節
万博記念競技場/17,435人
G大阪 0-2 広島
(広島) ドウグラス(55分)、清水航平(89分)
ホームG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、5 丹羽大輝、8 岩下敬輔、4 藤春廣輝、21 井手口陽介、15 今野泰幸、11 倉田秋、7 遠藤保仁、39 宇佐美貴史、29 パトリックの4-2-3-1。
アウェー広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、5 千葉和彦、4 水本裕貴、14 ミキッチ、6 青山敏弘、8 森﨑和幸、27 清水航平、9 ドウグラス、30 柴﨑晃誠、11 佐藤寿人の3-4-2-1。

広島が快勝
立ち上がりからお互いに球際で厳しく行く中で、15分には、藤春廣からのパスに上手く裏に抜け出した宇佐美貴が上手いトラップからシュートに行くが、GK林が好セーブ。
これで勢いがG大阪に出てくると、トップ下に入った遠藤保を中心に前線でパスが回って、積極的なゴールへの狙いが出てくる。
但し、広島にも、21分には、右サイドから入ったボールがG大阪のDFがクリアし切れないと、佐藤寿がシュートまで行くが、これは東口順が止める。
その後はパトリックとのワンツーから抜け出した宇佐美貴がシュートまで行くものの、ここも林が好セーブと、お互いに決定機を作るがGKが好セーブを見せる展開。
後半に入った所で、広島は54分、ドウグラスが素早くボールを奪って仕掛けた所で岩下敬を倒してFKを得ると、ドウグラスが左上隅に巻くように決めて、55分、広島が先制。
57分、東口順が右膝を抑えて倒れ込み、急遽、GKが交代する。
同様に広島も、62分、G大阪の左CKから岩下敬と水本裕が交錯して水本裕が倒れ込む、そのまま立ち上がれない中で、主審はなかなか試合を止めなかったが、水本裕も試合続行不可能で交代する。
広島が前に出てくるG大阪に対して、ガッチリと守ってカウンターを狙い、無理ならポゼッションをするという安定した試合運びで時間が経過、89分、パスを繋いでG大阪の守備を崩すと、最後は清水航がゴールに叩き込み広島が追加点を奪う。
その後、パトリックがゴール前での競り合いで倒された事で相手を蹴ってRC、アディショナルタイムに入った所でパトリックが退場して、G大阪が一人少なくなる。
7分と言う長いアディショナルタイムがあったが、しかし、試合はそのままで広島が優勝に近付く勝利。

球際の戦い
G大阪はNC決勝で鹿島に完敗して、広島相手にする中で、中盤の底で井手口陽を起用して、中盤での戦いを考えたように思える。
それ自体が成功した訳ではないが、遠藤保を前に置いた事で、G大阪の前線は良い流れを作り出していた。
それに対して広島も下がった位置でボールを奪う形ではあるが、ボールを奪うと、青山敏からボールを展開する事が出来た。
お互いに球際では厳しくいったのだが、G大阪の方が少し遅れるようになった事が、広島が上回るようになった。
それが奏功したのがドウグラスの先制シーンだろう。
G大阪もボールを奪ってカウンターを仕掛けようとした所で逆にボールを広島が奪い返した事で、ドウグラスがFKのチャンスを得ることが出来た。
先制した事で広島が優勢に進めて、G大阪の攻撃に対して完全に封じたのも球際の強さがあったからだろう。
G大阪にしてみれば、鹿島戦に続いて、球際の争いで敗れ、広島が球際で上回って勝利を奪ったと言えるだろう。

パトリックの退場まで
間違いなくパトリックが熱くなりすぎて、抑えられなかった事が悪い。
明らかに、パトリックは自分を抑えきれず、無用な突っかかりをしたことで、ファールを繰り返しており、退場するのは時間の問題だったようにも思えるので、終了間際の退場となった。
但し、そこに至る前に、要因の一つとして飯田主審の判断の問題もあったように思える。
水本裕と岩下敬が絡んで、水本裕が倒れ込んだ所で、クリアボールを拾った広島は攻めに転じて、攻撃を仕掛けてきていた。
もし本当に試合を止める必要があったのであれば、それこそまずは広島が自分たちでボールを出すべきだったが、そこで出さず、G大阪がボールを奪った所でも主審は試合を止めなかった、そして、G大阪が広島陣内に攻め込んで、崩そうとした所で突然主審が試合を止めた。
G大阪にとってみれば最悪のタイミングだろう。広島が自ら試合を切らず、ボールをG大阪が奪取した瞬間にも止めなかったのは、間違いなく、広島と主審の判断ミスであり、結果として、G大阪だけが煽りを受けた事になり、それに対してパトリックがイライラする事になった。
そこまでが良い試合だっただけに、主審の判断の遅れと言う、判断ミス一つで試合が壊れた要因になったのだとすると、正直、勿体無い試合になったように思える。

苦戦必至
G大阪は、この敗戦で、F東京に3位を奪われる結果となった。
最終節で逆転の可能性はあるが、この試合で累積警告となった岩下敬、そして、最後に退場したパトリックが出場停止、更に、時間がある為に復帰できる可能性もあるが、東口順が負傷と、最後の最後で縦のラインで軸が抜けることとなった。
特に東口順の不在は大きくなるかもしれない。
藤ヶ谷陽が今季のNCでの決勝進出の立役者になったように、必ずしも東口順がいないと勝てないという事はない。
但し、昨季J1優勝の立役者というべきであり、何より、これまでのG大阪を改善した守備の良さを支えているのは、東口順という事実もある。
そこが不在になった事で、絶対に勝たないといけない試合において、苦戦は必至だろう。
そこをどう戦うのか、残ったメンバーによる総力戦となってくるだろうが、その際に、少なくともこの試合でパトリックがやったような、自分をコントロールできずに退場するような試合を壊す行為だけは避けるべきでしょう。

広島の強さ
先制した試合は負けない。それどころか、一度引き分けた事はあるが、それ以外、先制した18試合で17勝1分。
その圧倒的な強さの要因は、間違いなく、1点差が危険だとか、2点差が危ない点差などと言う幻想に惑わされず、リードと言う事実を明確に活かせる強さだろう。
先制した後は、ガッチリと守り、相手が攻めてきて、前掛かってきたら、前線のスピードのある選手を活かしてカウンターを仕掛け、可能ならば追加点を奪う。
それが無理なら、中盤でボールを回して行く。
それに、この試合ではG大阪ですらはまってしまった。
リードを許したチームにとってみれば、点を取る為に、どうしても前に出る必要があり、その為にはリスクを冒す必要がある。
そんな相手に対して、冷静に守りながら、相手がリスクを冒した所で、奪えれば、その隙を突くことが出来る。
そういう強かさがあるからこそ、今の広島の強さに繋がっているのだろう。
ペトロヴィッチ監督が作り上げて、森保監督が引き継いだ広島の強さ、それがあるからこそ、過去3年で優勝2回、今季も優勝に王手と、今や常勝クラブと言って良い所まできた。
それは、リードをリードとして考えることが出来るサッカーが出来ているからこそだろ。
今の広島を止めるには、どうやって広島から先制をするのか、その為にリスクをどこまで冒さずに出来るのか、そういう難しい課題をこなす必要があると言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。