2015年12月14日 [08:25]   FIFAクラブワールドカップ | スポーツ | FCWC/2015 

FCWC2015 クラブ・アメリカ vs 広州

今年は日本で行われるクラブワールドカップも準々決勝。
北中米カリブ海王者で今回2度目の出場となるメキシコのクラブ・アメリカ。
アジア王者で、こちらも2度目の出場となる中国の広州恒大。
準決勝でバルセロナと対決するのはどちらか。

FIFA クラブワールドカップ Japan 2015
【M2】準々決勝 大阪長居スタジアム/18,772人
クラブ・アメリカ(CONCACAF) 1-2 広州恒大(AFC)
(クラブ・アメリカ) オリベ・ペラルタ(55分)
(広州) ジョン・ロン(81分)、パウリーニョ(93+分)
北中米カリブ海王者、クラブ・アメリカのスタメンは、23 モイセス・ムニョス、22 パウル・アギラール、2 パオロ・ゴルツ、12 パブロ・アギラール、6 ミゲル・サムディオ、31 カルロス・キンテーロ、21 ホセ・ゲレーロ、8 アンドレス・アンドラーデ、14 ルベンス・サンブエサ、24 オリベ・ペラルタ、9 ダリオ・ベネデットの4-2-2-2。
アジア王者、広州恒大のスタメンは、22 リー・シュアイ、5 ジャン・リンポン、6 フォン・シャオティン、28 キム・ヨングォン、25 ゾウ・チョン、10 ジョン・ジー、8 パウリーニョ、16 フアン・ボーウェン、11 リカルド・グラル、56 ロビーニョ、9 エウケソンの4-2-3-1。

広州勝利
立ち上がり仕掛けたのは広州だったが、クラブ・アメリカもパス回しで決定機を作り出すなど互角の展開。
広州は、ロビーニョを中心に個人技を活かした攻めをみせれば、クラブ・アメリカはパスを繋いで置いての崩しを見せ、徐々にクラブ・アメリカの方が決定機を作り出すようになっていく。
何度となくクラブ・アメリカがチャンスを作るがゴールを奪えなかったものの、一気にカウンターから右サイドで9番ダリオ・ベネデットが縦に抜け出してのクロスに、上手く死角から飛び込んだ24番オリベ・ペラルタのダイビングヘッドが決まって、55分、クラブ・アメリカが先制。
1点を追う広州が、徐々に攻勢を強めて、決定機を作り出していくが、最後のシュートの部分で精度を欠く、しかし、押し込み続けた広州が、左サイドを8番パウリーニョがワンツーで突破、中に入れたボールが少し後ろに入ったが、29番ガオ・リンが何とか落として、そのボールを27番ジョン・ロンが蹴り込み、81分、広州が同点に追いつく。
このまま試合は終わるかと思われたアディショナルタイム、左CKを広州は得ると、ゴール前に放り込んだボールをパウリーニョが飛び出してきていたGKの目の前でヘディング、これが決まり、広州が逆転。
そして、最下位のキックオフ直後のボールを広州がカットして試合終了、広州が勝利。

気の抜けない試合
立ち上がりから、お互いに持ち味を出すように、クラブ・アメリカはパスを繋ぎながら攻めれば、広州は個人技を活かした攻めでチャンスを作り出した。
ただ、その両チームの戦いは、徐々にクラブ・アメリカが広州のサッカーに対処できるようになって、クラブ・アメリカ側が優勢に立った。
それでも、決定機を決め切れない、GKの好セーブもあったが、どちらも最後の部分での精度を欠いたという所だろう。
それが、後半早々、クラブ・アメリカのゴールで試合が動き始める。
それまでも、何度となく決定機がありながら決め切れなかったのだが、カウンターからのゴールで先制した後は、今度は広州が、少しずつリスクを冒した攻撃をする事で、クラブ・アメリカを上回るようになっていった。
徐々に広州が優勢になってきた中で、終盤、そこまで、どちらかと言うと個人技主体だった広州が、素早いダイレクトプレーでゴールを奪い取った。
これで、完全に試合の流れは変わって、広州が逆転を狙うのに対して、クラブ・アメリカは、隙を狙うという感じになってきた。
そして、最後は、どちらかと言うと、それまでは好プレーを見せていたGKの判断ミスというのは酷かもしれないが、しかし、飛び出してボールに触れずゴールを許すことになった。
最終的には広州が勝ったが、しかし、CWCの名に恥じない、最後まで気の抜けない試合となった。

対応力の高さ
負けたとはいえ、クラブ・アメリカは、その対応力の高さが見える試合だった。
序盤は、どちらかと言うと広州の個人技に少し翻弄される部分があり、特にロビーニョを止めきる事が出来ていなかった。
ただ、そういう劣勢の中での戦い方を有しているのは、やはり経験値の差なのか、相手の攻撃、サッカーに対して、自分たちで柔軟に対応する事が出来る。
こういう所は、日本やアジア勢は見習っていくべき所だろう。
相手のサッカーに対して必要に応じて自分たちのサッカーを変化させると、そこから、自分たちのサッカーに持ち込む。
それでも、最終的には広州に敗れることになったものの、こういう部分を身につけていく必要があるだろう。

バランスを崩す
G大阪や柏も苦労したが、しかし、広州の個人技の力を中心にしたサッカーは凄まじいものがあるな。
ただ、その広州のサッカーは途中でクラブ・アメリカに対処されるようになった後、先制を許してしまったが、それで、思いきる事が出来たというか、点を取らないといけなくなってリスクを冒す必要が出てきた。
その結果、思い切りバランスを崩すように前に人数をかけていった。
確かにクラブ・アメリカにもその結果カウンターのチャンスが生まれていたが、ここで、前半からそうだったように精度を欠いたのと、リスクを冒しながらも後ろは下がって守っていて、完全に分業をした形になった。
そういう分業した中で形を作れるのも、個の力によるところが大きいだろうが、実際にパウリーニョが前に出ることで、バランスは崩れているが、攻撃に厚みが生まれて、最終的にそのパウリーニョのプレーで逆転した。
そして、クラブ・アメリカも、思い切ってバランスを崩してきた相手に対しては対処し切れなかったように思える。
まさにアジアを勝ち抜いた力は、世界レベルでも負けないというのを見せた試合だった。

・・・ただ、その力はブラジル代表の力なのかもしれませんけどね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。