2016年01月17日 [08:39]   サッカー五輪代表 | スポーツ | カタール2016 

AFC U-23選手権2016 タイ vs 日本

今年開催されるリオ五輪出場をかけてのU-23選手権のGS第2節。
初戦でGSの中でも、これまでのこの世代の日本が勝てなかった北朝鮮に粘り勝った日本。
相手は成長してきているタイ、中東の雄であるサウジと引き分けてきた。
この試合、日本が勝てばGS突破が決まるだけに、ここで決めてしまいたい。

AFC U-23選手権 カタール2016
[3] グループB 第2節 カタール グランド・ハマド・スタジアム/1,674人
タイ 0-4 日本
(JPN) 鈴木武蔵(27分)、矢島慎也(49分)、久保裕也(75分、84分PK)
タイのスタメンは、1 SOMPORN YOS、19 TRISTAN DO、5 ADISON PROMRAK、17 TANABOON KESARAT、2 PERAPAT NOTECHAIYA、9 CHAYAWAT SRINAWONG、10 PAKORN PANRMPAK、7 THITIPHAN PUANGJAN、18 CHANATHIP、13 NARUBADIN WEERAWATNODOM、11 INPINIT PINYOの4-1-4-1。
U-23選手権2016タイvs日本
日本のスタメンは、1 櫛引政敏、12 室屋成、4 岩波拓也、13 奈良竜樹、15 亀川諒史、3 遠藤航、7 原川力、21 矢島慎也、14 豊川雄太、9 鈴木武蔵、16 浅野拓磨の4-2-2-2。

前半
タイのキックオフで試合開始。
立ち上がり、いきなりチャンスを掴んだのはタイで、立て続けにセットプレーのチャンスを作るが、日本も6分には、左サイドでスローインから豊川雄が素早くクロス、中央で室屋成が合わせるが、ここはGKが横っ飛びで止める。
ここから、今度は立て続けに日本がチャンスを作ると、浅野拓や豊川雄の決定的なシュートがポストやバーに弾かれるシーンが出てくる。
日本の方が決定機を掴んでいるが、タイの方が日本に対して良い形で入ってきているような事で、やや五分の試合の入りとなる。
タイのペースに巻き込まれたように、なかなか日本は形を作りながらも、少し思い通りにいかない感じの中で、27分、中盤から遠藤航が縦に入れたボールに鈴木武が上手くヘディングで前に落とすようにトラップして、素早く右足を振り抜き、日本が先制。
その後も日本にはチャンスはあったが、しかし、隙をみせればタイにもチャンスを作り出してくるだけに、油断は出来ない展開ではあるが、日本がリードしたまま前半終了。

先制できた
北朝鮮戦の前半は、先制できた事だけが良くて、ただ、それによって逃げ切る事が出来た。
それに対して、この試合は、スタメンを6名変えた事で、どうにも連携は良くはない雰囲気で序盤はバタついた所でタイにチャンスを作られてしまったが、徐々にボールを回して行くことが出来て、テンポが良くなった。
特に、前の試合では出来が良くなかったCHのところで、きっちりとボールがおさまるので、そこを中心にボールを回す事が出来て、裏を狙って浅野拓や鈴木武が狙って行ける。
ゴールは、まさにその中央からの一発のパスと裏に抜け出した鈴木武とで合わさった事で見事にゴールを奪えた。
何度かポストやバーに弾かれたり、GKの好セーブもあったので、正直言えば、日本が前半の内に先制できなかった場合、相手のGKがのってきて、ゴールが難しくなったと思えるが、先制する事が出来たので、良い形になったと言える。
但し、課題もあって、特に日本がボールをもってリズムを作っているようにも思えるが、タイが隙をつくようにチャンスを作ってきていて、どこか不気味な嫌な展開で、今の流れのままであれば、どこかでサウジのように失点して同点にされてしまう可能性がある。
特にパス回しなどもあって、CBの二人と、CHの二人によるバイタルの部分での守りは集中しておくのと、サイドから中に入ってくるような部分で両SBは死角を突かれないようにしておく必要があるだろう。

