2016年03月30日 [09:39]   アジアカップ予選 | スポーツ | AC/UAE2019 

WC2018兼AC2019予選 日本 vs シリア

ロシアWCとUAEACに向けてのアジア2次予選の最終節。
開幕戦こそ引き分けてしまったものの、その後はきっちりと結果を出して首位の日本。
対戦相手は、その日本に勝点差1で2位のシリア。
既に共に最終予選への突破を決めているが、この試合は引き分け以上できっちりと首位通過で決めておきたい。

2018 FIFA World Cup 兼 2019 AFC Asian Cup Round 2
[19]グループE 日本・埼玉スタジアム2002/57,475人
日本 5-0 シリア
(JPN) OG(17分)、香川真司(66分、90分)、本田圭佑(86分)、原口元気(93+分)
日本のスタメンは、12 西川周作、21 酒井高徳、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、16 山口蛍、4 本田圭佑、10 香川真司、11 宇佐美貴史、9 岡崎慎司の4-2-3-1。
WC2018兼AC2019予選 日本 vs シリア
シリアのスタメンは、22 Almeh、5 Kalasi、12 Midani、4 Al Masri、13 Nadim SABAG、17 Mobayed、6 Medane、3 Moayad AL AJAN、11 Omari、9 Al Mawas、8 Khrbinの4-3-1-2。


前半
シリアのキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本がペースを掴み、サイドを広く使うと、7分には、大きく右サイドへと展開すると、酒井高が粘ってキープから、中に切れ込むようなワンツーからのパスにニアサイドに走り込んだ長谷部誠が縦に抜けクロス、これを岡崎慎が合わせにいったが、ミートせずシュートは枠に飛ばず。
圧倒的に押している日本は、特に左サイドで宇佐美貴が躍動、1対1ではほぼ勝利をおさめる技術の高さを見せるが、なかなか中央ではシリアの守備も固くゴールを奪えないが、その中で17分、早くも6本目のCKで、右サイドのショートコーナーから香川真がゴール前に入れたボールをGKがパンチングでクリアしたボールがDFの4番Al Masriの画面に当りゴール、OGで日本が先制。
21分には、今度は右サイドの酒井高が縦に入れたボールを香川真が胸トラップからクロス、それを岡崎慎がオーバーヘッドで狙うが、枠に行かず。
更に26分には、右サイドに流れた岡崎慎からの中に入れたボールを本田圭が上手く縦に落として、空いたスペースに走り込んだ酒井高がシュートに行くが、これは惜しくも枠を外す。
43分には、宇佐美貴のパスに斜めに走り込んだ本田圭が上手くDFと入れ替わってからフワッとしたクロスを入れると、走り込んだ香川真が左足で合わせたが、GKの好セーブでゴールならず。
アディショナルタイムは1分表示だが、シリアのCKをクリアした所で、1分経つ前に前半終了、日本が1点リードで折り返す。

日本が優勢
長谷部誠が出場していながら岡崎慎がキャプテンマークを巻いているというのは驚きだが、引き分けでも良い試合だったが、ハリルホジッチ監督が勝ちを目指しているという意志表示を見せるように、信頼している主力を起用してきた。
個人的には、川島永がゴールマウスを守るかと思われたが、ここも西川周を起用するなど、基本的なメンバーという所だろう。
それが奏功した訳でもないだろうが、試合の内容は日本が圧倒していて、特に、縦を活かすだけでなく、サイドを広く使っていく事が出来ていて、そこからの攻めで惜しいシーンだったり、CKだったりが多くあった。
結果として、OGの1点でしかなかったものの、日本は良い形の攻めを見せて、香川真が広くポジションを変えながらプレーもしていたが、それ以上に宇佐美貴が乗っていて、1対1では常に勝利を収めているなど、左サイドを完璧に制していた。
攻撃に関しては、点が取れればと言う所ではあるが、悪くはない。
しかし、守備に関しては、やはり課題がある所だろう。
危険人物である8番Khrbinには吉田麻がきっちりとついていてまともに仕事をさせていない上に、切り替えも早くて高い位置からもプレスを仕掛けている。何より中盤での山口蛍の潰しが効いていて、シリアの狙いであるカウンターも機能させていなかった。
概ね問題が無いのだが、守備においては、例え89分良くても1分の油断で全てが無駄に終わる事がある。
実際に、気を抜いたかのような危ないシーンが何度もあった。
後半に関しては、2点目を取るよりも、重要なのは相手に得点を許さない事、それも、守って逃げるのではなく、きっちりと戦った上で、相手に攻めさせずに中盤できっちりと潰した守りで失点をせず勝ち切る事、もし、後半追加点を奪って勝っても、1点でも失点したら失敗だという事を肝に銘じておくべきだ。

