2016年05月28日 [09:40]   サッカー五輪代表 | スポーツ | 五輪代表/2016 

第44回トゥーロン国際大会 日本 vs イングランド

トゥーロン国際のグループステージ最終節。
既に日本の決勝もしくは3位決定戦進出は無くなって、この試合が最後。
最後は、グループを連勝でグループ突破を決めているイングランド。
消化試合の感はあるが、日本にとって、最後くらいはちゃんとした試合がしたい所。

第44回トゥーロン国際大会
[19]グループB 第5節 トゥーロン
日本 0-1 イングランド
(ENG) BAKER Lewis(15分PK)
日本のスタメンは、12 中村航輔、2 ファンウェルメスケルケン際、15 喜田拓也、5 植田直通、13 三丸拡、17 井手口陽介、8 大島僚太、11 野津田岳人、18 南野拓実、10 矢島慎也、9 オナイウ阿道の4-2-3-1。
第44回トゥーロン国際大会 日本 vs イングランド

前半
イングランドのキックオフで試合開始。
イングランドがゆっくりとボールを回してきて、日本はなかなかボールを奪えないが、しかし、危ない場面は作らせなかったが、14分、右サイドでからスピードをもって17番SWIFTが仕掛けてきて、そこで三丸拡が止めようとしたが一瞬遅れて足をかける形になってファール、これがPKとなると、イングランドは12番BAKERが右下隅を狙うと、中村航は読んでいたが隅ギリギリで止められず、15分イングランド先制。
1点を追う日本も攻めたい所だが、イングランドのボール回しに押し込まれて、全体が下がってしまって、ボールを奪えてもなかなか前にボールを運べず、完全に試合はイングランドにコントロールされてしまう展開。
30分にはパスを宇内で、最後は粘っておいて、矢島慎と野津田岳のパス交換から野津田岳が小さい振り足のミドルシュートを放ち、更に33分にも、日本は南野拓がボールを持つと、一気に仕掛けてDFをかわしてからミドルシュート、日本の漸くのチャンスのシーンだったが、共にシュートは枠を外してしまう。
イングランドに1点リードを許したまま前半終了。

コントロールされた試合
岩波拓が初戦で負傷離脱してからここまで最終ラインを支えてきた三浦弦がこの試合は欠場。
また、キリンカップのメンバーに選ばれた浅野拓が一足早くチームを離れた事で、最終ラインに喜田拓が入る事になって、また、ベンチにもGKを含めて5名とギリギリの人数となった日本。
立ち上がりからイングランドがボールを回して、日本は翻弄されるとまでは言えないが、なかなかボールの取り所が見つからず、イングランドの前に全体が下がってしまって、試合をコントロールされてしまう試合になった。
その中で、PKを与えて先制点を許したのは、PKという形であったが、正直、劣勢な中で1点を奪われたのは必然だったようにも思える。
ただ、イングランドの方が優勢なのですが、しかし、押し込まれたイメージはなく、何かかわされている、日本がどうすればいいのか分からないようなサッカーをしてきているように思える。
こういう頭の良いサッカーは、本来は日本が目指すべきプレーだと思うのだが、同時に、日本としては、こういう相手に対してどうやって対応するのかと言うのは課題となっていくだろう。
もっとガツガツ来るような相手であれば、対処も出来る部分もあると思うのだが、こういういなすような相手に対しての戦い方も経験していかないといけない。
まだ1点だけであり、十分逆転の可能性もある中で、どうやって高い位置でボールを奪いに行けるか、また、前半も前線で体を張っていたオナイウを上手く活用して、野津田岳や南野拓の突破の様な形をもっと作っていきたい所。
後は、シュートは枠に飛ばして欲しいですね。

