2016年01月20日 [08:55]   サッカー五輪代表 | スポーツ | カタール2016 

AFC U-23選手権2016 サウジアラビア vs 日本

今年開催されるリオ五輪出場をかけてのU-23選手権のGSも最終節。
既にグループBの1位通過を決めている日本は、ベスト8でイランと戦う事が分かっている。
この最終節、日本にとって勝敗は関係ないが、しかし、イランと戦う事を考えれば、この試合で、どこまでの戦力を温存しながらも状態を最高に持っていく為にどうするかと言うのが必要になる。
サウジとしては突破のためには勝たないといけないだけに、その相手に、日本がどう戦うのか。

AFC U-23選手権 カタール2016
[5] グループB 最終節 カタール スハイム・ビン・ハマド・スタジアム/807人
サウジアラビア 1-2 日本
(KSA) ABDULLAH MADU(57分PK)
(JPN) 大島僚太(31分)、井手口陽介(53分)
サウジアラビアのスタメンは、21 AHMAD ALHARBI、2 ALI ALZUBAIDI、5 TALAL ALI ABSI、3 ABDULLAH MADU、13 ABDULRAHMAN ALOBAID、6 MAJED ALNAJRANI、8 MUSTAFA ALBASSAS、23 ABDULFATTAH ASIRI、16 MOHAMED KANNO、10 FHAD ALMUWALLAD、9 ABDULRAHMAN ALGHAMDIの4-2-3-1。
U-23選手権2016サウジアラビアvs日本
日本のスタメンは、22 杉本大地、2 松原健、5 植田直通、13 奈良竜樹、6 山中亮輔、17 三竿健斗、18 南野拓実、8 大島僚太、19 井手口陽介、10 中島翔哉、20 オナイウ阿道の4-1-4-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり、サウジが仕掛けてくるが、日本もオナイウを狙ったカウンターを仕掛けていく事で、どちらもセットプレーからチャンスを作る展開となる。
日本がチャンスはあったが、15分を過ぎたあたりから、日本はビルドアップでミスが目立つようになってきて、そこをサウジに奪われてしまうシーンが目立つようになる。ただ、CBの奈良竜と植田直が冷静に止めて、シュートまではいかせない。
27分には、日本が左CKからニアサイドで完全にフリーで飛び込んだ植田直の決定的なヘディングシュートがあったが、ここは、GKが何とか足を残して弾き出す、逆に、サウジはそこからのカウンターで8番ALBASSASにシュートまで行かれるが、ここはGKの正面。
少しサウジのペースであったが、少し距離があったが、相手のプレスが掛からなかった所で、大島僚が思い切ったミドルシュートを決めて31分、日本が先制。
その後もお互いにチャンスはあるが、決定的なシーンは無いまま前半終了。日本リードで折り返す。

粘り強い守備とファール
初戦で存在感を発揮できなかった大島僚の素晴らしいゴールで先制する事が出来た日本。
とはいえ、日本の攻めもどちらかと言うと中盤を飛ばしている分、この試合も大島僚はそこまで機能しているとは言えない。相手が下がっているのですから、もう少し大島僚を中心に回しても良いかもしれない。
ただ、攻撃よりも問題は守備だろう。
この試合の主審は簡単にカードを出す感じですから、極力ファールは避けておきたい所ではあるが、ここ2試合でも感じたが、日本は今回少しファールが多いように思える。
守備陣が良いのは間違いないし、この試合もゴール前での植田直や奈良竜の守備は粘り強く、決定的なシーンをサウジにほとんど与えることはなかった。
しかし、セットプレーを相手に与えることは、失点の危機を作る事になりますし、もう少しきっちりと前から当る事も出来るように思えるが、特にサイドで裏を取られそうになってファールと言うのも多く感じる。
この辺の守り方は整理しておく必要があり、折角、カードの整理も踏まえてのスタメンを大きく入れ替えていても、今回の選手が退場してしまっては意味が無い。
今回のU-23代表は守備陣が特長ではあるが、マッチポンプのような形になってしまっては意味が無い、ギリギリのプレーをしなくても守れるという事が最上の守備だという事を考えるべきだろう。

