2015年11月15日 [08:33]   徳島ヴォルティス | スポーツ | Jリーグ/2015 

J2/2015 第41節 徳島 vs 熊本

J2も残り2試合となる第41節。
ここ5試合を1勝1分3敗、現状では負け越していて14位の徳島。
ここ5試合を2勝2分1敗、ギリギリでPO出場の可能性を残す12位の熊本。
とにかく熊本にとっては勝しかない一戦。

Jリーグ2015 Division2 第41節
鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム/4,124人
徳島 2-1 熊本
(徳島) 濱田武(33分)、大﨑淳矢(66分)
(熊本) 清武功暉(83分PK)
ホーム徳島のスタメンは、31 長谷川徹、22 広瀬陸斗、25 冨田大介、2 福元洋平、4 藤原広太朗、14 濱田武、16 斉藤大介、19 内田裕斗、10 大﨑淳矢、11 津田知宏、23 長谷川悠の4-2-2-2。
アウェー熊本のスタメンは、41 シュミット・ダニエル、10 養父雄仁、32 クォン・ハンジン、4 園田拓也、2 黒木晃平、8 髙柳一誠、38 上村周平、39 嶋田慎太郎、28 清武功暉、35 アンデルソン、17 齊藤和樹の4-3-1-2。

徳島が逃げ切る
序盤試合の主導権を握ったのは熊本で、徳島陣内で試合を進めてチャンスを作るも、最後の精度を欠き、徳島もボールを奪うとカウンターを仕掛ける。
どちらかと言うと劣勢だった徳島が、33分、前線が前に行く事で、熊本の守備陣が引っ張られるように下がって出来たバイタルエリアに出来たスペースで濱田武に大崎淳がボールを下げて、トラップから素早くシュートを決め先制。
先制した後、徳島が守ってカウンターを狙う展開になるものの、後半に入ると、再び熊本が押し込んできて、流れが悪くなってきた66分、右CKからのボールを内田裕はファーサイドの下がった位置に入れると、福元洋がヘディングシュート、これはGKの正面方向に飛ぶが、そのGKの目の前で大崎淳がヘディングでコースを変えてゴール、徳島が追加点を奪う。
2点を追う熊本は、徳島ゴールを狙って攻めていく中で、82分、清武功が縦に入れてきたボールを走り込んで受けようとした所で、福元洋が倒してしまってPK、これを清武功が右下隅に決めて熊本が83分1点を返す。
その後も熊本が優勢に試合を進めるも、結局、徳島が逃げ切って、2-1で徳島が勝利。

内容は熊本
この試合の内容で言えば、熊本の方が上だった。
序盤から熊本がボールを支配して、徳島陣内に押し込むように試合を進めて、徳島の守り方が自陣に引いて守る形である事もあって、熊本ペースの試合だった。
それでも、徳島は自陣でボールを奪ってからカウンターを狙う事もあったが、どうにも熊本の方がやはり状態は良かった。
ただ、こういう試合展開で点が取れなかったら、その隙を突かれるというのは良くある話で、ある種、一発の隙と言うべきか、前線で基点となって、熊本の守備が一瞬下がった事で出来たバイタルの大きなスペースを徳島につかれた。
先制点を徳島が点を取った後も、徳島がペースを握れるわけではなく、熊本が優勢な展開だったが、先に徳島が追加点を奪う事で、勝敗を決めたと言えるだろう。
それでも、終盤、熊本がPKで1点を返したが、結局、熊本の攻撃が成功したのは、それだけであり、優勢に試合を進めながらも結局ゴールを奪う事が出来なかった。
内容では熊本ではあったが、一瞬の隙をつかれて先制点を奪われた事が、勝敗を分けたような試合になった。

POに届かず
熊本は、自分よりも上のクラブが2連敗と言う条件と自分たちの2連奏と言う条件によって、PO出場が決まる。
それが分かっているからこそか、立ち上がりから積極的に仕掛けて試合の主導権を握った。
ただ、残念だったのは、攻めながらも徳島の守備を崩すイメージが無かったように思える。
確かに攻めていて、シュート数も多かったが、苦し紛れのミドルシュートだったりと、精度を欠いた攻撃が多く、下がって守る相手の守備の中でどうやってスペースを作り出すのか、もしくは、スペースが無くても強引に突き崩すのか、そういう攻撃が出来ず、結果として、何となく単調な攻めになってように思える。
こういう相手に対して、どうやって崩していくのか、前線の選手に力は十分あるだけに、その活かし方も含めて、点を取る方法を考える必要があるだろう。
それが出来なかった事が、結果として、POに、J1昇格に届かなかったという事になったと言える。

勝ったものの
この試合の徳島は上手く戦えたとも言えるだろう。
ある種の強かさと言うか、とにかく相手が出てくるのに対して下がって守って、もし点が取れれば、それを守り切る、点が取れなければ、相手に得点を与えないようにするという戦い方。
先制シーンは、カウンターと言うわけでもないが、前線で大崎淳がDFを相手にキープした事で、味方の攻め上がりと同時に、そのFWの動きにつられて熊本のDFが下がった事で出来たスペースを濱田武が使えたことがゴールに繋がった。
2点目も、ニアに選手が入った事でDFの目を引き付けておいてファーサイドでヘディングシュートが放てた事が大きかった。
結果として、そして、劣勢ながらもその結果を引き寄せた戦い方は、徳島にとって狙い通りだったのかもしれない、しかし、引いて守った結果、PKで1点を返される事になった。
必ずしも前で勝負するのが良くて、引いて守る事が悪いわけではない。
ただ、比重的に下がり過ぎて前に出て行かない守りは、相手にとってめんどくさいが怖くはない。
そういう怖くはない攻めであれば、相手もリスクを冒し易く、と言うか、リスクがリスクとならないだけに、思い切った攻めが出来るようになる。守る時にも相手にもリスクを冒し辛くさせる事、そういう怖さを相手に与える事が出来るかどうか、そういう守備が出来なければ、結果はついてこないだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。