後半
イングランドは12番BAKER Lewisに代えて10番LOFTUS-CHEEK Rubenを3番TARGETT Matthewに代えて2番IORFA Dominicを投入、日本は交代が無く、日本のキックオフで後半開始。
後半に入って、イングランドは前半よりも前から来る感じになると、日本も真っ向から戦うと、49分には南野拓がダイレクトでオナイウに繋いでチャンスを作れるが、南野拓にボールが入った瞬間に倒された所でファールでFK、これを野津田岳が直接狙ったが、壁の肘に当って枠を外れる。
51分、日本はオナイウに代えて原川力を投入して、原川力と大島僚の後ろに井手口陽が下がる感じで4-1-2-3に変化する。
52分、日本が高い位置からプレスを仕掛けていって左サイドの深い位置でボールを奪うと、南野拓が仕掛けて、イングランドのDFに止められてこぼれた所を野津田岳が強烈なボレーで狙うが、これはバー直撃。
54分、イングランドは3人目の交代として、5番CHAMBERS Calumに代えて6番HAUSE Kortneyを投入する。
イングランドも良い位置でのFKを得ていて、16番GRIMESが壁を越える凄いシュートが日本ゴールを襲うが、これはバーに当たり、その後詰めてきた所を中村航がセーブして何とか事なきを得る。
59分日本は、矢島慎に代えて富樫敬を投入し、富樫敬と南野拓のポジションを変える。
日本のリズムが良くなっていって、68分、日本は三丸拡に代えて鎌田大、野津田岳に代えて前田直を投入、井手口陽が左SBに下がって、鎌田大がトップ下に入り4-2-3-1へと変更する。
日本がリズムが良くなっているものの、なかなかゴールを奪う事が出来ず、終了間際には良い位置でFKを得るものの、ゴール前に入れたボールは跳ね返され、その後のCKからもゴールならず。
結局、1点を取り返せず、試合終了。

チームとして成り立たず
正直、日本のサッカーに関して、問題が出てしまった。
ミス自体は減っていたものの、個のアピールの前に、チームとしてのサッカーが結局機能しなかった。
個々の選手のプレーは決して悪くはなく、1対1でも負けていない部分があったのだが、しかし、トータルとしてのサッカーでイングランドに遠く及ばず、結果として、PKで許しただけの1点ではあったが、それを取り返すことが出来なかった。
連動性とか連携の部分を高める必要があって、その意味では、今大会は、もしかしたら、選手選考よりも、ほぼ決まったメンバーでチームの連動性を高める方向で考えた方が良かったのかもしれない。
終ってからいっても仕方がない部分もありますけどね。
しかし、負傷者が多くなった中で、この試合は三浦弦が出場できなかったものの、前の試合では右SBに下がっても無難にこなした喜田拓は、この試合はCBで起用されて、これも無難にこなすことが出来た。
その上で、左SBに関しては三丸拡がここまで良いプレーを見せていたが、この試合の途中で交代、そこで井手口陽が左SBに入ったが、こちらも良くプレーをしていた。
喜田拓にしても、井手口陽にしても、経験の無いポジションであるにも関わらず、悪くない結果を出した。
五輪代表に関しては、WCと比較して招集できる選手が少ないために、どうしても複数ポジションをこなせる選手が必要になるが、経験の無い選手でも、それなり以上のものを見せてくれた、これは、一つの収穫になったように思える。



個人的な個人評
12 中村航輔 5.5 PKは読めていたが、流石にあのコースは取れない。
2 ファンウェルメスケルケン際 5.5 全体的に無理をせずに、丁寧なプレーを心掛けていたように見えた。
15 喜田拓也 6.0 突出して良かった訳ではないが、慣れないポジションをしっかりとこなせた。
5 植田直通 6.0 最終ラインを良くコントロールしていた。
13 三丸拡 5.0 出来は悪くはなかったが、PKを与える事になってしまった。
19 鎌田大地 5.0 なかなか他の選手との連携が上手くいかず、持ち味を活かしきれなかった。
17 井手口陽介 6.0 守備に追われる事になったが、後半のSBとしての起用も良くこなせた。
8 大島僚太 5.5 前半は、守備に吸収されてしまう事も多かったが、後半は持ち直した。
11 野津田岳人 5.5 惜しいシュートがあったが、またしてもゴールを奪う事は出来なかった。
14 前田直輝 5.0 途中交代で出場も、攻撃を加速させる事は出来ず。
18 南野拓実 6.0 積極的な仕掛けなど非常に良かったが、ゴールを奪う事は出来なかった。
10 矢島慎也 5.5 左サイドでの基点になろうと良い動きをして逆サイドの仕掛けを引き出した。
20 富樫敬真 5.5 ボールを引き出そうとしていたが、なかなか良い形でボールが出てこなかった。
9 オナイウ阿道 5.5 この試合も前線で基点になっていたが、点が取れなかった。
7 原川力 5.5 ボールを散らしていったが、決定的なシーンを作り出せず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。