2015年11月27日 [08:46]   FC岐阜 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J2/2015 最終節 岐阜 vs 福岡

J2も最終節。
何とかJ2残留を決めたもののギリギリの20位となった岐阜。
現在、2位磐田と勝点で並び、7連勝中で3位の福岡。
福岡にとっては自動昇格の2位になる為に絶対に負けられない一戦。

Jリーグ2015 Division2 最終節
岐阜メモリアルセンター長良川競技場/9,296人
岐阜 1-4 福岡
(岐阜) レオミネイロ(60分)
(福岡) 城後寿(13分、73分)、ウェリントン(71分、77分)
ホーム岐阜のスタメンは、1 川口能活、15 ヘニキ、34 渡邉将基、20 岡根直哉、19 益山司、6 髙地系治、8 宮沢正史、18 冨士祐樹、39 風間宏矢、9 ジウシーニョ、33 レオミネイロの3-4-1-2。
アウェー福岡のスタメンは、23 中村航輔、26 田村友、2 濱田水輝、19 堤俊輔、22 中村北斗、8 中原秀人、15 末吉隼也、18 亀川諒史、10 城後寿、20 酒井宣福、17 ウェリントンの3-4-2-1。

福岡が勝利
時間経過とともに福岡が押し込みだして、チャンスを作ると、13分、左サイドから一気に右サイドへと展開、更に、今度は右サイドからのクロスをファーサイドで酒井宣が折り返し、城後寿が押し込みゴール、福岡が先制する。
福岡ペースの試合になるかと思われたが、単発とはいえ岐阜も一気にゴールに迫って決定機を作り出す。
福岡が追加点を奪えない中で60分、風間宏からの絶妙なスルーパスに抜け出したレオミネイロが上手くGKの動きに合わせたシュートを決めて、岐阜が同点に追いつく。
同点になった事で試合が動き出す。
71分には、そこまで岐阜のマークに思い通りのプレーが出来ていなかったウエリントンが、右サイドの末吉隼からのクロスに上手くフリーになって叩き付けるようなヘディングシュートを決め、福岡が勝ち越す。
更に、また右サイドから今度は中村北のクロスに、城後寿がヘディングで合わせてゴール、福岡が73分岐阜を突き放す。
そして、77分、左CKから入れたボールを、ニアサイドで待ち構えていたウェリントンがヘディングで合わせてゴール、トドメとなる福岡4点目を奪う。
その後、どちらかと言うと福岡は試合を締めに入った事で、そのまま試合終了、福岡が最終戦を勝利で終える。

バランスを取った福岡
この試合、福岡は磐田と勝点が並んでいるため、磐田が勝った場合、自動昇格の2位になるためには、得失点差の5点をひっくり返さないといけない。
総得点でも負けている訳なので、福岡にとってみれば、この試合は7点差をつけて勝たないといけない試合である。
流石にサッカーにおいて7点差は現実的ではないという事で、福岡は強引にでも点を取るというよりも、バランスを取った戦い方を選択したように見えた。
それが、同点にされた後も、簡単に突き放せた要因にも見えるし、終盤、無理に攻めるよりも試合を締める方向で戦ったという所にも繋がるのではないだろう。
この辺のバランス感覚、それが、12戦負け無し、7連勝中という驚異の成績に繋がっている部分だったように思える。
岐阜も、ウェリントンを警戒して、きっちりとゴール前を固めて、がっちりとした守りを主体に挑んでいた。川口能が好セーブを連発した事で、何とか失点をせずに耐える事が出来た事もあって、同点に追い付いたり、良い試合にする事が出来たものの、最後まで福岡がバランスを崩すことなく戦えた事、この辺が今の福岡の強さなのだろう。

改善すべき点
ラモス監督と井原監督と言う同時代の日本代表を率いた両監督が対決した試合。
また、ラモス監督はビーチサッカーの日本代表監督などで若干異なるとは言え国際経験を積めば、井原監督もU-23のコーチとして経験を積んできている。
その両監督ではあるが、正直言えば、チームの戦力差もあるとはいえ、今季の結果には大きな差が出来た。
この試合の岐阜は、明らかに福岡のサッカーを考慮した戦い方で挑んでいたが、ウェリントンを抑えに行って、城後寿に決められ、そして、後半には結果としてウェリントンに決められるという事で、狙い通りの戦い方は出来なかった。
来季に向けて、岐阜と言うのは、正直、戦力増強の部分で金銭的な余裕はないだろう。
ただ、その結果と言うべきか、川口能のようなJ1で出場機会を失ったベテランと、出場期間が与えられない若手、こういう選手を期限付き移籍などで獲得していく道があり、そして、それを活かすためには、柔軟さが必要になってくるだろう。
ラモス監督の狙いは分からなくはない、但し、彼自身の引き出しに無いのか、守備の仕方がどうしても人数をかけて、マークをするだけになってしまっている。結果、リーグ最多失点と言う不名誉な記録になっている。
それを踏まえて、ラモス監督の下に守備の低減が出来るようなコーチを獲得するか、どんな選手が揃うか分からない中で、チームとしての守り方を柔軟に作っていく手腕が、今の岐阜には求められるだろう。

サイドの崩し方
綺麗な崩し方でした。
ウェリントンが封じられていましたが、その後ろに構えた城後寿と酒井宣が自由に動けていたので、決してやり辛い訳ではなかった福岡ですが、得点シーンの攻撃は、お手本と言うか、理想と言うか、見事な攻めでした。
特に1点目のシーン、左サイドで一旦基点を作っておいて、そちらにDFが固まった所で一気に右サイドへとサイドチェンジを行う、これによって、岐阜の選手は全員一気に右サイドへと動きなおす事になり、そうなると、ファーサイドに残った酒井宣は完全に死角になった、そこにボールが入る事で、振られていたDFはもう守備陣形もポジショニングも無くなってしまった。
結果として、折り返した時には、完全にフリーとなった城後寿は押し込むだけ。
相手の守備もきっちりとポジショニングをかためた、守備の仕方をしっかりと知っていれば、あそこまで簡単に振られる事も無かったかもしれないが、岐阜の守備は、あの瞬間完璧に崩されていた。
サイドからの攻めと言う意味で、基本に忠実とも言える福岡の攻めは、相手の守備を完全に崩す見事なプレーだった。
過去、POでは、上位のチームが勝ち抜くのが難しくなっている。これまでの結果で言えば、6位大分、4位徳島、6位山形が勝ち抜いている。
3位のクラブが勝ち抜いた事が無いPOではあるが、現状で最も勢いに乗る福岡が、このままPOを突破する可能性は最も高く感じる、2位は逃したものの、それだけの勢いを感じさせる、十二分にJ1で戦えると思われるサッカーを見せてくれた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。