2016年01月14日 [08:03]   サッカー五輪代表 | スポーツ | カタール2016 

AFC U-23選手権2016 日本 vs 北朝鮮

今年開催されるリオ五輪出場をかけてのU-23選手権。
短期決戦で行われる大会で3位以内に入る事がリオ五輪出場の条件であり、その為には最低限ベスト4進出が必要。
そう考えると、この世代最強のイランと当らないようにするためにもグループBの1位通過が必要。
それを抜きにしても、グループBを全勝で突破をしておきたいので、何が何でも負けられない試合。

AFC U-23選手権 カタール2016
[1] グループB 第1節 カタール グランド・ハマド・スタジアム/1,531人
日本 1-0 朝鮮民主主義人民共和国
(JPN) 植田直通(5分)
日本代表のスタメンは、1 櫛引政敏、12 室屋成、4 岩波拓也、5 植田直通、6 山中亮輔、3 遠藤航、8 大島僚太、18 南野拓実、10 中島翔哉、9 鈴木武蔵、11 久保裕也の4-2-2-2。
U-23選手権2016日本vs北朝鮮

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本が攻勢を仕掛けて、開始1分からいきなり北朝鮮ゴールに襲い掛かると、5分には、右CKから一気にファーサイドまで飛ばしたボールをフリーだった植田直が右足で合わせてゴール、日本が早い段階で先制する。
北朝鮮は日本のパス回しについてこれなかったが、しかし、徐々にボールを奪うと一気に前線へと狙う事で、日本の守備ラインを下げてきてシュートシーンまで作り出す。
日本がペースを握れるかと思われた展開だったが、北朝鮮のロングボールに危ないシーンも生まれて、攻撃に上手く転じ切れず、なかなか攻め切れず、少し我慢をしないといけない試合展開。
北朝鮮にペースを握られて、日本はなかなか前線にボールを繋げなくなり、劣勢の展開で、北朝鮮に攻め込まれる。ただ、日本の守備陣も体を張って守る。
前半終了間際には、日本が再び攻めるもののシュートを決めることは出来ず、前半は1-0で折り返す。

蹴り合いに応じるな
立ち上がり早々に、北朝鮮がまだ集中できる前に日本が先制をする事が出来た。
これは非常に良かったのだが、その後、どうにも試合の展開は北朝鮮の方に引き摺られたように感じられた。
先制直後は、非常にテンポの良いパス回しで、北朝鮮の守備陣も翻弄していたのだが、少しずつ北朝鮮が動けるようになってきた所で、日本は安全策を取るように長いボールを多用するようになった。
結果、それまでは、中盤の大島僚や遠藤航が絡むことでテンポの良いパスが出ていたのが、前線に単発でボールを入れて孤立して、競られてこぼれ球を北朝鮮に拾われて、チャンスを作る事が出来なくなった。
逆に、北朝鮮にとっては、そういうロングボールのやり合いは望むところと言う感じで、一気に日本の最終ラインの所までボールを持ってくる為に、日本にとっては嫌な展開だった。
北朝鮮自体の精度を欠いているのと、日本の最終ラインも強いので簡単にやられる事は無いだろうが、中盤を省略するような北朝鮮のサッカーに付き合う必要は無い。
それどころか、日本は1点リードをしているのですから、それこそ、しっかりと時間をかける事になっても繋ぐことが大切で、そうやって北朝鮮が前に出てきた所で、裏を狙って行くべきであろう。
冷静にボールを繋げば、日本が有利ですし、序盤のパス回しに北朝鮮は完全についてこれていなかっただけに、上手くCHの二人を絡めながらボールを繋ぐこと、後は、北朝鮮はシンプルに蹴ってきているだけに、それの対応はしておく必要があるだろう。

後半
日本は交代はなく、北朝鮮は14番YUN IL GWANGに代えて15番SO JONG HYOKを投入し、その北朝鮮のキックオフで後半開始。
後半に入っても流れは変わらず、北朝鮮が攻めてきていて、日本は跳ね返して、そこから攻撃に転じる事は出来るが、決定機に関しては北朝鮮の方が多く、また、思い切ったシュートなどもあるので、押し込まれている展開。
62分、日本は、南野拓に代えて矢島慎を投入する。
64分、北朝鮮は、10番KIM JU SONGに代えて13番JANG HYOKを投入する。
北朝鮮ペースの中で日本は、なかなか前線でボールがおさまらず、流れを変える事が出来ないまま押し込まれている展開が続くが、最終ラインが体を張って何とか北朝鮮にゴールを許さない。
77分、日本は大島僚に代えて原川力を投入する。
終盤に入ると、流石に北朝鮮も足が止まってきていて、日本が再び攻勢に出るようになる。
日本は最後の交代で、89分、久保裕に代えて豊川雄を投入、中島翔が真ん中に入り、豊川雄が左SHに入る4-2-3-1に変更する。
終了間際に再び北朝鮮に攻め込まれるが何とか耐え抜いて、日本が勝点3を獲得。

まずは勝点3
まずは勝点3という事で、勝ったことは良しとすべきだろう。
但し、勝った事以外に、収穫と言うか、これはと言うものが無い試合だった。
前半での課題を結局改善する事が出来ないまま最後までいって、最終ラインが今回は日本のCBが強いというのもあって、耐え抜くことが出来たというのは大きい。
ただただ、それだけであり、本来であれば相手のペースを自分たちのペースに変えるという事、そういう事が今の日本には出来ないといけない、何よりアジアレベルでは自分たちのペースに持ち込んで戦えないといけない。
相手が中盤を飛ばしてくるなら、日本はしっかりと中盤でボールを回す位で時間をかけるようにする。
そして、何よりも北朝鮮の攻めは、ただただシンプルに前線に当ててくるだけであり、そういう攻めをしてくる相手は、特に日本相手には多いだろう。
今後、そういう相手のサッカーに対して付き合っていては、日本はいつまでたってもアジアレベルですら勝てる所にまで達する事が出来ない。
どうやって相手のサッカーを切り、自分たちのサッカーに持ち込むのか、そういう頭を使う所をもっとやっていかないといけない。



個人的な個人評
1 櫛引政敏 6.0 北朝鮮の攻撃を良く跳ね返した。
12 室屋成 6.0 前半は攻撃参加で、劣勢になってからは守備面で良く貢献した。
4 岩波拓也 6.0 ゴール前で競り負けないのは本当にありがたい。
5 植田直通 6.5 先制ゴールに守備面でのゴール前での体を張った守りと、本日のMOM。
6 山中亮輔 5.5 北朝鮮の攻撃に対して、少しサイドでの攻防で不利になっていた。
3 遠藤航 4.5 序盤は良い形でボール回しに貢献したが、その後はボールをおさめる事が出来ず。
8 大島僚太 4.5 劣勢の中でもう少しボールをおさめてリズムを変えるなどの期待ほどのプレーは出来ず。
7 原川力 5.0 流れを変える事が出来ず。
18 南野拓実 5.0 序盤は良いテンポのパス回しで機能していたが、劣勢の中でタメを作ったり存在感を出せなかった。
21 矢島慎也 5.0 良い攻めもあったがミスもあった。
10 中島翔哉 5.0 なかなか劣勢の中で孤立する事も多く、持ち味を出せず。
9 鈴木武蔵 5.5 裏を狙ったり、体を張ったりと前線で頑張ったが、フォローが無かった。
11 久保裕也 4.5 流石と感じさせるプレーもあったが、全体的に精度が低い。
14 豊川雄太 -- 評価できず
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。