2016年06月04日 [09:06]   キリンカップ | スポーツ | A代表/2016 

キリンカップ2016 日本 vs ブルガリア

久々に開催するキリンカップ。
日本にとっては、ロシアWCのアジア最終予選の前の強化試合として、戦力アップを図っていきたい試合。
初戦は、これまで日本が勝った事の無いブルガリアが相手。

キリンカップ2016 準決勝
[2]豊田スタジアム/41,940人
日本 7-2 ブルガリア
(JPN) 岡崎慎司(4分)、香川真司(27分、35分)、吉田麻也(38分、53分)、宇佐美貴史(57分)、浅野拓磨(87分PK)
(BUL) ミハイル・アレクサンドロフ(59分)、イバイロ・チョチェフ(82分)
日本のスタメンは、1 川島永嗣、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、7 柏木陽介、14 小林悠、10 香川真司、13 清武弘嗣、9 岡崎慎司の4-2-3-1。
キリンカップ2016 日本 vs ブルガリア
本田圭に無理をさせず欠場させたが、ほぼ主力メンバーで挑む試合。
その中で、右サイドとして漸くピッチに立てた小林悠と、久々に代表ゴールを守る川島永は、スタメン確保にいけるか。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり日本がペースを掴むと、右サイドでタメを作っておいて、柏木陽からのアーリークロスにオフサイドギリギリで裏に抜け出して完全にフリーで合わせた岡崎慎のヘディングシュートが決まって、日本が4分先制。
更に6分には、高い位置でボールを清武弘が奪ってから、スルーパス、しかし、今度は抜け出した岡崎慎はオフサイド。
日本がテンポ良くボールを回せるのと、ブルガリアのプレスがそれ程でもない事で、日本が完全に試合のペースを握り、ブルガリアにカウンターを許さず。
日本が優勢に試合を進める中で22分、ブルガリアがボールを繋いで、最後は右サイドからのクロスに8番ランゲロフが決定的なヘディングシュート、しかし、ここは川島永が左手一本でのビックセーブを見せる。
27分、中盤から柏木陽が一気に左サイドへと展開すると、長友佑がボールを受けると、DFが詰めてくるよりも早くクロス、これを中央で香川真がヘディングで合わせてゴール、日本が追加点を奪う。
しかし、ブルガリアも30分には、左サイドの深い位置でFKを得ると、ゴール前に早いボールを入れてきて、これを森重真に当ってあわやOGという所だったが、酒井宏がクリアする。
そして、35分には、右サイドの裏でキープした岡崎慎が戻したボールを小林悠がクロス、これをニアサイドに斜めに走り込んだ清武弘がスルー、そして、香川真が、トラップからの反転でDFを完璧にかわしておいてシュートを冷静に決め、完璧な崩しで日本が3点目を奪う。
38分、右CKをショートコーナーで始めると、長谷部誠がゴール前に放り込むと、ファーサイドで森重真が頭で落として、中央で吉田麻が頭で押し込み、日本が4点目。
43分、香川真がその前のブルガリアのプレーを止める為に体を張って止めた所で、脇を痛めてピッチを出る、44分に、その香川真に代わって宇佐美貴が投入、宇佐美貴が左、清武弘が中央に入る。
結局、アディショナルタイム1分も経過、日本が4点リードで前半を折り返す。

圧倒した前半
確かにブルガリアは、立ち上がり体が重かったのか、動き出しが鈍くて、日本が簡単にボールを回すことが出来た。
立ち上がり早々に日本は岡崎慎のゴールで先制した事もあって、非常にリズムが良かった。
とはいえ、時間経過とともに、ブルガリアも動きが良くなって、日本にとっては危ないシーンが何度もあった。
それでも、その中で4点を奪えたことは素晴らしかった。
但し、気になるのは、チームの連動と言う所で、この試合、決して悪くはなかったものの、結局のところ、本田圭が不在とはいえ、いつものメンバーと言う事が出来る。
そうなると連動が出来ているのは当たり前であり、この内容は妥当な所とも言えるだろう。
後半もバランスを崩さず今のままいけば、このまま快勝と行けるだろう。
但し、それでは、キリンカップと言う大会を実施する意味合いは薄い、やはり、新戦力の突き上げと共に、更なる日本代表のサッカーを見出す必要がある。
アピールと言う意味では、宇佐美貴と小林悠が、後半得点と言う結果を出せるのかどうか、その上で、ベンチスタートではあるが、金崎夢などが結果をコンスタントに出せるかどうか、そして、五輪代表候補でもある、浅野拓や大島僚といったメンバーも、後半出場機会を得ることが出来るのか、そのチャンスを活かせるかどうかだろう。

