2015年12月06日 [08:39]   サンフレッチェ広島 | スポーツ | Jリーグ/2015 

J1/2015 CS 広島 vs G大阪

Jリーグのチャンピオンシップ決勝。
初戦は、G大阪が優勢に進めてリードをしていく中で、最後の最後アディショナルタイムで追いつき、そして逆転をした広島。
G大阪優勝の為には、2点差以上の勝利か、4点以上のアウェーゴールを奪っての勝利が必要。
今季の成績から広島有利ではあるが、G大阪の勝負強さが通用するか。

Jリーグ2015 チャンピオンシップ 決勝
エディオンスタジアム広島/36,609人
広島 1-1 G大阪
(広島) 浅野拓磨(76分)
(G大阪) 今野泰幸(27分)
ホーム広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、5 千葉和彦、19 佐々木翔、14 ミキッチ、6 青山敏弘、8 森﨑和幸、27 清水航平、9 ドウグラス、30 柴﨑晃誠、11 佐藤寿人の3-4-2-1。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、3 西野貴治、5 丹羽大輝、4 藤春廣輝、7 遠藤保仁、15 今野泰幸、13 阿部浩之、39 宇佐美貴史、19 大森晃太郎、20 長沢駿の4-2-3-1。

広島が勝利
G大阪が前の試合で退場したオ・ジェソクに代えて米倉恒を起用した以外は、両チームとも同じメンバーで挑んだ試合は、立ち上がりからG大阪がリスクを冒しても前から仕掛けてチャンスを作る。
ただ、G大阪がリスクを冒す分、広島にもチャンスがあり、どちらも得点の可能性があって、どちらが先に点を取るかと思われた27分、G大阪は、右CKからのボールをファーサイドで下がって今野泰がボレーシュート、これを佐々木翔がクリアしようと出した足先に当ってGKの逆に行くような形でゴール、G大阪が先制する。
その後も勢いに乗るG大阪が前に攻めれば、その隙をつくように広島も裏を狙ったカウンターを見せて、どちらにも得点チャンスがある。
G大阪が優勢に試合を進めるものの一発のカウンターがある広島が、76分、右サイドへと出したボールを柏がタイミングよくクロス、これを上手くDFの前に入った浅野拓がヘディングシュートを決めて、広島が同点に追いつく。
同点にした後は広島がゴール前でがっちりとブロックを作り、浅野拓のみを残してゲームを締めに来て、G大阪の猛攻を跳ね返し、最後は米倉恒のオーバーヘッドシュートを林ががっちりとキャッチして試合終了。

広島が優勝
広島が見事な戦い方でG大阪の猛追を振り切り勝利。
まずは、広島優勝おめでとう!
とにかく、今季の広島はリードしてからの戦い方が非常に巧みであり、それは、このH&Aという形での戦いの中で、初戦で勝利してリードしたという状況を活かした形できっちりと勝ち切ったという所だろう。
実際、立ち上がりから試合の主導権を握っていたのはG大阪のように見えていた。
ボールを支配して、何度となくG大阪はチャンスを作っていたが、広島はどちらかと言うと下がって跳ね返しておいて、カウンターを仕掛けてくる形で、G大阪は前掛かっている分、広島は一発の攻撃でチャンスを作り出していた。
そんな中でG大阪が先制したが、1点を取って更に加速するように攻勢を仕掛けていくG大阪に対して、広島は冷静に対応した。
下がって受けてボールを奪うと、カウンターを仕掛ける事で、G大阪が逆にリスクを冒し辛くなっていた。
こういう戦い方が出来ること、そして、見事に同点に追いついた後は、今まで以上に自陣でガッチリと守りながらも、スピードのある浅野拓だけを前線に残しておいての守りできっちりとG大阪の攻撃を跳ね返した。
今季に関して言えば、本当に広島の強さが際立ち、その強さは、こういう試合での戦い方にも表れていて、きっちりと優勝を決めた良い試合だった。

