2016年03月10日 [09:34]   なでしこジャパン | スポーツ | リオ五輪(なでしこ) 

リオ五輪アジア最終予選 日本 vs 北朝鮮

既にリオ五輪出場は無くなったなでしこジャパンと北朝鮮の試合。
最終節の試合で、既に出場できないチーム同士の対決ではあるが、この試合を消化試合とするか、次に繋げるのかで、大きな差となる。
次の五輪が東京五輪だと考えると、何よりも内容と結果にこだわったサッカーが必要。

リオデジャネイロオリンピック2016 女子サッカーアジア最終予選
[15] 第5節 キンチョウスタジアム/4,766人
日本 1-0 北朝鮮
(JPN) 岩渕真奈(80分)
なでしこジャパンのスタメンは、12 山根恵里奈、2 近賀ゆかり、3 岩清水梓、4 熊谷紗希、13 有吉佐織、6 阪口夢穂、8 宮間あや、14 中島依美、5 鮫島彩、10 大儀見優季、20 横山久美の4-2-2-2。
リオ五輪アジア最終予選日本vs北朝鮮
北朝鮮のスタメンは、1 ホン・ミョンフィ、6 キム・ウンヒャン、15 キム・ナムフィ、16 キム・ウナ、2 リ・ヒチョン、8 キム・ウンジュ、13 イ・チョンシム、7 キム・スギョン、11 リ・イェギョン、10 ラ・ウンシム、12 キム・ユンミの4-2-2-2。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
雨でボールが早い事もあって、なかなかなでしこも思い通り繋げないが、タイミング良く飛び出したりすることで、どちらにもチャンスはある展開で、どちらが一瞬でも隙を見せると得点が入りそうな気配はある。
時間経過とともに、なでしこに対して、北朝鮮がサイドからの攻撃で攻め込んでくるようになり、なでしこのパスは、なかなか前線で繋がらなくなる。
なでしこが、パスが繋げなくなって、中盤で下げたりすると、そこを北朝鮮に狙われて危ないシーンを作られるなど、試合の流れは、完全に北朝鮮ペースになっていく。
31分、劣勢だったなでしこだったが、有吉佐がDFラインの裏に落とす絶妙のタイミングのパスに、大儀見優がフリーでヘディングシュートに行くがゴールを狙う事が出来ず枠を外す。
なでしこがペースを奪い返した展開になったが、しかし、ゴールを奪うにはいたらず、前半終了。

漸くらしいなでしこ
漸く、なでしこらしいサッカーが出来るようになった。
一つには、CHの所でプレスがあまり掛からないので、一旦そこに戻して立て直す事が出来るのが大きいのだが、それ以上に、この試合では、久々に阪口夢の動きが良くて、ボールを失った場合には、きっちりと潰せる場合は潰しに行って、それが無理なら、下がってスペースを潰すなど、動き出しなどが良くて、そこでリズムを作り出すことが出来た。
北朝鮮がペースを握った時間帯でも、きっちりと阪口夢がバランスを取る事で、セカンドボールを拾えていたので、攻撃を単発に抑えることが出来た。
まだまだ、特に危なっかしい、拙いミスが目立ってはいたものの、少しずつなでしこらしさを取り戻しているように思える。

ただ、気になるのは、メンバーが結局のところ、ほぼいつものメンバーなんですよね。
確かに、そもそも招集されたのがそういうメンバーですから、新しい選手と言うのを起用するのは無理がある。
その中でも、GKの山根恵を起用しているから最終ラインは経験値が高いメンバーで、そして、横山久や中島依を一応起用しているので、必ずしもいつも通りではないが、それでも、これからの進化を考えたら、もう少し違う形を作る、その為に、別のメンバーを並べて経験を積ませた方が良かったかとも思ってしまう。

後半
なでしこは鮫島に代えて岩渕真を投入し、北朝鮮は交代は無く、その北朝鮮のキックオフで後半開始。
なでしこのペースは後半に入っても変わらず、球離れ良くポゼッションをしていくと、53分、北朝鮮は、11番リ・イェギョンに代えて20番リ・ヒャンシムを投入する。
なでしこのペースではあるが、シュートは、どちらかと言うとミドルシュートが主体で、なかなか決定機を作るには至らない。
76分、有吉佐からのクロスに中島依がニアサイドでヘディングシュートに行くが、これは枠を外す。
なでしこが得点を奪う可能性が高まってきている中で、80分、左サイドで作って、横山久の落としたボールを宮間が絶妙なクロスを入れると、ファーサイドで岩渕真が合わせてゴール、なでしこが先制する。
1点を追う北朝鮮は、83分、20番リ・ヒャンシムに代えて3番パク・シンチョンを投入する。
北朝鮮が猛攻を仕掛けて、なでしこゴールを脅かされるシーンが生まれるが、しかし、ここはなでしこも体を張っていく。
なでしこは、88分、横山久と中島依に代えて、高瀬愛と川村優を投入する。
最後までなでしこは耐え抜いて、1点差で逃げ切って、試合終了、最終節を勝利で終え、なでしこは3位で終えた。

何とか修正した
最終的には3位で終えて、何とか面目躍如という所だろ。
何よりも、この試合は0点に抑えた事が大きい。
とにかく、今大会のなでしこは守備が不安定と言うか、守るという事を、チーム全体が疎かにしている印象で、ミスが多いのも含めて、無責任なプレーが多かった。
この試合の前半も、若干、そういう雰囲気があったが、ミスはあっても無責任さはあまりなかった。
その中で、後半には修正して、なでしこの方が集中した守備だけでなく、冷静に必要な場合はセイフティ―に対処できるなど、守備の仕方を改善する事が出来た。
この辺で、なでしこの良さが漸く出てきたという所だろう。
ま、結果を考えなくてもよくなくなったからこそだろうが、もっと緊張感のある中でも、こういうプレーが出来れば、もう少し良い結果も見えていたかもしれない。
とはいえ、終わった以上は仕方が無い、監督交代という事も決まったようですから、ここからは、そろそろ、ドイツWCで優勝したからと言うだけで進歩させていないサッカーではなく、そこにきっちりと上乗せしたサッカーで、フランスWC制覇を目指すという所に、なでしこのサッカーは変わるべき時でしょう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。