2015年12月26日 [15:11]   天皇杯 | スポーツ | 第95回天皇杯 

第95回天皇杯準々決勝 神戸 vs 浦和

今年の天皇杯も準々決勝。
ギリギリの戦いの中で、残留をする事は出来たJ1の12位神戸。
対して、J1では2位で終ったものの、CSの結果、今季は3位となってしまった浦和。
浦和としては、リーグ戦での巻き返しとして天皇杯を制したい所。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
準々決勝 No.81 ヤンマースタジアム長居/10,488人
神戸(J1) 0-3 浦和(J1)
(浦和) 興梠慎三(22分)、李忠成(25分)、宇賀神友弥(44分)
神戸のスタメンは、30 徳重健太、35 藤谷壮、24 三原雅俊、5 岩波拓也、8 高橋祥平、3 相馬崇人、10 森岡亮太、17 田中英雄、9 石津大介、11 レアンド、19 渡邉千真ロの5-2-3。
浦和のスタメンは、1 西川周作、46 森脇良太、4 那須大亮、5 槙野智章、24 関根貴大、8 柏木陽介、22 阿部勇樹、3 宇賀神友弥、20 李忠成、19 武藤雄樹、30 興梠慎三の3-4-2-1。

浦和準決勝進出
神戸が浦和のサイド攻撃を警戒して、両サイドも下げての5バックを選択して、ゴール前をがっちりと固め、どちらもなかなかシュートにまでいけない試合展開となる。
ただ、攻撃に出れない神戸に対して、押し込み続ける浦和が、22分、浦和らしくショートパスを繋いで、最後は縦に入れた所に興梠慎が斜めに走りマークを振り切ってから捻るようにシュートを決めて、浦和が先制。
更に25分にも、パスで繋いで、柏木陽がスルーしたボールを右サイドでフリーとなった李が左足で決めて、浦和が早々に追加点を奪う。
2点を追う為に神戸が前から激しく行くようになってきて、試合が動きを見せるようになると、32分、三原雅が、この試合2枚目のYCで退場、神戸が一人少なくなる。
すると44分、リードしている浦和が、ここでもボールを繋いでいって、最後は左サイドから入ってきた宇賀神友が流し込むようにシュートを決めて、浦和が試合を決める3点目を奪う。
後半に入って、神戸は追いかけたい所だったが、浦和の守備を崩すことが出来ず、カウンターを仕掛ける隙も無くて、結局試合は、そのまま3-0で浦和が勝利。

浦和の良さが出た試合
神戸は浦和を研究して、その良さを消そうとしたが、それに対して、浦和は持ち味を活かしきって、見事なショートパスの崩しでもって、神戸の守備を切り裂いて3得点、まさに良さを出しての快勝と言う試合になった。
序盤こそ、サイドを封じに来た神戸の前に、攻め手を見出せていなかったが、そうなった時に、中央からパスを繋いで、神戸の守備にギャップを作り出して、最後はフリーで決めるという形で、ゴール前を固めた神戸の守備を完璧に崩した。
こうなると神戸としてはなすすべも無かったと言えるだろう。
攻撃に転じたい所でもあったが、早々に三原雅が退場してしまった事で、人数も減ってしまって、ボールをほとんど奪えず、何も出来ず負けたという所だろう。
後半こそ、浦和はペースダウンしていたが、前半の3点と一人多いという事を活かして、落ち着いて試合を締めて、浦和の強さが際立つ試合になった。

裏目に出た神戸
正直、神戸は浦和を恐れすぎて狙いが裏目に出たように思える。
浦和の攻撃は、サイドからの攻撃が怖いというのは分かっているが、そこを恐れて、両サイドを下げた上で、ゴール前を固める為に5バックで入った神戸だったが、自分たちのサッカーである高い位置からのプレスを捨てる事になってしまって、中盤が薄くなった上に、前線ではレアンドロが狙っても、そこにボールを出せなかった為に、浦和の守備陣には全くプレスが掛からず、中盤で余裕をもって浦和に持たせてしまった事で、中央から簡単に崩されてしまった。
神戸らしく、高い位置からプレスを仕掛けておいて、奪ってからのカウンターを仕掛けていくという神戸のサッカーであれば、もしかしたら、突破を許してしまった可能性もあるが、前に出て行く力で、前線の3人をもっと活かせただろう。
相手を研究して、それに対応するサッカーを選択する事は間違いではないだろうが、その結果、自分たちのサッカーをやらなかった事で敗れてしまうと、今年最後の試合で不完全燃焼感が残ってしまう。
折角、レアンドロが復帰してきたのだが、そこを活かすことなく、完敗と言うのは、ある種、相手を恐れすぎた結果の、らしくないサッカーを選択した事が大きかったのではないか。

素晴らしいパス回し
自分たちのサイドからの攻撃を研究されて封じられた所で、柏木陽を中心に中央からのパスでの崩しに変えた浦和の強さが際立った試合になった。
特に大きいのは、ショートパスを繋ぎながらも、パスを出した選手は足を止めずに前に出てボールをもらいに行く、更には、2点目、3点目ともに、スルーをする事で、その裏の選手をフリーにするなど、ショートパスを繋ぐ以上に、動き出しの良さと、無駄走りと言うか、囮となる走りをチーム全体が惜しむことなく出来た事が大きいだろう。
とはいえ、前半の動きの多さで後半足が止まってきていたので、試合が膠着する要因になったが、それも、前半で3点のリードを奪っているのですから、何の問題も無い。
きっちりと動ける所で、畳み掛けるように得点を奪っておいて、そのまま試合を締める、こういう試合を出来ていれば、浦和も優勝できたのかもしれませんが・・・。
中央からのパスの崩しが出来るのと、サイドからの攻撃が出来る事、それが、今の浦和の強みになっていて、これが常に出来れば、十二分に優勝が出来るだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。