広島の強さ
広島が見事に優勝したわけですが、本当に広島の強さが出た試合でもあった。
この試合、広島がリードしている試合ではあるが、G大阪が優勢で、立ち上がりから何度かチャンスを作り出していて、その中で、G大阪が先制した。
これで、もしG大阪が次に1点を取れば、逆転を許す事になるので、並みのチームであれば、ゴールを奪いに行くのか、守りに行くのかで、バタつく事が往々にしてある。
それは、G大阪であってもそうで、第1戦で、同点にされた後、チームとして、そのまま終わらせるのか勝ちに行くのかで分かれた事が、逆転ゴールを許す、今野泰のプレーにも繋がったようにも思える。
それに対して、広島の方は、こういう場合でもチームとして慌てる事が無く、まずはきっちりと守りに入って、チーム全体で流れを断ち切りに行った。その結果、G大阪の攻勢を跳ね返して、だからこそ、カウンターでの同点ゴールに繋がった。
こういうチーム全体でどう戦うのかをきっちりと知っているのが広島の強さであり、だからこその優勝だろう。
個々の選手が今どうすればいいか知っていて、それがチーム全体で統一されている事、それだけチーム全体がサッカーを知っているという事で、今の広島の強さがあるのだろう。

完成された広島
森保監督になってから2連覇、主力が移籍を毎年のようにする事で、昨季は8位。
今季も主力が抜けていって、開幕直後は、シャドーの部分が抜けた影響があったものの、浦和が序盤の独走で際立ったが、その裏で見事に結果を積み重ねていて、その間に、ドウグラスと柴崎晃がフィットした。
更に、シーズン途中で柏が負傷で長期離脱しながらも、清水航が見事にポジションの穴埋めをして、更には、佐藤寿が得点記録を出しながらも、途中交代で起用される浅野拓などもフィットしていった。
元々、広島のサッカーは難しくて、なかなか新しい選手がフィットしないと思われたが、今の広島はある種の形があるだけに、それに必要な選手の獲得が出来て、それがチームとして新しい選手も機能するように使えるようになった。
試合を観ていても安定感が最もあり、G大阪などは、勝負強さを身につけてきていて、ここまで何だかんだで結果を出してきていたり、単純な力のある浦和の強さもあるが、しかし、G大阪は安定感を欠き、浦和は勝負弱い。
その2チームよりも、広島は総合力で上回っているというか、本当に強いと感じさせる。
個人的に、来季に向けて、今の広島のメンバーがどう変化するかは分からない。それでも、新しい選手も出てくるでしょうし、今の広島であれば、当分の間、王者として君臨できる存在感はあると思える。

CSの意義
広島の優勝で幕を閉じたCS。
準決勝の浦和とG大阪の試合、そして、この決勝の2試合、全て良い試合であり、こういう試合を観れた事は、本当にありがたかった。
但し、この大会の存在意義はあったのだろうか?
確かに、入場者数はあるし、試合は面白くて成功だったかもしれない。しかし、この大会でJリーグ王者を決めるのは、果たして正しいのか?
この試合、何度となくJリーグ王者と言う言葉が出てきたが、もし、G大阪が勝利した場合、今季のJ1王者はリーグ戦で3位だったG大阪になるのか? 勝点でも総得点でも、そして総失点でもリーグ1位であった、ある意味記録尽くしの広島では無くて良かったのか?
それでも良いという考え方もあるだろう。だからこそのCS復活だったという事も出来る。
ただ、これって以前にも書いた気がするが、プロ野球の失敗と同じではないだろうか?
プロ野球でもPOを行った事で、最初は良かったが、数年で落ち目になった。それはペナントレースにも影響して、優勝争いが淡白になった。
今年は成功したとも言えるだろう。ただ、今後これが成功するか、かえってJリーグを衰退させるか・・・。
今回はJリーグでの結果と共に広島が優勝した事で、良い試合だったで終る事が出来た。
これ以降、もしCSの優勝と異なりリーグ戦の優勝がJ1優勝としたとしても、イメージが良くないだろう。
CS自体は、今回の3試合のように良い試合はあった、ただ、だからこそ、Jリーグと切り離すべきだろう。J1王者は、普通にリーグ戦の優勝で決め、そのリーグ戦王者と別の王者が戦う事での日本一を決める大会としたら良い。
NCや天皇杯と言う別の大会があるのですから、その王者と戦う大会にしたら良い。
今回の結果だけでなく、来年以降を考えて、折角なのですから、早い段階での改革を期待したい。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。