後半
両チームとも前半から交代はなく、サウジアラビアのキックオフで後半開始。
後半開始早々、53分、右サイドから南野拓が仕掛けて中に切れ込んでDFを引き付けた上で、中にボールを流すと、井手口陽が冷静にゴールを決めて、日本が追加点を奪う。
サウジはここで、8番MUSTAFA ALBASSASに代えて7番ABDULMAJEED ALSULAYHIMを投入。
56分、サウジと日本がPA内での競り合いの中で植田直と9番ALGHAMDIがボールを蹴りにいったところ、植田直のファールを取られてPK、これを3番MADUが右下隅に決めてきて、57分サウジに1点を返される。
不運な形での1点を奪われたものの、日本のペースに試合はなってきて、セットプレーからチャンスを作る。
日本は、三竿健に代えて、66分、浅野拓を投入し、フォーメーションを4-1-4-1から4-2-2-2へと変更する。
更に、日本は、68分、松原健に代えて亀川諒を投入する。
サウジが71分、9番ABDULRAHMAN ALGHAMDIに代えて17番MOHMMED EIDAH ALSAIARIを投入する。
交代も効いて、日本がペースを握って行く中で、サウジもファールが増えてきている。
早く動く日本は、85分、オナイウに代えて久保裕を投入する。
90分、サウジは7番ABDULMAJEED ALSULAYHIMに代えて19番SAEED AWADH S ALYAMIを投入する。
日本が交代選手を活かして前線にテンポ良くボールを繋ぐのに対して、サウジは奪ってからロングボールを多用するも、日本の守備陣は安定して跳ね返して、結局、そのまま試合終了、日本3連勝でGSを終える。

失点は不運だったが
失点シーンは不運な判定だった。
どちらのファールとも言えたし、そもそもファールとも言えなかったように思える。
それをPKとして取られたのは不運ではあった。
しかし、そもそものところで、ゴール前で跳ね返しきれなかった事がファールに繋がったとも言えるかもしれない。
但し、CBの安定感はあったので、それ以外では正直危ないと感じるシーンはほとんどなかった。
それでも、先にも書いたように不用意なファールが多かったので、これはアジアレベルでは問題が無くても、今後、五輪に出場をしていくので上では、避けるべき所だろう。
サウジが下がっていたので、前線になかなかスペースが無かったので、オナイウがそこまで上手く機能したとは言い切れなかったが、それでも、交代で浅野拓を入れて2トップにした後は、前線からのプレスも決まって、相手の攻撃が単調になった事もあって、本当に危なげなかった。
こういう守備面での強さと言うのが、今回の代表の特長であり、それを活かしたサッカーを構築していくのが良いだろう。



個人的な個人評
22 杉本大地 5.5 PKは仕方が無いが、それ以外では安定していた。
2 松原健 5.5 不用意なファールがあったが、守備面では及第点ではあった。
15 亀川諒史 6.0 右サイドでがっちりと守れた。
5 植田直通 6.0 PKの判定は不運だったが、それ以外では安定して跳ね返せていた。
13 奈良竜樹 6.0 ファールはいただけないが、守備面では安定していた。
6 山中亮輔 5.5 もう少し守備面での改善は欲しいが、攻撃では強さがある。
17 三竿健斗 5.5 可もなく不可もなくといった所か、最低限のフィルター役はこなせた。
16 浅野拓磨 6.5 交代ではいてから、日本ペースに出来る前線での動きを作り出した。
18 南野拓実 6.0 右サイドからの仕掛けでサウジ相手に1対1では常に勝っていた。
8 大島僚太 6.0 先制点のゴールは見事。また前に出て行く事で厚みを作った。
19 井手口陽介 6.5 本日のMOM。ここぞという所で効いていた。
10 中島翔哉 6.0 前線でボールが収まる事で安定感は流石。
20 オナイウ阿道 5.5 前線からの守備に貢献、攻撃面ではあまりスペースが無かったので持ち味は活かしきれなかった。
11 久保裕也 5.5 短時間でも結果にこだわる仕掛けが何度かあった。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。