2016年03月29日 [09:03]   なでしこジャパン | スポーツ | リオ五輪(なでしこ) 

女子リオ五輪予選雑感 その2

リオ五輪出場を逃したなでしこジャパン。
前回のエントリーに引き続いて、その敗因を考えてみる。
前回のエントリーでも書きましたが、最大の敗因は、こちら。

世代交代の失敗


何故世代交代の失敗が問題かは前回書きましたので、では、今回は世代交代の失敗は何故起こったのかを考えてみたい。

理由はいくつかあるかと思いますが、私は結局のところ、次の点が要因だったのではないかと思う。

ドイツWCとロンドン五輪での成功


日本の女子サッカー界全体にとってみれば、この成功は、非常に大きかった。
以前のエントリーでも書いたが、なでしこの勝利は、世界の女子サッカー界に与えた影響も大きいが、低迷していたなでしこリーグが、多少なりとも復活しただけでなく、色々なマスメディアが取り上げることで、女子サッカーが日の目を見たのは大きいだろう。
そして、それは女子サッカー界全体の強化なども含めて、間違いなくプラスですし、成功だったと言える。
しかし、短い視野で見た時に、代表強化にはマイナスに働いたと言えるかもしれない。
成功が与えた結果、直近的には次の2つ事象からマイナスになって、今回のリオ五輪出場が出来なかった事に繋がったと言えるだろう。

1.監督交代
通常と言うか、サッカー界は基本的に4年に1度のWCで代表は回っていて、男子に関しては、何かが無い限りは、基本的にWCが終わった所で次のWCに向けて新監督が就任する。
U-23に関しても、同様で五輪終了で監督は退任する。
個人的には、今までに何度か書いたが結果を残したのであれば、監督を交代する必要は無いのだが、それに伴った弊害があったという事だろう。
これが、例えば、男子のように世代別の大会であれば、否応なく選手は交代するのだが、しかし、フル代表においては、制限が無いために、やはり経験と言うか、同じ選手が選ばれるようになってしまう。
もし、ロンドン五輪の終了で、監督を交代しておけば、結果がどうなったかは分からないものの、少なくとも、今までと少しは違うなでしこや、違うメンバーが出てきたのではないだろうか。
采配云々とか、そういう監督の能力の問題以前として、同じ監督であった事でのデメリットとなる部分が大きく出てしまったように思える。
上手く、メリット面としての同じ方向性の強化と言うので進んで行けばよかったのだが、現状のなでしこジャパンと佐々木監督のアイデアの中で、成長性は無かったのではないのだろう。
しかし、WC優勝、世界最優秀監督賞、そして、五輪で銀メダルと言う結果を出した監督を退任させる事が出来ないと同時に、もう一点の問題は、日本サッカーの中で女子の強化を佐々木監督個人に頼ってしまったことが問題になったようにも思える。
サッカー協会として、言い方は悪いし、穿った見方ではあるが、お金になる男子サッカーに関しては、色々と手を加えるが、まだ、そこまでのコンテンツではない女子サッカーに関しては、そこまで手を加えるだけの、ある意味お金が無い。
だからこそ、まとめて佐々木監督に任せてしまって、それが、佐々木監督を退任させるなど出来なくなった、更に言えば、そこに任せた事で、佐々木監督としても一監督以上の責任を負う事になり、それは、ただの強化試合でさえも勝利を求められてしまう。
何故ならが勝った事でなでしこは有名になって、世界王者という肩書がついているなでしこが負ける事が許されなかった。
その責任を、一監督以上に佐々木監督に負わせてしまった。
結局、監督に重石を乗せた上で、日本サッカー全体として、監督交代をさせることが出来ない状態に陥ったという事だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。