2016年05月22日 [09:18]   サッカー五輪代表 | スポーツ | 五輪代表/2016 

第44回トゥーロン国際大会 日本 vs パラグアイ

リオ五輪の前の最後の公式大会となるトゥーロン国際。
選手としては、この大会でリオ五輪のメンバー入りを目指すと共に、チームとしての完成度を高める最後の機会。
初戦は、南米のパラグアイが相手で、日本としては、どう戦うのか。

第44回トゥーロン国際大会
[7]グループB 第1節 オーバーニュ
日本 1-2 パラグアイ
(JPN) 浅野拓磨(61分)
(PRA) BAEZ BENITEZ Pedro(18分)、DIAZ VELAZQUEZ Sergio(70分)
日本のスタメンは、1 櫛引政敏、2 ファン・ウェルメスケルケン際、5 植田直通、4 岩波拓也、6 亀川諒史、15 喜田拓也、7 原川力、11 野津田岳人、10 矢島慎也、20 富樫敬真、16 浅野拓磨の4-2-2-2。
第44回トゥーロン国際大会 日本 vs パラグアイ


前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり日本が先に仕掛けて、左サイドの矢島慎のクロスをDFのクリアが小さいと走り込んできた際の強烈なミドルシュートはGKの好セーブに阻まれ、更に浅野拓が詰めるも、シュートまでは行けず。
序盤はパラグアイが抑えた入りだったのもあって、日本はボールを奪って一気に前線へと早い攻めでチャンスを作り出すなど、日本の方がやや優勢な試合展開。
日本がペースを握っていたような展開だったが18分、中盤で際が下げるボールが弱く、そこを19番VILLASANTI ROLONにカットされると、一気に持ち上がられて、最後は中でフリーだった9番BAEZに出して、後はゴールに流し込むだけで、パラグアイが先制。
1点を追う日本が攻勢を仕掛けていくのを、パラグアイがいなすような展開に入ってカウンターを狙ってくる中で、31分、中盤で岩波拓と9番が競り合いの中で変に相手の体重が掛かってしまったような形で左膝を痛めて、プレー続行不可能で急遽、34分、三浦弦と交代する。
その後も、チャンスを日本はつかめず、前半終了。

ミスが目立つ
序盤から仕掛けた日本は、思い切った攻めなども見せて、良さを発揮しようというのが見えていたが、しかし、そこでゴールを奪えず、逆に、自分たちのミスで危機に陥った。
パラグアイは、そこまで積極的にプレスを仕掛けてくるという感じではなかっただけに、自分たちのミスから危ないシーンを作ってしまったのは勿体無く、その上で、自分たちのミスから失点する結果になった。
個々の選手が自分達をアピールする必要もあるだろうが、それにしても、お互いにどうプレーをするかチームとしての意図がはっきりしないと、当たり前だが、それはミスに繋がってしまう。
そして、問題なのは、失点シーンなど、どちらかと言うと仕掛けのミスよりも、逃げのプレーによるミス、適当なプレーによるミスが目立つのが問題だろう。
適当に蹴って奪われるというのは問題だろう。
攻撃に関しては、思い切りがあったので、悪くはないが、どう連動するのかと言うのが重要になるが、そちらは、1点取れれば、何とかなりそうではある。

岩波拓也の怪我
このチームのというか、この世代の特長はやはり最終ラインだろう。
植田直と岩波拓というCBのコンビを筆頭に、他にも奈良竜や西野貴などといった良いCBもいれば、両SBも良い選手がいる。
ただ、ここにきて、その武器である最終ラインに負傷者が続出。
武器となっていただけに、ある程度の精鋭に絞られてしまっているだけに、負傷者が増えるとどうしても代わりがいない。
そして、ここにきて、奈良竜に続いて、岩波拓が負傷離脱。
怪我の具合が心配ですが、もし長引くようであれば、最大の日本の強みとなっていたCB、それこそ、世界と戦える筈だったCBに穴が空くことになってしまう。
まずは、負傷が軽い事を祈るが、サッカーは負傷というのから逃れられない所もあり、だからこそ、その穴埋めをどうするのかは、絶対に考えておかないといけない所だろう。

