2015年11月19日 [08:58]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯4回戦 川崎F vs G大阪

最後のシードクラブも参加して行われるベスト16となる天皇杯4回戦。
共に今季のJリーグの優勝を逃した両雄。
川崎Fとしては、この天皇杯を取ってタイトル獲得と行きたいが、同様にG大阪も昨年の3冠王者として無冠では終われない。
ベスト16屈指の好カードを制するのはどちらか?

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
4回戦 No.77 万博記念競技場/7,345人
川崎F(J1) 0-2 G大阪(J1)
(G大阪) 大森晃太郎(47+分)、倉田秋(53分)
川崎Fのスタメンは、30 新井章太、17 武岡優斗、5 谷口彰悟、8 小宮山尊信、18 エウシーニョ、16 大島僚太、14 中村憲剛、20 車屋紳太郎、9 杉本健勇、22 中野嘉大、13 大久保嘉人の3-4-2-1。
G大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、3 西野貴治、5 丹羽大輝、22 オ・ジェソク、7 遠藤保仁、15 今野泰幸、13 阿部浩之、11 倉田秋、19 大森晃太郎、29 パトリックの4-2-3-1。

G大阪が逃げ切る
立ち上がりから全からのプレスを仕掛けたG大阪が、川崎Fに対して優勢に試合を進め、川崎FはG大阪のプレスをかわす為に蹴るような形で、持ち味を出せず。
ただ、G大阪も決定的なシーンを作れるわけじゃないと、少しずつ川崎Fもカウンターでチャンスを作り出す。
川崎Fがやや優勢になってきたが、アディショナルタイム、一旦バックパスを東口順に出すと、素早く右サイドの阿部浩に入れると、これを倉田秋に預け、そこから縦に入れたボールを受けたパトリックがドリブルで右サイドに流れ、そこからクロス、ゴール前で上手くDFの前に斜めに入ってきた大森晃が合わせてゴール、前半終了間際にG大阪が先制。
後半、川崎Fがペースを握るかと思われた所で、カウンターで自陣からドリブルで攻め上がり、上手くコースを狙ったシュートを決めて、53分、G大阪が追加点を奪う。
2点を追う川崎Fが攻勢に出て、優勢に試合を進め、G大阪は下がって守る形になる。
完全にG大阪は逃げ切る意図で交代カードを切り、そのまま試合終了。

期待通りの好ゲーム
川崎FとG大阪の試合は本当に好ゲームになりますね。
この4回戦で屈指のカードとなった試合は、その期待を裏切らない戦いで、最終的にG大阪が勝ったが、非常に面白い試合になった。
川崎Fはほぼベストメンバーであるが、G大阪は、宇佐美貴と藤春廣が代表で抜けていて、CBの岩下敬も負傷でベンチ入りできず。
先日の広島戦でひざを痛めて代表招集から外れた東口順が軽傷だったため起用されたが、試合前の状況で言えば川崎Fが有利だった。その試合の入りは、いつもスロースターターなG大阪が最初から仕掛けていって試合の主導権を握った。
しかし、川崎Fはそこで耐えて跳ね返し、カウンターからリズムを作り出すと試合の主導権は川崎Fに移っていった。
その中で、昨年のG大阪を彷彿させるかのように、攻め込まれた所でカウンター一発で先制、更に追加点と、得点を重ねた。
2点リードしたG大阪だったが油断できる流れではなく、川崎Fが押し込んで何度となく決定機を作り出した。
ただ、G大阪も逃げ切りの態勢できっちりと逃げ切って勝利をもぎ取った。
結果としてG大阪が勝ったが、非常に面白い試合だった。

リズムを崩された立ち上がり
川崎Fは立ち上がりでG大阪が出てきた事に意表をつかれたのか、その結果、自分たちのサッカーが出来なくなった。
ボールを奪っても素早く守備に切り替えたG大阪が、前線からプレスを仕掛けてくる為に、なかなかパスを繋げず、その為、中盤を飛ばして一気に前線へとボールを送ってカウンターを狙うというか、蹴っているだけの展開になった。
そのG大阪の優勢な試合展開の中で蹴ってしまうだけだったが、それによって大久保嘉や中村憲が強引にチャンスを作り出したことで、G大阪も下がるようになってペースを作れるようになった。
ただ、序盤にG大阪に仕掛けられた事で、パス回しの面でやはり少し慎重と言うか、いつもの川崎Fらしさよりも、どこか慌てたような部分と慎重すぎる部分が出てしまって、リズムに乗りきる事が出来なかった。
川崎Fらしさが出た部分はあるが、しかし、川崎Fの武器であるパス回しが今一歩出し切れなった事が、G大阪との差になったのかもしれない。

強いG大阪
まさに強いG大阪だった。
最初に仕掛けて試合の主導権を握って、川崎Fのリズムを崩すと、その後、ペースを失った部分もあるが、それでも、G大阪の狙い通りと言うべき所だろう。
良い時間帯で得点を奪えたのもそうだが、何よりも大きかったのかが、試合の状況に応じた戦い方が出来ていた所だろう。
やはり、序盤に仕掛けておいた事で、川崎Fの最大の武器であるパス回しを封じて、その後、前からいかず、相手が蹴ってきた事で、少し下がって受けて、そこから中盤を通してボールを回すのと、相手が仕掛けてきている時に、チャンスがあればカウンターを仕掛ける。
そのカウンターで結果を出したが、こういう所が強いG大阪の良さだろう。
もっと言えば、悪い流れの時にポゼッションして流れを切る事がG大阪の最大の特長ではあったが、流石に川崎F相手では、そこまでは出来なかった。
それでも、きっちりと交代カードも使って、最終ラインの人数不足を踏まえても、跳ね返して勝利に繋げた。
J1は残り1節で3位以内に入れるかどうかだが、天皇杯の連覇に向けて、好発進だったと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。