2015年11月13日 [08:27]   アジアカップ予選 | スポーツ | AC/UAE2019 

WC2018兼AC2019予選 シンガポール vs 日本

WC予選も兼ねたAC2次予選。
前半戦の折り返しで、日本は無敗で首位。
その後、折り返した後の前節でシリアがアフガニスタンに勝った事で、日本は2位。
そして、ここで日本の対戦相手は、現在勝点で並び、日本にとっての初戦で引き分けたシンガポールが相手。

2018 FIFA World Cup 兼 2019 AFC Asian Cup Round 2
[13]グループE シンガポール・National Stadium/33,868人
シンガポール 0-2 日本
(JPN) 金崎夢生(20分)、本田圭佑(26分)
ホームシンガポールのスタメンは、1 MOHAMAD IZWAN BIN MAHBUD、12 MUHAMMAD NAZRUL BIN AHMAD NAZARI、6 MADHU M MOHANA、5 BAIHAKKI KHAIZAN、2 MUHAMMAD SHAKIR BIN HAMZAH、15 MUHAMMAD IZZDIN SHAFIQ BIN YACOB、11 MUHAMMAD FARIS BIN RAMLI、21 MUHAMMAD SAFUWAN BIN BAHARUDIN、14 HARISS S/O HARUN、16 HAFIZ、10 FAZRUL NAWAZ S/O SHAHUL HAMEEDの4-1-4-1。
WC2018兼AC2019予選 シンガポール vs 日本
アウェー日本のスタメンは、12 西川周作、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、7 柏木陽介、4 本田圭佑、13 清武弘嗣、14 武藤嘉紀、15 金崎夢生の4-2-3-1。

前半
シンガポールのキックオフで試合開始。
立ち上がりから、予想通りと言うべきか、日本がボールを保持して優勢に試合を進めると、7分には、左サイドで基点を作って、武藤嘉から一気に逆サイドへのクロスに、本田圭が飛び込んでシュートに行くが、しかし、GKに止められる。
日本ペースの立ち上がりではあるが、16分のチャンスにも、シンガポールのGKの好セーブもあり、得点は奪えないが、日本での試合と比較すると、シンガポールもボールを奪うと前に出てくる気配があり、前回の対戦ほど一方的な展開には見えない。
20分、日本は右サイドで本田圭が基点となって、フワッとしたようなクロスを入れると、ファーサイドで武藤嘉が頭一つ競り勝って中に落とすと、そのボールを金崎夢が合わせてゴール、日本が先制する。
更に、日本は26分にも、右サイドで金崎夢が縦に入れたボールを裏に抜けた清武弘が中に切れ込む気配を見せておいてからクロス、これをファーサイドで武藤嘉がDFを背負いながらトラップ、これが大きくなったが、走り込んだ本田圭がシュート、これはDFに当って上手くコースが変わってGKの逆をつくようにゴールに吸い込まれて、日本が早々に追加点を奪う。
日本が2点リードで優勢に試合を進めるが、シンガポールも、前に出るようになって、日本ゴール前までボールを放り込んでくることが出来るようになってくる。
結局日本ペースのまま試合は経過するが、3点目を奪うにはいたらず前半終了、日本が2-0でリードして前半を折り返す。

狙いのあった形
合流した直後の香川真に代えて、清武弘を起用して、左サイドには好調の武藤嘉を起用してきたハリルホジッチ監督。
そして、個人的に驚きもあったのが、これまでは縦に早くスペースを狙う事で岡崎慎を起用してきた1トップに、この試合は高さを選択して、金崎夢を起用してきた。
これが奏功して、金崎夢は広く動くことで、彼が下がって出来たスペースに清武弘が入ったり、武藤嘉が中に絞ったりとする事で、前線に流動性が出来た。
その上で、この試合の狙いはサイドからクロスを狙う形で、縦に急ぎ過ぎた前回のシンガポール戦を反省して、きっちりとした形を作っていっている。それによって、金崎夢や武藤嘉が機能する事が出来た。
良い形で得点を奪えたので、後は優勢に試合を進めることが出来ているのと、それを支える柏木陽や長谷部誠も良かったので、試合自体は安定して戦えている。
ただ、リードした事も含め、この試合シンガポールは引き分け以上なら、突破の可能性が高まる事があって、前の試合と異なり単純に守ってくるだけではなくなっている。
そこで、後半、相手がリスクを冒してでも攻めてくるのであれば、焦らず対処して、上手く追加点を奪えるか、もし、攻めてこないのであれば無駄にリスクを負って攻める事が無いか、戦い方が重要になる。
大切なのは、まずは相手を0点に抑える事が重要であり、既に勝っているのですから、追加点を奪うよりも、このまま勝てるかどうかがですね。