後半
日本は岡崎慎に代えて金崎夢を、ブルガリアは3番アレクサンダル・アレクサンドロフに代えて16番イボ・イバノフを投入、そのブルガリアのキックオフで後半開始。
後半に入ってブルガリアも出てくるようになったが、53分、日本の右CKから相手がクリアしたボールを拾って、再度組み立てなおすと右サイドに開いた清武弘から中に入れたボールを金崎夢が縦に入れ清武弘が斜めに走ってのワンツーとなると、GKの出れない位置にグラウンダーのクロス、そこに走り込んだ吉田麻がゴールに蹴り込み、日本が5点目を奪う。
ブルガリアは、56分、足を痛めていた11番マルセロ・ナシメントダコスタに代えて、17番ゲオルギ・ミラノフを投入する。
57分、日本がパスを繋いで、右サイドへと展開すると、酒井宏のクロスは中央で競った金崎夢の頭の上を超えてファーサイドで待ち構えた宇佐美貴に繋がると、宇佐美貴が角度の無い所からシュートを決め、日本が6点目を奪う。
58分、ブルガリアは10番イベリン・ポポフに代えて22番ステファン・ベレフを投入する。
59分、ブルガリアが縦に入れてきたボールを戻りながら吉田麻がヘディングでクリア、ただ、これが小さく、22番ベレフに拾われて、縦に入れられたボールに対して7番アレクサンドロフが川島永と競り合ってシュートを決めて、ブルガリアが1点を返す。
日本はここで、小林悠に代えて浅野拓を投入する。
勢いの出てきたブルガリアは、62分、2番ストラヒル・ポポフに代えて14番ベンシスラフ・バシレフを投入する。
70分、日本は清武弘に代えて原口元を投入する。
72分、ブルガリアは、8番ディミタル・ランゲロフに代えて23番ベントシスラフ・フリストフを投入する。
更に、ブルガリアは75分に、7番ミハイル・アレクサンドロフに代えて19番ガリン・イバノフを投入する。
日本も76分に、長谷部誠に代えて遠藤航を投入する。
日本は、82分、ゆっくりとボールを繋いで落ち着けていこうとするところで、パスミスからブルガリアにボールを奪われるとカウンターから一気に人数をかけられて、18番チョチェフが遠藤航に対して体を上手く入れてブロックしておいて振り切ってからのシュートを決められて、ブルガリアが2点目を奪う。
日本は84分、吉田麻に代えて昌子源を投入する。
86分、日本は、右サイドでスルーパスを受けた浅野拓がスピードで相手のDFを振り切ってPA内に入っていった所で、後ろから足を引っ掛けて倒されたという事でPK、これを浅野拓自ら右サイドに思い切って決め、日本が87分7点目を奪う。
しかし、今度は88分、原口元がPA内で相手を倒したという事でPKをブルガリアに与える、しかし、17番ゲオルギ・ミラノフが右隅に狙ったボールを、完璧に読んでいた川島永が左手で止める。
アディショナルタイム3分を含めて、最後まで日本は攻撃の手を緩めず、結果、7-2で日本が勝利。

課題も多い
PK自体は、日本側がもらったPKも何と言うかファールとも言えるかもしれないがという所であって、それもあってか、ブルガリアにもPKを与えたって感じでしたが、それを川島永が止めたのは見事。
それを含めて、久々に起用された川島永は見事なアピールであり、プレッシャーのかかった中で最高のパフォーマンスを見せるという持ち味を発揮したと言えるだろう。
他にも清武弘や柏木陽といった所も最高の出来であったし、香川真の負傷で急遽前半から起用された宇佐美貴も、得点以上に、守備面で自陣深くまで戻って相手の決定機を阻止するなど貢献した。
そういう意味では、個々の選手は概ね良いアピールが出来たと思える。
しかし、同時に、課題も多く見えた試合でもあった。
後半は相手が、プレッシャーを強めて、前半ほどボールが回らなかったというのもあるが、やはり、前半はある意味、いつものメンバーと言う部分もあって、プレーの内容的にお互いに理解している部分はあったが、少しずつ選手交代の中でパスが合わなくなったように思える。
決して、新しいメンバーと言いきれないという部分はあったのだが、それでも、やはり合わない部分と言うのが出てくるのが、今の日本の課題であり、層が厚いようで薄いという事になってしまう。
また、失点シーンに関して、ミスによってというのは、先日の五輪代表がトゥーロンでやってしまったように、避けていかないといけない。
1点目はミスと言うよりも、瞬間的に集中を欠いたようにも思えるが、2点目は完全にミス、他にも失点にこそならなかったが、と言うミスが後半には数多く見られただけに、その辺の集中はきっちりと修正していかないといけないだろう。
とはいえ、先にも書いたように起用された選手は概ねアピールが出来た良い試合だったと言える。



個人的な個人評
1 川島永嗣 6.5 2失点してしまったが、PKを含めて好セーブも連発。
19 酒井宏樹 6.5 右サイドからの突破など、非常に良い動き出しを見せていた。
22 吉田麻也 6.5 2得点よりもゴール前から釣り出されて突破を許すシーンがあった方が気になるが、しかし、競り負けはしなかった。
2 昌子源 5.5 まずは無難にまとめた。
6 森重真人 5.5 所々プレーが合わずにミスに繋がった所があった。
5 長友佑都 6.0 攻撃参加も含めて良く走っていたが、左サイドを制するにはいたらず。
17 長谷部誠 6.5 どちらかと言うと下がり目でバランスを取り、ブルガリアのカウンターを封じた。
3 遠藤航 6.0 体を張って相手の攻撃をブロック。
7 柏木陽介 7.0 本日のMOM。攻撃へのアシストだけでなく、相手のカウンターを封じる守備も見せた。
14 小林悠 6.0 点は奪えなかったが、右サイドから中に入る動きなど、相手DFを引き付ける動きでスペースを作った。
18 浅野拓磨 6.0 PKに繋がるプレーなど所々では良さを発揮したが、まだ、チームに自分を理解してもらっていない印象。
10 香川真司 6.5 負傷交代が勿体ない位、前線で躍動していた。
11 宇佐美貴史 6.5 仕掛けや得点など攻撃で持ち味を出すだけでなく、守備でも最高の貢献。
13 清武弘嗣 7.0 点こそ取れなかったが、効果的な動き出しで攻守両面に活躍。
8 原口元気 6.5 広く動いて、自分から仕掛けていくなど、積極的に持ち味を出した。
9 岡崎慎司 6.0 常に裏を狙い続けるなど、ブルガリアの最終ラインにプレッシャーをかけ続けた。
15 金崎夢生 6.0 結果にこだわるっての積極性は良かったが、少し空回ったか。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。