2016年01月31日 [08:17]   サッカー五輪代表 | スポーツ | カタール2016 

AFC U-23選手権2016 韓国 vs 日本

リオ五輪出場を決めるU-23選手権。
既に出場を決めた、日本と韓国の対決による決勝。
はっきり言えば消化試合でしかないが、相手が韓国じゃなければ面白かったのだが、韓国相手だと勝っても負けても気分が悪い事にしかならないからなぁ。
怪我が無い事だけを考えた試合。

AFC U-23選手権 カタール2016
[8] 決勝 カタール アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム/5,394人
大韓民国 2-3 日本
(KOR) KWON CHANGHOON(20分)、JIN SEONGUK(47分)
(JPN) 浅野拓磨(67分、81分)、矢島慎也(68分)
韓国のスタメンは、1 KIM DONGJUN、3 LEE SEULCHAN、5 YEON JEIMIN、4 SONG JUHUN、2 SIM SANGMIN、6 PARK YONGWOO、7 MOON CHANG JIN、8 LEE CHANGMIN、22 KWON CHANGHOON、18 JIN SEONGUK、10 RYU SEUNGWOOの4-1-2-3。
U-23選手権2016韓国vs日本
日本のスタメンは、1 櫛引政敏、12 室屋成、4 岩波拓也、5 植田直通、6 山中亮輔、3 遠藤航、8 大島僚太、21 矢島慎也、10 中島翔哉、20 オナイウ阿道、11 久保裕也の4-2-2-2。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから仕掛けてきた韓国が、6分にいきなり強烈なミドルから弾いたボールを押し込んでくるが、ここはオフサイド。
日本にも久保裕が起点となって右サイドへと展開して攻撃を展開する部分もあるが、序盤は、日本がボールを繋ぐのに対して、韓国は中盤を省略するように早い段階で日本の裏を狙ってくる。
20分、左サイドへと大きくサイドチェンジからのクロスに、10番RYU.Sがヘディングで落としたボールを22番KWON.Cがボレー、これが岩波拓の足に当たってゴール、韓国が先制。
韓国ペースの試合展開が続き、日本は、なかなか仕掛けていく事が出来ず。
結局、そのまま韓国が1点リードで前半終了。

研究された日本
日本のサッカーはきっちりと研究されている。
鈴木武が出れず、代わりにでたオナイウだが、そこにはきっちりとマークがあって、ボールがおさまらず、結果として久保裕との間での関係性が保てず、その上で、左サイドに関して、中島翔にスペースが与えられず、思い通りのプレーが出来ない事もあって、左サイドからの仕掛けが出来なくなった。
右サイドからの仕掛けは機能しているが、ゴール前で合わず攻め切れない展開になった。
とはいえ、この試合では、遠藤航と大島僚が攻撃参加して良い形を作れる部分があったので、これまではあまり機能しなかったCHの部分が逆に鍵になりそうだ。

それ以上に問題は守備面。ある程度、相手のペースに慣れて跳ね返せるようになったが、はっきり言えば、アジアレベルでは、後手でも跳ね返せるだけの強さがCBにあったから勝てた部分がある。
ただ、互角に近い力を持っている相手では、後手に回れば崩される。実際に得点シーンやその前のシーンで日本の守備は崩されてしまっていた。
個の力で守れる部分は限界があり、ましてや、世界レベルでは、こんな程度ではない。
その相手から守るためには、もっと組織だった、CBとGKの関係性だけでなく、両SBやCHを含めた形に加えて、前線からの守りをひっくるめて、日本の守りの組織を作り上げる事が重要になる。
この試合でいきなり出来るようになったりはしないだろうが、これからの半年で出来るようにならないといけない。