後半
シンガポールは10番FAZRUL NAWAZ S/O SHAHUL HAMEEDに代えて7番SAHIL SUHAIMIを投入、日本は前半のままで、その日本のキックオフで後半開始。
後半早々日本は、左サイドの攻めから本田圭がヘディングシュートとチャンスを作るが、ゴールを奪えない中で、日本は少しバランスを取ってペースダウンをしてきた事で、少し試合が落ち着いた。
日本がペースダウンした事で、少しずつシンガポールが攻めるシーンもあって、66分には、セットプレーからシンガポールが惜しいシーンを作り出す。
日本がペースダウンしている事もあって、70分、日本は武藤嘉に代えて宇佐美貴を投入する。
更に、75分には、日本は清武弘に代えて香川真を投入する。
80分、シンガポールは11番MUHAMMAD FARIS BIN RAMLIに代えて20番CHRIS VAN HUIZENを投入する。
一旦はシンガポールが形を作るかと思われたが、シンガポールも足が止まってきて、再び日本が押し込みだすが、しかし、ここでもシンガポールのGKが好セーブを連発してくる。
83分、日本は最後の交代で疲れの見える本田圭に代えて原口元を投入する。
日本が優勢な中で、しかし、シンガポールのGKが立ち塞がるゴール前だったが、87分、右CKから、中央で吉田麻のヘディングシュートはDFにブロックされるも、その後のシンガポールのクリアが中途半端な所で宇佐美貴がボレーシュート、これを吉田麻が足で当ててコースを変え、GKが触ったもののそのままゴール、日本が追加点を奪う。
終盤、少しシンガポールが前に出てくるが、そこはきっちりと潰して、アディショナルタイム3分を経過、日本が3-0で勝利。

もう少し頭を使う
ま、力の差を考えたら、十分な結果でしょう。
ホームではシンガポールがガチガチに固めてきたので、日本は点が取れなかったが、この試合では、勝てば1位が見えるという事でシンガポールも、単純に守ってではなくなった分、日本に攻めるスペースが出来た。
しかし、シンガポールのGKは良いですね。言葉の問題があるかもしれないが、欧州とかでも十分やっていける力がありそうですし、Jリーグで呼んでみても良いと思いますね。
さて、攻撃に関しては、この試合は前に前にという部分を避けた。どちらかと言うとサイドに出てからのクロスを狙う事をして、それを活かせたのは、やはりヘディングも強い金崎夢の存在だろう。
得点を取るという能力で言えば、岡崎慎の方が高いと言えるだろうが、しかし、アジアのこの辺のレベルの試合では、ゴール前でなかなかスペースが無い。そうなると、裏に抜け出したり、泥臭いゴールが多い岡崎慎よりも、単純に高さがあって、ヘディングが強い金崎夢の方が有利になるという所で、ある意味、ハリルホジッチ監督もアジアのこのレベルの戦い方に合わせてきたという風にも感じる。
その上で、中盤で柏木陽がボールを受けることで試合をコントロールして、どちらかと言うと長谷部誠が前に前にと出て行った分、バランスを柏木陽が上手く取っていた。
総じて、良いサッカーをしていたと思えるが、しかし、問題点も多い。
その最大の部分が、バランス感と最終ラインの雑さだろう。
バランス感で言えば、2点リードをしていて優勢に試合を進めていたのだから、無理する必要もないが、前掛かった事で、カウンターを喰らった部分もあり、また、足が止まってきているのに裏を狙うような事をしていた。
もう少し、疲労から足が止まってきた時には、これだけボールをもてるのだから、無理に縦に入れるより、もう少し後ろで回してゆっくりと時間をかけても良い。そういう流れの中で休みのポゼッションなどももっと考えても良いだろう。
そして、最終ラインが、アジアのこのレベルではほとんど守備に追われる事が無い影響か、連動性が悪く、かぶったりして、かえってピンチを招く事もあり、同時に、ボールを柏木陽に預けられる時は良いが、そうでない時は、縦に入れた雑なパスをカットされて危なくなるシーンもあり、相手がシンガポールであったから無失点だったが、これは、アジアでも最終予選クラスになってきたら、失点していてもおかしくない。
こういう雑なプレーが一番怖いだけに、もっと丁寧にいって欲しい。
自己のプレーに関して、試合の流れや状況なんかを踏まえて、もっと考えたプレーが、今の日本に必要な所だろう。



個人的な個人評
12 西川周作 5.5 ヒヤッとする部分もあったが、基本的には危ないシーンは無かった。
19 酒井宏樹 5.5 前半は攻撃参加したが徐々に前への動きが減った。ただ、守備面では非常に効いた守備が出来ていた。
22 吉田麻也 5.0 3点目は良いが、総じて守備面ではバタバタしていた。
6 森重真人 4.5 正直、どうしたのかと不安になる位悪い出来だった。
5 長友佑都 5.0 序盤飛ばした影響か、徐々に勢いが無くなって、終盤は消えていた。
17 長谷部誠 6.5 積極的に前にでて攻撃に参加したり、前からのプレスを行って行った。
7 柏木陽介 7.0 本日のMOM。チーム全体のコントロールをして、バランスとチームの方向性を決めてくれた。
4 本田圭佑 6.0 追加点のゴールも良く、右サイドで基点となれていたが、いつもよりも動きはやはり重く感じた。
8 原口元気 6.0 点が取れなかったが、スピードを活かして攻守に走り回ってくれた。
13 清武弘嗣 6.0 前半は金崎夢と関係性が良くて、上手く崩しの形を作れていた。後半は少し間延びした分、上手くスペースを作れなくなった。
10 香川真司 6.0 どちらかと言うとチームを落ち着ける方向で効果を存在感を発揮してくれた。
14 武藤嘉紀 6.0 得点は奪えなかったが、アシストであったり、バイタルでの動きは良かった。
11 宇佐美貴史 6.5 得点は奪えなかったが、積極的な仕掛けを見せて、前線を再度活性化させた。
15 金崎夢生 7.0 もう一人のMOMと言うべき活躍。前線で広く動きながら基点となったり、裏を取りに行くなど、慣れない1トップをほぼ完璧にこなした。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。