2015年12月30日 [20:19]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第94回高校選手権 

第94回選手権1回戦 駒澤大高 vs 阪南大高

今年度の高校サッカーの冬の選手権も開幕。
開幕戦は、東京代表の駒澤大高と大阪代表の阪南大高。
2020年の東京五輪で主力となる年代のメンバーが集う今年の高校サッカー、開幕戦を制するのはどちらか?

第94回全国高校サッカー選手権大会
開幕戦 【M1】 駒沢陸上競技場/14,016人
駒澤大高(東京B) 2-1  阪南大高(大阪)
(駒澤) 深見侑生(28分)、竹上有祥(30分)
(阪南) 木戸口蒼大(61分PK)
東京B代表、駒澤大高のスタメンは、1 鈴木怜、2 高橋勇夢、3 佐藤瑶大、4 西田直也、5 村上哲、16 春川龍哉、17 竹上有祥、8 栗原信一郎、9 矢崎一輝、10 深見侑生、11 野本克啓の4-2-2-2。
大阪代表、阪南大高のスタメンは、1 杉田裕哉、7 高畑亮祐、2 小松拓幹、20 溝脇逸人、5 岸元海、10 朴賢太、6 藤本悠太郎、25 吉田康平、16 稲森文哉、8 森井崚太、14 徳網勇晟の4-2-2-2。

駒澤大高が勝利
立ち上がり早々、駒澤大高が決定機を迎えるものの決められず、すると、今後は阪南大高が立て続けにセットプレーのチャンスを得るなど、どちらも攻守の切り替えが早く、11分には、徳網勇の強烈なミドルシュートはポスト直撃するなど、立ち上がりから積極的にお互いに仕掛けていく。
徐々に駒澤大高が優勢に試合を進めるようになると、28分、阪南大高が最終ラインで繋ごうとしたところを、栗原信がプレスを仕掛けてボールを奪うと、素早く中に入れ、深見侑が合わせてシュート、1本目は止められるも、こぼれ球を押し込み、駒澤大高が先制。
更に30分、阪南大高のGK杉田裕がPAを飛び出してクリアに行くが、これが駒澤大高の選手に当りこぼれて、矢崎一が粘ってキープすると、キックフェイントから縦にスルーパスを入れ、これを受けた竹上有が切り返し一発でマークをはがして、右足のシュートを決め、駒澤大高が早くも追加点を奪う。
2点を追う阪南大高も、ゴール前での決定機を迎えるもののゴールは奪えず。
後半に入ってもなかなか阪南大高は得点を奪えないが、60分、交代で入った木戸口蒼がドリブルで仕掛けて、PA内に入った所で倒されてPK、これを木戸口蒼が自ら蹴り、GKの鈴木怜に読まれていたものの、思い切り蹴ったシュートはGKの手を弾き飛ばしてゴール、阪南大高が61分同点に追いつく。
1点差に詰め寄った事で阪南大高が勢いに乗るかと思われたが、それまで以上に駒澤大高のペースになってくる。
終了間際になって、漸く阪南大高が攻勢を仕掛け、連続でセットプレーのチャンスを掴むも、GKの鈴木怜の守りを崩せず、試合終了、開幕戦は駒澤大高が制す。

時間経過とともにペースを握る
立ち上がりは互角でしたし、内容的には前半は大きな差はなかった。
ただ、終わってみれば、駒澤大高が快勝とも言える試合になった。
前半に関してはチャンスの数はほぼ同じくらいあった、また、後半に関しても、決定的なシーンと言う意味では、阪南大高の方が多かったようにも思えた。
それが、結果として違いが出たのは、試合の中できっちりと流れを掴んでいた事だろう。
今季のJリーグでも広島が優勝できた要因の一つは、自分たちがリードして、それを活かして戦える事だろう。
後半に入って駒澤大高は、どちらかと言うと守備意識の方が強かったが、ボールを持てば繋いで時間をかけながら攻める時と、隙があればゴールを狙いに行くという選択がきっちりと出来ていた。
だからこそ、チャンスの数は阪南大高の方が多かったように思えても、試合内容的には駒澤大高ペースだったという事だろう。
得点を奪ったという事実を活かしきって勝ち切ったという事で、駒澤大高の方が確実に強かったという試合になった。

悔やまれるミス
先に書いたように、最初は互角の試合だった。
阪南大高の敗因はおそらく先制点を取られた事だろう。
それも、最終ラインで繋ごうとした所でプレスを掛けられて奪われてしまってゴールを許したのは、自分たちのミスでもあるだけに悔やまれるだろう。
また、同様に2失点目も、クリアするためにGKが飛び出しておいて、相手に当ってしまった。
それ以外では、集中した守りが出来ていただけに、あの二つのミスが悔やまれる所だろう。
1点返すことが出来たが、それでも自分たちの勢いに持ち込むことが出来ないだけの駒澤大高の試合巧者ぶりが目立った分だけ、自分たちのミスによって失点してしまった事、相手に先制点を与えてしまった事が、やはり敗因となるのだろう。

勇気ある鈴木怜
チーム全体が集中していて、非常に良かった駒澤大高だが、やはり目立ったのはGKの鈴木怜だろう。
守備範囲が広いという訳ではなかったが、非常に安定感があって、飛び出した際にもきっちりと処理をする。
クロスに対して勇気を出して飛び出して、179cmとGKとしては、そこまで大きい方ではないが、手が使える事も全開で活かして、ハイボールをきっちりと処理する。
何よりも、ファインセーブをするよりも、きっちりとしたポジション取りで、正面でボールを止める事ができることが、GKとしての能力の高さを物語る。
PKの失点に関しては、ある意味仕方が無いし、シュートで手を弾かれるだけの勢いに負けてしまったが、それでも、読みがあって、触る事が出来た。
何と言うか、ファインセーブをするわけではないが、安定したプレーでも目を引くだけの活躍が出来ている素晴らしいGKであり、将来性も感じるGKだと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。