後半
日本はオナイウに代わって原川力を投入、韓国は前半と同じメンバーで、その韓国のキックオフで後半開始。
立ち上がり早々、韓国は右サイドで繋いで、素早く中にクロス、これを18番JIN.Sがトラップから素早く反転してシュート、47分韓国が追加点を奪う。
韓国ペースの中で、日本は、60分、大島僚に代えて浅野拓を投入する。
韓国が攻勢を仕掛けてきていたのだが、65分、韓国の足が止まってきていて、日本がチャンスを作れるようになると、67分、高い位置でボールを奪うと、矢島慎が素早くスルーパス、DFラインの裏に抜け出した浅野拓が、GKよりも一瞬早くシュートを決めて、日本が1点を返すと、更にその1分後には、左サイドから山中亮の絶妙のクロスをニアサイドで浅野拓が囮になる事で、中央で矢島慎がフリーでのヘディングシュートを決めて、日本が同点に追いつく。
日本は75分、矢島慎に代えて豊川雄を投入する。
韓国は、18番JIN SEONGUKに代えて9番KIM HYUN、8番LEE CHANGMINに代えて11番KIM SEUNG JUNを79分に投入する。
81分、日本は、前線で上手く浅野拓が入れ替わって抜け出すと、体でブロックしたドリブルからシュートを決めて、日本が逆転。
その後も試合は、日本ペースのまま経過、追加点は奪えなかったが、結局、そのまま3-2に日本が勝利。

日本が優勝
日本が優勝した事は素晴らしかった。
今大会、必ずしも良い状態とは言えなかった日本ですが、それでも、目標であるリオ五輪出場を決め、アジア王者というおまけをつけることが出来た。
しかし、内容的には不安材料が出る結果になった。
予想通りと言うべきか、韓国は90分間もたないので、途中で足が止まり、そこで浅野拓のスピードが活きてゴールを奪う事が出来た。正直、途中から韓国に対して怖さは全くなかった。
そして、何よりも浅野拓がゴールを奪う事が出来たのは大きく、日本にとって、途中離脱という事になった南野拓を除いて、点が欲しいメンバーに点が入ったのも次に繋がるというものだろう。

但し、この試合、足が動いている段階での韓国に対して守備陣が崩される場面があったという事実、日本の武器が守備であるのであれば、やはり、その守り方、個の力だけでなく組織として、どうやって守るのか、岩波拓に植田直、更に、今大会の活躍で奈良竜や、今回は選ばれなかったが西野貴など、この世代はCBの素材が豊富である。
それを活かしていくためには、単純に個の力だけでなく、チームとして彼らを活かしてどう守るのか、そして、現代サッカーにおいては、守備も攻撃の一環であるとしたら、この守り方、攻撃に繋げるボールの奪い方をどうやって作り上げていくのか、五輪までの半年でやっていかないといけない事は、これからの日本サッカーの将来と言う事になる。



個人的な個人評
1 櫛引政敏 5.5 失点の影響か、少し前への意識が強すぎたようにも思える。
12 室屋成 6.0 右サイドでは優勢に戦えていた。
4 岩波拓也 5.0 守備で後手に回る事が多かった。
5 植田直通 5.0 反応で韓国の選手に負ける部分が多かった。
6 山中亮輔 5.5 前半はなかなか前に出ることが出来ず、同点ゴールのアシストは見事なクロス。
3 遠藤航 6.0 いつもよりもバランス感覚が良かった。
8 大島僚太 5.0 これまでで一番良い出来も、流れを変えるにはいたらず。
16 浅野拓磨 6.5 本日のMOM。漸く良さが結果に繋がったというべきか。
21 矢島慎也 6.5 前半から右サイドで主導権を握り、後半、1G1Aと大活躍。
14 豊川雄太 5.5 無難な出来だが、試合を締める事は出来た。
10 中島翔哉 5.0 マークが厳しくてなかなかボールを持つことが出来なかった。
20 オナイウ阿道 4.5 マークが厳しかったのもあるが、前線でボールがおさまらず。
7 原川力 5.5 後半からの投入で、チーム全体のバランスを良くした。
11 久保裕也 5.0 孤立する場面も多く、なかなか基点となれなかった。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。