2015年12月24日 [08:44]   皇后杯 | スポーツ | 女子サッカー全般 

第37回皇后杯準決勝 仙台L vs I神戸

今年の皇后杯も準決勝。
レギュラーシーズンは3位だったが、エキサイティングシリーズで2位になった仙台L。
逆にレギュラーシーズンは2位だったが、エキサイティングシリーズで3位となったI神戸。
I神戸としては、澤の引退という話題もあり、エキサイティングシリーズでのリベンジもある試合。

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
準決勝 No.46 等々力陸上競技場/5,506人
仙台L 0-2 I神戸
(I神戸) 大野忍(39分)、中島依美(61分)
仙台Lのスタメンは、21 ブリトニー・キャメロン、5 坂井優紀、4 山本りさ、2 千葉梢恵、15 井手上麻子、7 田原のぞみ、6 川村優理、8 嘉数飛鳥、23 中野真奈美、24 有町紗央里、17 井上綾香の4-2-2-2。
I神戸のスタメンは、1 海堀あゆみ、2 近賀ゆかり、5 甲斐潤子、4 田中明日菜、3 鮫島彩、22 伊藤美紀、8 澤穂希、9 川澄奈穂美、7 中島依美、10 大野忍、11 髙瀬愛実の4-2-2-2。

I神戸が勝利
立ち上がりから試合の主導権はI神戸が支配して、澤も前線まで顔を出すなど優勢に試合を進めるが、仙台Lもカウンターを狙って行く。
なかなかI神戸がゴールを奪えないと、少しずつ仙台Lが押し返すようになってくるが、39分、右CKから、ニアサイドで高瀬が競ったボールがこぼれてファーサイドに流れると大野が待ち構えてヘディングで押し込み、I神戸が先制。
後半に入っても、I神戸ペースは変わらず、61分、右サイドで川澄からのスルーパスに裏に抜け出した近賀がマイナス方向に折り返すと、それを中島が蹴り込み、I神戸が追加点を奪う。
2点を追う仙台Lが攻撃に出てくるが、I神戸は中盤からきっちりとプレスを仕掛けて、仙台Lはなかなか攻め手を欠き、結局、最後までI神戸のゴールを奪う事は出来ず、I神戸が決勝進出。

澤穂希の存在感
先日、今年での引退を発表した澤。
引退の発表から、この試合で2試合、そして、皇后杯の決勝を含めて、今年の試合は後2試合。
男子の方では、カズと言う存在が、Jリーグとある意味同等の意味合いを持つ、だからこそ、日本サッカーのキングと呼ばれている。
それと同様に、なでしこの、日本女子サッカーと同等の意味合いを澤という存在は持っている。
記録に残るWC連続出場や日本サッカー界で初のバロンドール獲得、WC得点王にMVPなど数々のタイトルや栄冠を手にしているが、それ以上に、日本女子サッカーと言えば澤というその同等の存在感、それこそ、カズがキングであれば、澤がクィーンと言う事が出来る存在だと言えるだろう。
それは、単純に、試合の中での存在感以上のものであり、皆が彼女の背を追ってきていたという事だろう。
そんな彼女の引退に向けて、チーム一丸となっての優勝を目指すという事が、元々ポテンシャルのあるI神戸の力を遺憾なく発揮していると言えるだろう。
それと同時に、正直言えば、なでしこは2011年のWC優勝をピークに、流石にそれ以前とまでは言わないが、しかし、その人気が翳ってきているというか、やはりと言うべきか人気は下降してきている。
それすら、今や澤の引退という一事をもって、一気に盛り返している雰囲気はある。
今後、彼女がどういう人生を歩むかは分からないが、この20年の日本女子サッカーの歴史において紛れもなく君臨したクィーンであり、最後までクィーンであると言えるだろう。

力の差
今季のなでしこリーグでの結果で合ったり、個々の選手の顔ぶれを比較しても、本来は、そこに力の差は無い筈である。
しかし、この試合は、両チームに明確なまでの力の差があった。
もしかしたら、それは、澤と一緒に決勝まで進むんだという気持ちが差があったのかもしれない。
それと同時に、個々の選手の出来が、非常に良かった。
お互いに、20日に準々決勝を戦っての中2日での準決勝と言うハードスケジュールと言えるのだが、その疲労を感じさせないというか、最後までペースは落ちなかった、集中していたI神戸の強さが、仙台Lを上回ったという所だろう。
その結果、ある意味、代表レベルが多くいるI神戸の方が、その持てる力を遺憾なく発揮した事で、I神戸が快勝したという事だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。