2015年11月20日 [08:39]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯4回戦 柏 vs 甲府

最後のシードクラブも参加して行われるベスト16となる天皇杯4回戦。
J1で10位ではあるが、シードとして登場して、天皇杯には強い柏。
ギリギリで残留を決めたような部分もある13位の甲府。
どちらもリーグ戦では下位に低迷したが、天皇杯での一発逆転を狙う。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
4回戦 No.76 日立柏サッカー場/4,755人
柏(J1) 2-1 甲府(J1)
(柏) 工藤壮人(53分)、クリスティアーノ(120分)
(甲府) 阿部拓馬(72分)
柏のスタメンは、21 菅野孝憲、2 藤田優人、4 鈴木大輔、13 エドゥアルド、22 輪湖直樹、17 秋野央樹、30 クリスティアーノ、25 小林祐介、7 大谷秀和、10 大津祐樹、9 工藤壮人の4-1-4-1。
甲府のスタメンは、21 河田晃兵、41 土屋征夫、3 畑尾大翔、17 津田琢磨、28 橋爪勇樹、8 新井涼平、6 マルキーニョス・パラナ、16 松橋優、15 伊東純也、9 阿部拓馬、10 バレーの3-4-2-1。

柏が劇的勝利
立ち上がりからボールを支配したのは柏で、ボールを回しながらサイドを主体に攻めていく。それに対して、甲府は一旦下がってブロックを作るが、ゴール前は簡単に開けず、ボールを奪った場合はカウンターを狙うという事で、互角の展開。
後半に入って、優勢に試合を進めていた柏が、53分、大谷秀、秋野央と繋いで、秋野央から縦に出たボールをクリスティアーノが一旦大谷秀に当てて、戻してもらったボールを、DFの裏に落とすように走り込んだ大谷秀に合わせたパスを出し、DFを引き付けた所で、中の工藤壮に送ると、工藤壮は無人のゴールに流し込み、柏が見事なパス回しと大谷秀のランニングで先制。
1点リードを許した甲府だったが、前線からのプレスを高めると、72分には、阿部拓がパスを受けてから個人技でDFをかわして、コースが空いた瞬間、思い切って左足を振り抜くと、これは菅野孝も届かないファーサイドネットに決まり、甲府が同点に追いつく。
同点に追いついたことで、勢いが甲府に移って、降雨fが優勢に試合を進めだすが、最後の部分で合わずに逆転ゴールを奪えない。
このまま延長かと思われたアディショナルタイム、PAのやや外で、阿部拓を後ろから倒した鈴木大が2枚目のYCで退場、柏が一人少なくなる。

延長に入ると、一人少ない柏が劣勢になるかとも思われたが、甲府が良い形を作れず、やや甲府が有利な中で互角の展開となり、このまま引き分けてPK戦となるかと思われた120分、前線でクリスティアーノが起点となって、一気に自陣から駆け上がってきた代わって入ったばかりの今井智が追い抜いた所でパスが出ると、それをダイレクトでクリスティアーノに戻し、これをクリスティアーノがゴールに蹴り込み、柏が勝ち越し。
その後、甲府が前に出たい所を潰して、試合終了、柏が見事な勝利をあげる。

互角の試合
試合は柏の方がサイドからの攻めで良い形を作る事で、試合を支配していって、それに対して甲府が受けるという展開になった。
ただ、柏の攻撃を甲府はきっちりと対応して跳ね返すことで、少しずつ甲府が流れを作るかと思われた、後半開始早々に柏が先制。
但し、流れ的に甲府ペースになった試合は、阿部拓の個人技で同点に追いついて、更に甲府が攻め立てる展開となった。
正直言えば、この展開で、甲府が逆転勝利をするかと思ったが、柏の守備陣も粘り強く、それでも、終了間際に守備の要とも言うべき鈴木大が退場した事で、延長になったが、これはやはり甲府かなっと思っていた。
しかし、延長に入ったら、柏が一人少ないのを感じさせない。
とはいえ、試合の内容は甲府ペースの展開だったので、勝つとしたら甲府であろうというイメージは変わらなかったが、甲府の前線が噛み合わず、点を取れる気がしなかったので、このまま終わると思っていた所で、交代で入ったばかりの今井智の走りで柏が見事な勝利を手にした。
あの今井智の走り、あれが、一人少ないながらも柏が甲府相手に互角に、全く人数差を感じさせなかった要因だったと思う。

噛み合わなかった前線
甲府は正直勝てる試合だった。
柏が一人少なくなったというのもあるが、それ以上に、後半から主導権を握っていたのは甲府で、柏は自陣に釘付けになっていた。
特に前の阿部拓と伊東純が柏のビルドアップに対応して相手の間でボールを奪いに行くようになると、柏の攻撃は機能不全を起こしていた事もあって、試合の主導権を握る事が出来るようになった。
ただ、良い流れを作っていたが、彼らが前から追ったことで疲労が溜まったのか、流石に延長はペースダウンしてしまった。
そして、それ以上に問題だったのがバレーだろう。
力はあるのだが、こういう部分は昔と変わらないというべきか、ボールを引き出せる動きが合わないと完全に試合から消えてしまう。
彼がもう少し機能したら、この試合の結果は異なる結果になっていただろう。
得点力はあまり高くない甲府にとって、バレーが機能するかしないか、それが最も重要になる。

勝ち切った柏
見事な勝利と言うべきだろう。
序盤からペースを握っていたが、運動量を使った結果、途中からペースダウン。
また、柏に対して甲府の方が優勢になった所で、守りに回った柏の守備陣の中で要の鈴木大が退場してしまった。
それでも、耐え抜いた柏が、勢いからPK戦でも流れ的に勝利を出来たかもしれない。
しかし、一人少ないながらも柏はたった一つ残した交代枠で延長を戦ったが、そこでも勝ちを狙ったという所だろう。
交代で投入された今井智が運動量で決勝ゴールをアシストした。
この運動量をベースにしたサッカーは、よくよく考えたら、昨年以前、柏の持ち味とも言うべきサッカーだろう。
だからこそ、一人少なかったとしても耐え抜いて、勝ち抜くことが出来た。
この辺が柏の強さと言うか、天皇杯のようなカップ戦で勝てるやり方を知っているという所なのかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。