2015年12月13日 [08:59]   高校サッカー | スポーツ | 高円宮杯 

高円宮杯U-18 鹿島ユース vs G大阪ユース

今年のユース世代最強を決める高円宮杯チャンピオンシップ。
日本一を争うのは、青森山田に競り勝って優勝を決めた東の王者鹿島ユースと、東福岡には敗れたものの勝点では上回った西の王者G大阪ユース。
2020年の東京五輪の日本代表の中心になる今年のユース最強はどちらか?

高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 チャンピオンシップ
埼玉スタジアム2002/12,986人
鹿島ユース(EAST) 1-0 G大阪ユース(WEST)
(鹿島) 田中稔也(58分)
鹿島ユースのスタメンは、16 石川碧人、14 戸田拓海、15 松浦航洋、4 町田浩樹、6 大里優斗、8 平戸太貴、5 千葉健太、10 田中稔也、18 西本卓申、9 吉岡樹利也、13 垣田裕暉の4-2-3-1。
G大阪ユースのスタメンは、1 羽野匡哉、2 山中海斗、5 吉岡裕貴、4 松岡秀平、6 初瀬亮、7 市丸瑞希、10 岩本和希、8 堂安律、9 髙木彰人、18 宮森祐希、11 武田太一の4-2-2-2。

鹿島勝利
立ち上がりから仕掛けたのは、攻撃に特長のあるG大阪ではなく、守備に特長のある鹿島で、下がって受けるのだが、一気に縦に入れることでG大阪ゴールに迫る。
G大阪も盛り返していくと、互角の展開になるが、しかし、G大阪の方はなかなかシュートまで行くことが出来ない。
どちらもなかなか決定機を作れなかったが、56分、G大阪はGKが繋ごうと出したパスが中途半端になって、平戸太に渡るという決定的なシーンを献上するが、鹿島はシュートが枠を外しゴールを奪えず。
しかし、58分、攻勢を強めていた鹿島が、西本卓の左サイドの突破からのクロス、これをG大阪はクリアし切れずこぼれたボールを拾った田中稔が詰めてきたDFをかわしてシュートを決め、鹿島が先制。
1点を追うG大阪が攻撃に出るものの、鹿島の守備を崩すことが出来ず、惜しいシーンは出てきたのだが、最後の部分で鹿島の守備は固く、結局、そのまま鹿島が逃げ切って勝利。

鹿島ユース優勝
2015年のユース世代最強は鹿島ユースに決まった。
まずは、鹿島ユース優勝おめでとう!
試合前の予想では、プレミアリーグを最少失点で勝ち抜いた鹿島に対して、45得点と両リーグを通じて2位の得点力を誇るG大阪がどう攻め、そして、それを跳ね返した鹿島がどうG大阪のゴールを奪うのか、そういう内容になるかと思っていた。
実際、G大阪は得点数が多いが、得点王争いをする選手がいるというよりも、どこからでも得点が取れるという強みがある分、攻めるG大阪と守る鹿島の展開の予想は的外れとは思わなかったが、蓋を開けると、逆に先に攻めに転じていたのは鹿島だった。
G大阪が攻めに転じる時には一旦下がるが、ボールを奪うと、一気にG大阪の裏を狙う為に、G大阪の全体が間延びしていた事もあるが、G大阪よりも鹿島の方が攻撃的だったように思えた。
そんな中で、鹿島が先制。試合展開的に、こうなると鹿島は、後は落ち着いて守っていく事で、リスクを極力排した戦い方に変わったため、G大阪はより攻め手を欠き、結局、鹿島が逃げ切った。
鹿島にとってみれば、狙い通りの戦い方で結果を引き寄せたという所だろう。

研究していた鹿島
この試合の鹿島は、NCの決勝でトップチーム同士が対決した時のように、きっちりとG大阪のサッカーを研究していたように思える。
G大阪の攻撃に対しては、下がって守るというのは、ある意味鹿島のサッカーがいつもやっている通りらしいのだが、しかし、単純に守っても、どこからでも得点を取りに行けるG大阪の攻撃を封じるのは難しい。
そこで、下がって守りながらも、堂安律と高木彰の所には常に誰かがマークに付いた上で、ボールが入れば中盤の選手と最終ラインの選手で挟み込んで潰す事で、攻撃に厚みを与えなかった。
また、出足が早かったので、G大阪の攻撃にしても、自分たちの攻撃でもセカンドボールを拾えていた。
先制する事が出来て勝利を引き寄せたが、それと同時に、少なくとも鹿島が失点する可能性は非常に低かった。
こういう試合での戦い方と言うべきか、負けないという意味で鹿島が上回っていた上で、単純に負けないサッカーではなく、G大阪が攻めに転じで両SBが上がればその裏をきっちりつくなど、G大阪の攻めに厚みを持たせないという事が出来ていた。
もしかしたら、単純な力の差では、G大阪の方が上だったのかもしれない。
しかし、サッカーとしてチームの差は鹿島が上回り、それが勝敗を分けたという所だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。