後半
タイは10番に代えて22番、日本も鈴木武に変えてオナイウを投入し、その日本のキックオフで後半開始。
後半立ち上がり早々、右サイドからの仕掛けて、オナイウのクロスは中央で合わなかったが、逆サイドまで流れたボールを拾った原川力が左サイドで縦にスピードで抜けてからのクロスに中央で矢島慎が頭で合わせ、日本が49分、追加点を奪う。
しかし、すぐにタイも仕掛けてくると、54分、PA内に入ってきたボールに対して、亀川諒が後ろから押したという事でPK、ただ、7番THITIPHAN PUANGJANのシュートは軸足が滑ってバー直撃、その後、少しバタバタした日本は、連続でCKのピンチになるが、何とか跳ね返した。
57分、2点を追うタイは7番THITIPHAN PUANGJANに代えて4番CHAOWAT VEERACHATを投入する。
60分、日本がクリアミスからPAを飛び出したGKの櫛引政と相手の選手が交錯、日本は櫛引政が痛めたようでピッチ上でへたり込んでいたが、日本はボールを切らず攻撃に出て行く。
早い段階で交代カードを切る隊は、11番INPINIT PINYOに代えて16番TANASITH SIRIPALAを66分、投入する。
日本は70分、浅野拓に代えて久保裕を投入する。
75分、久保裕が上手くオフサイドラインギリギリを横に移動する事で、マークを外してタイミング良くスルーパスを受けてGKと1対1、ここで強烈なシュートがGKの手を弾き飛ばして、そのままゴールに吸い込まれ、日本が3点目を奪う。
日本は78分、矢島慎に代えて南野拓を投入する。
83分、久保裕が仕掛けてPA内でファールを受けると、自らそのPKを冷静に左下隅に決めて、日本が4点目を奪う。
日本がその後も攻勢の手を緩めず、4-0で日本が勝利。

GS突破
この試合で勝利した事で、見事にGS突破を決め、3戦目はある程度、戦力の温存なども可能になった。
選手を入れ替えて、試す事も出来たというのもあって、非常に大きな結果になった。
ただ、不満があるとしたら、もう少し試合をコントロールできればと思える。
後半開始早々に1点取って、優勢に立って、そこからは余裕をもって戦えるようになったが、それでも、3点目を奪うまでは、何となく日本よりもタイの方にゲームの主導権を握られているような嫌な流れがあった。
なかなか前線に良い形でボールが入らないというのもその要因なのかもしれない。
また、何よりもゲームをコントロールできていないなと感じたのは、櫛引政が倒れている時にボールを外に出すなどして切らなかった事だろう。
シュートまでいけたから良かったが、相手にボールを奪われてもいただけに、もし、あそこで失点していたら、PKの時と同じく流れが大きく変わった可能性もある。
それだけに、状況に応じてチームがきっちりと考える事、昨季のシーズンで広島が強かった要因は、状況に応じた考えをチーム全体で誰もが出来ていた事が大きかった。
そういう状況判断と言うのは、考えておかないといけない。



個人的な個人評
1 櫛引政敏 6.5 体を張った良い守備をしてくれた。
12 室屋成 5.5 攻撃面では良さがあったし、守備でも悪くはなかったが、不用意なプレーも多かった。
4 岩波拓也 6.0 どちらかと言うと安定させた守りを考えていたように思える。
13 奈良竜樹 6.0 上手く岩波拓と連携していて、危なげない守りを見せた。
15 亀川諒史 5.5 PKのシーンは不用意だったが、それ以外でも守備面では少し軽いプレーなどもみられた。
3 遠藤航 7.0 本日のMOM。攻守両面でチームを支えて、唯一ゲーム全体が見えていたように思える。
7 原川力 7.0 上手く遠藤航と連動してバイタルを抑えた事で、波状攻撃を封じた。
21 矢島慎也 6.5 貴重な追加点を含めて、サイドから中へと入るなど、良い形で攻撃を活性化させた。
18 南野拓実 5.5 思い切りの良さが出てきた。
14 豊川雄太 6.0 左サイドで上手く基点となれたり、もっと仕掛けても良かったかもしれない。
9 鈴木武蔵 6.0 先制点の価値は大きかった。ただ、それ以外ではあまりボールが入ってこなかった。
20 オナイウ阿道 5.5 広く動いでボールを引き出したりとするのは良かったが、ゴール前には入っていけていなかった。
16 浅野拓磨 5.5 前半に惜しいシーンがあったが、それ以外ではあまり持ち味を発揮できていなかった。
11 久保裕也 6.0 試合を決めたゴールを含めて、一直線に得点を狙えていた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。