2016年03月03日 [05:12]   なでしこジャパン | スポーツ | リオ五輪(なでしこ) 

リオ五輪アジア最終予選 日本 vs 韓国

リオ五輪を目指すなでしこジャパンが挑むアジア最終予選の第2節。
初戦、おそらくアジアで最大のライバルであるオーストラリア相手に3-1で完敗。
リオ五輪出場のためには、残り全勝が必要になってきた状況で、2戦目は韓国。
ここは、きっちりと勝っておきたい所。

リオデジャネイロオリンピック2016 女子サッカーアジア最終予選
[4] 第2節 キンチョウスタジアム/5,605人
日本 1-1 韓国
(JPN) 岩渕真奈(84分)
(KOR) チョン・ソルビン(87分)
なでしこジャパンのスタメンは、1 福元美穂、2 近賀ゆかり、17 田中明日菜、4 熊谷紗希、13 有吉佐織、7 川村優理、19 上尾野辺めぐみ、9 川澄奈穂美、8 宮間あや、20 横山久美、10 大儀見優季の4-2-3-1。
リオ五輪アジア最終予選日本vs韓国
韓国のスタメンは、18 キム・ジョンミ、2 ソ・ヒョンソク、5 キム・ドヨン、6 フアン・ボラム、17 キム・スユン、8 チョ・ソヒョン、13 チャン・セルギ、14 イ・ミナ、10 チ・ソヨン、9 イ・グンミン、11 チョン・ソルビンの4-1-4-1。


前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がりからなでしこは前からプレッシングを仕掛けて、4分には、左サイドでボールを拾った横山久が思い切ったミドルシュート、これは惜しくもバーに当たり、その跳ね返りを大儀見優がヘディングで狙うが、ミートせずに枠を外す。
なでしこのペースで試合を進めていき、韓国にも少し攻められる部分はあったが、序盤は完全になでしこペース。
なでしこのペースは落ちず、サイドを基点にチャンスを作り、韓国にボールを奪われても中盤で素早くプレスを仕掛けてボールを奪う事で、なでしこが優勢であるが、しかし、ゴール前には、なかなかボールが良い形で入らず、決定機自体は少ない。
なかなか決定機が作れなかったなでしこだが、39分には上手く粘りながらボールを繋ぐと、最後は上尾野辺のミドルシュート、これはDFに当り枠を外れると、その後の右CKからは、大儀見優がニアサイドに飛び込んで囮となると、その後に入った川村優のヘディングシュートにいくが、これは僅かに枠を外す。
終了間際に韓国がチャンスを掴むが、最後のCKはきっちりと跳ね返し、スコアレスで前半を折り返す。

点が取れない
点が取れなかったものの、前半は完全になでしこの試合であった。
それだけに、点が入らなかった事が、かえって嫌なフラグに感じて仕方が無いが、なでしこが韓国を圧倒出来ている事は間違いない。
チーム全体の距離感や運動の質が良くなって、セカンドボールを拾えるだけでなく、ボールを奪われてからの切り替えも早い。
また、攻めに関しても縦にボールが入るので、なでしこにとって非常にテンポが良かった。
そして、そのチーム全体の動きだけでなく、オーストラリア戦から代わって入った選手が、良さを発揮していて、サイドで横山久が積極的に仕掛けて、相手を突破できる。
その上で、CHの二人も守備での良さを発揮するだけでなく、バランスを取っていて、攻撃の時には前に押し上げてくるので、チーム全体の距離感が良いのも、この二人のバランス感覚が良い事に繋がっている。
オーストラリア戦では1対1で負けていたチームが、相手が韓国だというのもあるかもしれないが、1対1で優勢に立っているので、試合の主導権を握れていると言えるだろう。
但し、最後の決めの部分で、積極性もあるものの、ゲームの展開ほどの決定機は多く無く、後少し、最後のところで工夫が欲しい所だ。

後半
両チームとも交代は無く、韓国のキックオフで後半開始。
後半も苗しこペースで、51分には、左サイドから横山久が狭い所をドリブルで突破からシュート、しかし、また抜きを狙ったシュートはDFにブロックされる。
優勢ななでしこが先に動き、59分、上尾野辺に代えて岩渕真を投入する。
なでしこペースの試合の中で、韓国も67分、2番ソ・ヒョンソクに代えて7番チョン・ガウルを投入してくる。
69分、なでしこPA内で、競り合って倒れ込んだ所でボールに手が当った事でハンドの判定でPK(明らかに故意でも無いので、普通ならばハンドは取らない)、このPKを福元美が完璧に読み切って止め、更に弾いたボールを自らサイドに蹴ると、横山久が拾ってカウンターを仕掛けるが、ラストパスが長くチャンスには出来ず。
77分、この試合、サイドから何度も仕掛けてチャンスを作っていた横山久に代えて中島依を投入する。
ほぼ同時に韓国も、14番イ・ミナに代えて、16番イ・ソダムを投入する。
少し韓国がリズムが出てきて、逆になでしこは少しペースダウンした事で、なでしこは攻められなくなる。
なでしこの流れが悪くなった所で、右しアドから川澄奈のクロスに、大儀見優が囮になるような形でDFとGKがつられて、ボールはそのGKのパンチングをすり抜けると、岩渕真が頭で合わせて無人のゴールに決め、なでしこが84分、先制。
しかし、87分、右サイドで7番チョン・ガウルに粘られると、一旦戻したボールを13番チャン・セルギがクロス、これは福元美がキャッチしたが、着地地点で熊谷紗と交錯してボールを落球、それを拾った11番チョン・ソルビンに押し込まれ、韓国に同点に追いつかれる。
終盤、なでしこが押し込んでいくが、しかし、決めきる事が出来ず、試合はドローで終る。

勝点3を取れず
この試合で勝点3が取れないのが、今のなでしこの問題ではないだろうか。
はっきり言えば、韓国との勝率はなでしこは良くはない。しかし、あえて言えば韓国如きに勝てないようでは、メダルなど程遠い。
試合は90分を通じて、ほぼなでしこペースであったが、それでも得点は1点だけ。
決定力云々以上に、ボールを持っているのに攻め切れていない方が問題であろう。
チャンスらしいチャンスは、後ろからの選手が押し上げてきた時に出来ていたが、後半は、上尾野辺が代わった影響もあったのか、川村優があまり前に出てこなくなって、攻撃に厚みが無くなった。
その厚みが無くなった事で、横山久の良さも消えてしまった。
失点シーンに関しては、あり得るプレーではあるが、それでも、もう少しお互いに声を掛け合うべきだった。
それでも、不運なPKを取られても止めたりと、GKを含めて守備陣は頑張っていた。それを結果に繋げられない攻撃の不甲斐無さが気になった。
オーストラリア戦よりも良くなったし、なでしこらしいサッカーが出来るようになっている。
但し、ここぞという所での迫力だったり、ギアとか、スイッチとか、そういうここでという所で入っていく、ゴールに向かうような力強さが今のなでしこには無いのが気になる所だ。
あれだけ優勢でありながら、ゴールが決まりそうな気配が少ないのは、その結果だろう。
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Re Comments.

最終結果は「日本 1-1 韓国」です。
よろしくお願いします。
2016/03/03(Thu) 05:56:08 | URL | 中原明 #-[ Edit.]
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。