後半
シリアは、5番Kalasiに代えて14番Ahmadを投入、日本は交代なく、その日本のキックオフで後半開始。
後半も日本がペースを握ると、55分、中盤での競り合いで山口蛍が立ち上がる事が出来ず、担架で運び出されると、58分、代わりに原口元が、そのまま山口蛍の位置に交代で入る。
60分、シリアは11番Omariに代えて10番Abdul RAZAK AL HUSSEINを投入する。
61分、日本は、左サイドからのクロスに、ファーサイドで本田圭がヘディングシュート、しかし、これは惜しくもポスト直撃。
逆に62分には、シリアが日本の最終ラインでのミスパスをカットすると、9番Al Mawasがミドルシュート、これはポスト直撃で、その後、こぼれ球も拾われてクロスを入れられるが、そこはシリアの選手が誰も合わせられず。
66分、シリアがクリアし切れなかったボールを本田圭が触って、こぼれた所を、香川真が胸トラップから、反転しながらボレーでゴール右下隅に決めて、日本が追加点を奪う。
日本が優勢な中で、78分、岡崎慎に代えて金崎夢を投入する、同時にシリアも17番Mobayedに代えて19番Ashkarを投入する。
83分、シリアがゴールまで10番Abdul RAZAK AL HUSSEINが粘ってシュート、これは西川周も出てブロックしていたが、こぼれ球を3番Moayad AL AJANがシュート、これはDFは吉田麻と酒井高がブロック、さらにこぼれ球を13番Nadim SABAGがシュートに来るが、今度は長谷部誠がブロックして、ゴールを許さず。
そして、一旦は止めていたが、吉田麻が続行可能と分かって、85分、宇佐美貴に代えて清武弘を投入する。
86分には、完全に不利^になっていたNadim SABAGのシュートだったが、ここはGK西川周が好セーブ。
そして、日本がカウンターから数的有利を作ると、最後は香川真からのクロスに本田圭がヘディングで押し込んで、日本が3点目を奪う。
シリアが猛攻の中で決定機を作ってくるが、西川周の好セーブもあって、ゴールを許さず、90分、DFの裏を狙ったボールをシリアがクリアし切れずそらしてしまうと、これを拾った香川真がシュート、一旦はGKが止めるも、跳ね返ったボールを今度は左足で丁寧にゴールに蹴り込んで、日本4点目を奪う。
更にアディショナルタイムには、左サイドへと展開したボールを清武弘から、外を駆け上がっていった長友佑に出すと、そこからのクロスにニアサイドで原口元がヘディングで合わせてゴール、日本が5点目を奪う。
このゴールで試合終了、日本が5-0の快勝で、グループEを1位通過を決めた。

まずは無失点で良し
後半、シリアが勝ちを狙う為に前に出てきた事で、得点を重ねて5点を取れたのは上出来ですし、結果として、無失点で終えることが出来たのも及第点だろう。
但し、終盤危ないシーンが連続で合って、西川周の好セーブもあって、何とか失点をせずに済んだが、きっちりと守れていたという訳ではない。そもそも、GKが好セーブを見せるというのは守れていないという証明になる。
特に危なかったのは、戻りが遅くなってしまって、中盤でプレスが効かなかった。
ゴール前で何とか耐えるシーンもあったが、戻りとプレスが遅くなった事で、マークがずれてしまったり、危ない所でフリーだったりスペースを与えたりしてしまっていた。
この辺の所は、最後まで集中した守りを見せないと、相手がもう少し精度が高かったりすると、失点をしてしまう。
その上で、プレスが遅れているのは、WCでの戦いの場合では、そこからのミドルシュートを決めてくる相手は多い事を忘れてはならない。
そういう意味で、守り方を今一度整理すると同時に、90分間通せる守りを考えていかないといけないだろう。

攻撃陣に関しては、アフガニスタン戦で清武弘が良かったりした為に、香川真が非常に気合が入っていて、攻守両面で動きも良く、後半には見事に2点をあげた。
正直、この試合は、全体的に良くて、誰が最も良かったかと言うと難しい所だが、やはり、2得点の香川真がMOMと言えるだろう。
5点は出来過ぎかもしれないが、それだけ、前線がゴールを狙って良い動きが出来ていたのもあるだろう。
まだまだ、先に書いたように守備面での不安材料はあ2次予選の突破は、通過点に過ぎず、ここから、3次予選(最終予選)で2位以内に入る事、その目標に向かって、ここからスタートと言える。



個人的な個人評
12 西川周作 7.5 終盤の好セーブで無失点勝利に貢献。
21 酒井高徳 6.5 攻撃参加だけでなく、守備面でも良く体を張っていて、良いプレーを見せた。
22 吉田麻也 6.0 8番をシャットアウトするも、ちょっと守備面の連携ミスも目立った。
6 森重真人 5.5 個人としては悪く無かったが守備陣としては連携の悪さも見えた。
5 長友佑都 6.5 攻撃参加と宇佐美貴との関係で左サイドは完全に制していた。
17 長谷部誠 6.5 どちらかと言うと守備面でチームのバランスを取っていた。
16 山口蛍 6.5 中盤での潰しで効いていて、シリアのカウンターをノーファールで止めていた。
8 原口元気 6.5 途中交代で慣れないポジションを良くこなしていたが、やはりバイタルを空けるシーンもあった。
4 本田圭佑 7.0 中に入ってボールをおさめるなど、悪く無い動きも見せていた。
10 香川真司 7.5 2得点は共に技有ゴール、それ以外でも前線で精力的に動き回った。
11 宇佐美貴史 6.5 前半はMOM級の活躍も後半は疲れか一気にペースダウンしてしまった。
13 清武弘嗣 6.0 宇佐美貴と異なるリズムで再び左サイドの主導権を握った。
9 岡崎慎司 6.5 得点こそ無かったものの前線で動き回ってボールを引き出していた。
15 金崎夢生 6.0 ゴールを狙う意欲はみれたが、ボールが入らなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。