後半
日本は際に代えて三丸拡を投入、亀川諒が右に入って三丸拡が左SBに入り、パラグアイは交代なく、そのパラグアイのキックオフで後半開始。
後半、立ち上がりから日本が仕掛けていって、何度となくチャンスを作るがゴールを奪えないと、富樫敬に代えて、52分、オナイウを投入すると、54分には、代わって入ったばかりのオナイウが胸で落としたボールを矢島慎がシュートという決定機があったが、GKの好セーブに阻まれる。
55分、劣勢になってきたパラグアイは18番COLMAN ESCOBAR Davidに代えて17番BRITEZ ARANDA Richardを投入する。
61分、何度も仕掛けていた日本は、原川力からのスルーパスをDF二人の間で受けた浅野拓が詰められる前に左足を振り抜いてゴール、日本が漸く同点に追いつく。
67分、最後の交代として原川力に代えて前田直を投入し右サイドに入り、野津田岳が左に矢島慎がCHに入る。同時に、パラグアイも19番VILLASANTI ROLON Matias に代えて7番RODRIGUEZ MACIEL Dervisを投入する。
日本が優勢に試合を進めていたが、70分、ゴール正面でパラグアイにFKを与えると、これを20番DIAZが、壁の上を抜いて、ゴール左上に決まり、パラグアイが勝ち越し。
74分、パラグアイは逃げ切りを狙って9番BAEZ BENITEZ Pedroに代えて4番MELGAREJO FRETES Diegoを投入する。
パラグアイは時間をかけるようなサッカーで、日本の攻撃をいなしてくるが、日本も野津田岳のミドルなどでパラグアイゴールを脅かすも、ゴールを奪えず、結局日本は初戦を落とす。

積極的な仕掛け
前半は積極的に仕掛ける前線と消極的なプレーとがあわさってミスが目立ったが、後半は、パラグアイが全体的に下がった事もあって、より積極的に仕掛けていくことが出来た。
前半以上にパラグアイゴールに迫っていって、同点にまで追いつくことが出来た。
ただ、それでも後半に関してはパラグアイはワンチャンスでしかなかった中で1点を奪ってきた。
その得点力と言うよりも、日本としては、やはり、そういう勝負強さと言うか強かさは、以前から書いてきている通り身につけないといけない所だろう。
この試合のパラグアイは連戦と言うか2戦目という事で、抑えた戦い方をしてきていて、日本に攻めさせておいてカウンターなどを狙ってきていた。
但し、必ずしもパラグアイの狙い通りとは言っていなかったと思えるのは、日本が想像以上に攻めることが出来ていて、それは、パラグアイにとっては誤算だっただろうと思えるのだが、結果として、そういう不利な中で結果として勝利をしているというのが、何と言うか南米勢の強さに感じる。
そういうのは、日本も身につけておきたいというか、見習っていきたい所であろう。
それでも、後半は、特にオナイウが入ってからは前線で楔となる部分が出来て、より前の選手が動きやすくなった。
確かに日本人に高さは無いので、高さで勝負するようなサッカーは避けたいというのはあるが、ブラジルWCでもそうだったが、高さで勝負しないのは高さを捨てる事とは別であり、この試合もオナイウが入って、前線で基点を作れるようになった。
攻守両面で、FWにも高さと言うのはやはり必要な所でもあるだろう。



個人的な個人評
1 櫛引政敏 5.0 失点は仕方が無く、悪くはなく。また、ほとんど守備の機会はなかった。
2 ファン・ウェルメスケルケン際 4.0 素晴らしいミドルシュートやクロスなど攻撃で良さはあったが、失点に繋がるミスなど、守備面で不安を抱える。
13 三丸拡 5.0 途中交代で入ったが、無難な出来だった。
5 植田直通 5.0 前半はミスもあったが、後半はきっちりと対応。
4 岩波拓也 4.5 最終ラインからのパスでミスも目立ち、守備で頑張るも負傷交代。
3 三浦弦太 5.5 急遽、途中交代で入るも、見事に対応。
6 亀川諒史 4.5 前半は守備面でミスが目立つも、後半は攻撃で効果的に機能していた。
15 喜田拓也 4.0 全体的にミスの影響で後手に回される事で、あまり良さを発揮できなかった。
7 原川力 5.0 前半はイマイチながら、後半は同点ゴールのアシストを含めて積極的な攻撃参加を見せた。
14 前田直輝 5.0 悪くはなかったが、もう一歩、結果を出せるプレーがみたかった。
11 野津田岳人 6.0 積極的な仕掛けなどもあり、惜しいシーンもあった、後は点を取るだけ。
10 矢島慎也 6.0 惜しいシーンを何度も作るなど、後一歩までいっただけに、後は点を取って欲しい。
20 富樫敬真 5.5 悪くはなかったが、もっと積極的に狙って行っても良かった。
9 オナイウ阿道 6.0 前線で基点が出来て、高い位置でボールが回るようになった。
16 浅野拓磨 6.0 立ち上がりから積極的に飛ばしても90分もつようになったのも強み。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。