2015年11月17日 [08:07]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯4回戦 神戸 vs 横浜M

最後のシードクラブも参加して行われるベスト16となる天皇杯4回戦。
J1では2連勝で何とか残留を決めた12位の神戸。
J1でも好調を維持していて、7位でつけている横浜M。
どちらも今季初タイトルの為にも、天皇杯に精力を傾けるか。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
4回戦 No.73 ノエビアスタジアム神戸/5,135人
神戸(J1) 1-0 横浜M(J1)
(神戸) 森岡亮太(75分)
神戸のスタメンは、30 徳重健太、35 藤谷壮、5 岩波拓也、8 高橋祥平、31 安田理大、32 前田凌佑、17 田中英雄、9 石津大介、7 ペドロ・ジュニオール、19 渡邉千真、10 森岡亮太の4-2-2-2。
横浜Mのスタメンは、21 飯倉大樹、13 小林祐三、22 中澤佑二、5 ファビオ、23 下平匠、7 兵藤慎剛、6 三門雄大、29 天野純、25 藤本淳吾、11 齋藤学、39 アデミウソンの4-2-3-1。

神戸が勝利
立ち上がり仕掛けた神戸に対して、横浜Mがカウンターで決定機を4分には作り出すが、アデミウソンのシュートはGK徳重健が止める。
これで勢いに乗った横浜Mが攻勢を仕掛けて、何度も神戸ゴールを脅かすが、この猛攻を神戸はギリギリで体を張って止める。
序盤の猛攻を跳ね返した後は、神戸にもチャンスは出来るが、試合の主導権は横浜Mが握っている展開、但し、どちらもゴールを奪う事は出来ない。
お互いにゴールを奪えずにいると、75分、カウンターからボールを受けた森岡亮がドリブルで一気にPA内に入っていって、個人技で二人をかわしてシュートを決め、劣勢の神戸が先制。
その後の横浜Mの攻勢を神戸は耐え、矢島卓の強烈なミドルシュートもポスト直撃でゴールを許さず、試合終了、神戸がベスト8進出。

モチベーションの差
この試合に対するモチベーションの差が結果に繋がったのかもしれない。
序盤から試合の主導権を握ったのは横浜Mで、90分を通じて、その優勢は変わらなかったと言えるだろう。
ただ、神戸は代表で抜けた選手を除き、自分たちの持てる力の全てを、この試合に注いだのに対して、横浜Mの方が、ある種の温存をはかったように見えた。
それが、最後の部分での力が出てこずに、ギリギリのところで神戸の守備が跳ね返せた要因だったのかもしれない。
優勢に横浜Mが試合を進め、中村俊を投入して決定機を作った直後の神戸のカウンターで、神戸が見事な森岡亮の個人技によるゴールをあげた。
その後の横浜Mの攻撃に対しても神戸は跳ね返し続けた。
優勢だったのは間違いなく横浜Mであったが、その中で勝ちへのこだわりの差が、劣勢だった神戸を勝たせたのかもしれないと思えてしまう試合だった。

采配ミス
横浜Mは正直、敗因は采配ミスだったように思える。
既にJリーグでの優勝は無いのですから、天皇杯を優先して良い状況ですし、それを除いても、次のJリーグの試合まで1週間あるといういつもと変わらない状況である。
その状況下で選手を温存する意図はあまりないと思えるが、この試合では、中村俊と伊藤翔を温存してきた。
確かに藤本淳も良い選手ですから、これだけでは単純にミスとも言えないだろう。
ただ、ここ最近の横浜Mの好調は、中村俊をトップ下に置いて、そこで基点を作る事で成功している。
中村俊がいなかった事で、後一歩の所でのゴールが遠かった、神戸の守備を崩しきれなかった。
後半に入って、崩しきれないという事で中村俊を入れたが、結局、中村俊がリズムに乗ってくる前に試合は終了してしまった。
今の横浜Mの強さは中村俊をチームの中心に据えておいてのサッカーであり、それによって出来ている部分があるとしたら、彼が不在ではやはりその力は発揮できないとなる。
今後の試合を考慮したのかもしれないが、この試合の勝敗だけで言えば、はっきりと采配ミスだったと言えるだろう。

耐え抜いた神戸
試合後の森岡亮の言葉ではないが、後ろがあれだけ跳ね返して耐えてくれたからこそ、勝つ事が出来たと言える試合だろう。
立ち上がりから横浜Mの攻撃を耐える展開になったが、そこでギリギリで耐え抜く事、そういう展開だったからこそ、逆に神戸にとってみたら分かり易い所だったかもしれない。
前線の選手から守りと言うのは神戸の持ち味だが、耐える展開だった事もあって、チーム全体の方向性がはっきりと見えていた事が大きかったと言える。
横浜Mの攻撃に波があった事もあって、耐える事が出来たが、その堅守こそが本来の神戸の持ち味と言うべきだろう。
今季は苦戦が続き、特に後半戦に入ってレアンドロ獲得で一気に行けそうだったのが、逆に結果を出せなくなっていた。
それは、堅守速攻と言う最大の武器ではあるが、前への意識が強くなってしまった事で、守りが疎かになる面があったからではないだろうか?
ここまで劣勢になった事で、神戸らしさが発揮され、それによって耐え抜くことが出来た試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。