2016年03月28日 [09:18]   なでしこジャパン | スポーツ | リオ五輪(なでしこ) 

女子リオ五輪予選雑感 その1

さて、なでしこジャパンがリオ五輪出場を逃してから結構経ちました。
あちらこちらで、敗因を検証していましたが、ある程度、私もまとめておく。
さて、敗因と言うのは色々とあるかもしれませんが、私は一番の敗因はこう考えている。

世代交代の失敗


これはあちらこちらで書かれていますし、今更な気もします。
ただ、やはり一番の敗因は世代交代の失敗だと思うんですよね。
しかし、以前から何度か書いた事がありますが、代表と言うのは、その時の最善のメンバーを選ぶべきものであって、年齢で選ぶものではない。
だからこそ、それこそ、40歳を超えていようが、もしくはたとえ10代前半だったとしても、それがチームにとってベストであれば、招集されるべきですし、その逆に、ベストではないと思えば、これまで、中心選手だった者だって外すべきだと思う。
つまり、それがベストでないのであれば、世代交代などする必要は無いと言う風に考える事が出来るというのは、個人的な見解である。
とすれば、この敗因は私の中で矛盾する事になるのだが、今回に関してはそうはならない。
それがベストであれば、ドイツWCの時と同じメンバーで戦っても良いのですから、世代交代と言うのは、本来代表のサッカーにおいて不要であると言えるが、但し、今回に限って言えば、ベストとして世代交代をしなかった訳じゃない。
なでしこジャパンのサッカーは、パスを繋いで攻めていく、ドイツWCの前後で、女子サッカー全体が身体能力を活かすサッカーが中心になってきていた中で、ボールを動かして、それと同時に人も動くことで、相手の身体能力に対して、日本人の強みを活かしていった。
だからこそ、苦戦をしながらもドイツWCを制する事が出来た。
また、翌年のロンドン五輪では、アメリカに敗れたものの、まだまだなでしこのサッカーは通用していた。
但し、そこからの4年間、なでしこはそのドイツWCとロンドン五輪のイメージから脱却できず、その為に、各国に研究されていった。
何とか昨年のカナダWCでは準優勝したものの、アメリカには研究され尽くしていて、完璧になでしこのサッカーは逆手に取られてしまった。
更に言えば、ドイツWCの頃には、ボールを繋ぐというサッカーは、なでしこの専売特許のような部分があったが、今や、他の国でも単純にパワーでというのは減ってきて、繋げるなら繋ぐ。
そうなると、なでしこのアドバンテージは無くなってしまう。
そこで、本来であればプラスアルファだったり、更に、上乗せしたりと言う進化が必要なのであるが、なでしこにはそれが出来なかった。
その最大の要因が、世代交代を出来なかったから、ようは、今までのメンバーでやるサッカーである以上、そこには、個々の選手の成長分以上の上乗せにならない。
しかし、女子サッカー全体も今や長足の進歩を、それこそ、ドイツWCでのなでしこの快挙を契機に変化が起こっていた。
その切っ掛けになったなでしこ自身が、その進歩についていけなかったのは、まさに、その時のメンバーとサッカーから変わる事が出来なかったからだろう。
先に書いたように、メンバーが代わらないければ、個々の選手の成長以上の上乗せは無く、全体的にピークを過ぎてきていれば、落ちる一方であろう。
そこに伸び代は無く、成長性が無いのですから、進歩についていく事など出来なかった。
だからこそ、世代交代は、それ自体が目的と言うよりも、選手が代わる事によって、望むと望まざるとに関わらず、サッカーは変化せざるを得なくなく。
その変化こそが、進歩の元であったが、変化が無いからこそ、進歩も無かった。
結果として、世代交代の失敗は、なでしこのサッカーの停滞と言う事態を生み出した要因だったと言えるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。