2015年12月02日 [08:36]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

国際親善試合 オランダ vs 日本

来年のリオ五輪出場を目指すなでしこジャパンは、オランダ遠征の締めとして、オランダ代表との試合に挑んだ。
五輪での初の金メダルを目指すためにも、これまでのなでしこからのリニューアルをしていく為に、内容を重視したい。

国際親善試合
FCフォーレンダムスタジアム
オランダ 3-1 日本
(NED) マルテンス(4分)、メリス(21分、78分PK)
(JPN) 阪口夢穂(49分)
オランダのスタメンは、1 ファン・フェーネンダール、2 ファン・ルンテレン、3 ファン・デル・フラフト、4 ファン・デン・ベルフ、5 ヤンセン、6 デッカー、8 スピツェ、10 ファン・デ・ドンク、7 メリス、9 ミーデマ、11 マルテンスの4-1-2-3。
なでしこジャパンのスタメンは、1 山根恵里奈、2 有吉佐織、12 長船加奈、4 熊谷紗希、5 鮫島彩、6 阪口夢穂、13 宇津木瑠美、15 中島依美、8 宮間あや、11 有町紗央里、17 大儀見優季の4-2-2-2。
国際親善試合オランダ vs 日本

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
どちらもボールが足下につかないという状況の立ち上がり、なでしこのパスミスを9番ミーデマに拾われて、そこから10番ファン・デ・ドンク、そして最後は11番マルテンスに完全にフリーでシュートされて、オランダに4分先制を許す。
日本も反撃に入って、9分には、右サイドの中島が落としたボールを最前線まで上がってきていた阪口がボレー、しかし、これはGKの好セーブに阻まれる。
なでしこが攻めたい所だが、なかなかパスが繋がらない中で、21分、オランダが一気にサイドチェンジのボールを入れてくるが、これを鮫島がトラップミス、それを7番に拾われて、そのまま冷静に山根の股の下を抜かれ、オランダに2点目を許す。
オランダにもミスがあって、そこを大儀見が狙うが、なかなかゴールを奪えない。
2点を追うなでしこは、宮間をフリーマンとして、2トップの後ろで自由に動かすことで、オランダのバイタルを狙って、押し込むようになるが、なかなか、シュートが枠に行かない。
終盤には、立て続けにCKのチャンスを得るものの、なでしこはゴールを奪う事は出来ず、そのままアディショナルタイムは無しで前半終了。

チグハグ
何と言うか、WC前に戻ったというか、それ以上に悪くなったように思える。
WCでは、大分自分たちのサッカーを取り戻していたのだが、その武器であるパス回しでミスが目立つ。
確かにピッチの状態や風が強かったりとか、なでしこにとってみればやり辛い部分はあるのだろう。しかし、その割にはパスミスが目立つ。
それも、完全に味方に合っていないボールが多くて、出し手も受け手も、お互いにどうしたいかが相手に全く伝わっていないのが分かるようなミスばかりで、それは、ピッチ状態云々以前の問題が多い。
自分たちの初歩的なミスから2失点と言うのもあるが、とにかく、お互いの意図が伝わっていない。
サッカーはチームプレーである以上、お互いの意思疎通が必要であり、なでしこのサッカーは、それこそ、そういう意志疎通からパス回しが武器であると同時に生命線だろう。
それが全く機能していなくては、なでしこのサッカーが全く機能していない事になる。
WC前は、まだ、その上で、試合の状況に合わせて、戦えていないという部分があったが、今のなでしこはそれ以前の問題だろう。

後半
なでしこは有町に代えて菅澤、中島に代えて増矢を投入、オランダのキックオフで後半開始。
なでしこは後半から宇津木を左SBにして、宮間をCHに下げ、左サイドの前に鮫島を上げる。
後半立ち上がりからもなでしこが優勢に試合を進めると、49分、右サイドの増矢から一旦中の坂口につなぐと、阪口が縦に入れたボールを菅澤がGKの前で戻したボールを阪口が無人のゴールに蹴り込んで、なでしこが1点を返す。
1点を返して優勢に試合を進めるなでしこは、62分、鮫島に代わって杉田、長船に代わって川村を投入、阪口が一列下がってCBとなり、川村がCHに入る。
オランダも同じタイミングで8番スピツェに代えて19番ミダフを63分投入してきた。
71分、なでしこは山根に代えて山下を投入する。
オランダも73分、2番ファン・ルンテレンに代えて12番ファン・エスを投入する。
75分、なでしこが宇津木に代えて横山を投入する。
少し押し込まれる展開になった所で、78分、11番がPAでボールを受け手反転した所で増矢が足を引っ掛けて倒してPK、これを7番メリスが豪快に左上に決めてきて、再び試合は2点差。
そして、ここでオランダは7番メリスに代えて18番ファン・デ・サンデン、9番ミーデマに代えて20番レウィリサを投入する。
その後もなでしこはチャンスはあったが決めきる事が出来ず、試合終了。

課題の多い試合
勝ち負けの部分で言えば、前半から何度かあったチャンスで決め切れていれば勝つ事は出来ただろう。
特にこの試合では大儀見のシュートが枠に行かなかったという点があったので、そこさえ決まっていればという所だろう。
但し、そういう部分以前に、この試合は課題だらけだった。
最大の部分は先にも書いたが、お互いのプレーが合っておらず、ミスが目立った。
あそこまでミスが多いと、勝てる負けるという以前の問題だろう。
その一つは、距離感が悪いというのもあるだろう。
中途半端な距離で、パスがテンポ良く繋がらないので、ボールを回していても、ただ、ボールを持っているだけであり、そこでミスをしてしまって、危ないシーンとなる。
色々な選手を試しているという事を言えるかもしれないが、しかし、スタメンのほとんど、交代で入った選手にしても、今まで何度も一緒にやってきているメンバーである筈なのに、それを忘れたように距離感が悪く、連動性も無かった。
大会が終わるごとにリセットされるようでは、上積みが無い。
新しい事をやるのも必要だが、今までの上に乗せるという事を忘れていては強くはなれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。